社会の常識を決めたのは私たち社会全体だと思います

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【この記事を不快に感じる方も多いと思います。その点をお詫びします。しかし、私は、この記事のような思考を持っている、ごくごく普通の高齢者なのです。何卒、お許しください】

昨日、立ち寄った居酒屋に知人のカップルを囲む団体客がいました。
入籍祝賀会とのこと。彼は30歳台半ば、彼女は10歳程年下です。彼女には新しい命が宿っているとのこと。幸せ倍増の様子です。実にめでたいことなので、一杯、振舞おうと思いましたが女将さんから静止されました。

子どもを授かって結婚するケースは近年では一般的なことかもしれませんが、それで良いのでしょうか。私が二十歳の頃なら、こういうケースの場合には親に勘当されることもあったと思います。幸せなことは分かりますが、どこか自由を履き違えているように感じ、私の中で「二人の幸せ」に違和感が生まれました。

結婚するまでの仲になっているのであれば、何故、結婚していないのかが引っ掛かり始めました。古い考えかもしれませんが、その点が気にならなくなった世の中の変化が、後世に甘えを与えてしまっているのかもしれません。

若い方から「一般的とか常識って誰が決めた」と文句を言われそうですが、それを分からないうちは社会に順応できないと言い返したいです。
一般的とか常識とは、誰かが決めたのではなく社会全体で導いた結果だと考えています。結婚してから子作りするのが常識で、結婚していないのに妊娠してしまうのは避妊ができない幼稚な人間ということだと思います。

そんなことを一人で考えて盃を傾けているうちに祝賀会が終わりました。
店を後にする彼らに対し、私は常識を語ることもなく拍手を送っていました。このように若者を甘えさせてしまう私たちの世代が、後世に悪い影響を与えているのだと思います。

私の娘が、妊娠して彼氏を紹介されたとしても、私は娘を勘当できないでしょう。
私たちの先輩たちは、ときには心を鬼にして私たちの世代を育ててくれたのだと、今更ながら感謝したいと思います。

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