寝不足になるとラーメンを食べられません

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睡眠不足で体調不良になる。私の年齢になれば当たり前かもしれません。
私の場合は歯槽膿漏のため、寝不足になると歯茎からの出血が始まり、歯茎が腫れ、沢庵など硬いものを噛めなくなります。疲れなどは余り感じませんが、歯茎だけは思い通りになりません。

在職中、上司から終業時間を過ぎているにもかかわらず翌朝までの期限付きで資料を作成するよう求められることがありました。無茶な話です。私なら自分で作成するのですが、私の上司は部下に指示をして先に退社するタイプです。私は、自分の部下に任せるより自分で処理したほうが正確な成果品になるので、徹夜覚悟で自ら対応するタイプです。

翌朝、できあがった資料を上司に確認いただき、交渉先にも同行することになる。これがパターン化していました。そして、そんなとき上司から昼御飯をご馳走になることが多くありました。皆さんにも似た経験があると思います。

上司は麺類が好きでラーメンを食べることが多いのですが、シナチクや、時には立派なチャーシューが入っていると、徹夜をした私は、なかなか噛むことができません。その姿を見て上司は微笑み、私も苦笑いで返します。

この瞬間のやりとりは、私と上司にとって欠かすことのできないコミュニケーションだったと感じています。「また、頼むぞ。」「任せてください。」という無言の会話があり、これで私たちは良好な関係を維持できていたのだと思います。
傍から見るとブラック企業と呼ばれそうですが、私は一度もそう感じたことはありません。むしろ達成感に浸るタイプです。

今の時代、ブラック企業と呼ばれることを恐れる経営者の方もいると思います。
達成感を感じられない若者には、会社が求める役割を担うことは将来的にも難しいと思います。組織の歯車になるための能力に欠けている若者を育ててしまったのは、私たちの年代の反省点だと思います。ですが、早めに見切りをつけてあげなければ、心の病を引き起こし訴えられてしまうかもしれません。

若者に求めたいことは、達成感を感じることのできる心です。そういう心を持ち合わせている若者に対しては、手を貸し、耳を傾け、どんどん自信をつけてあげて欲しいと思います。

今日、昼食で入ったラーメン屋で部下らしき若者にご馳走している35歳ぐらいのサラリーマンを見かけました。
体調の良い私は、彼らの心に達成感が宿っていることを祈りながら、チャーシュー麵を美味しくいただきました。

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