日本にある占い方法の中に相手の顔を見て性格や運勢を判断する
「人相占い」という占いがあります。人相占いは人相学・人相術とも言われて
いて中国語(漢文)の原典で「神異賦(しんいふ)」と呼ばれるものがあるの
ですがそれを日本語に訳して、人相学を学んだ私が現代人の感覚で内容を
アレンジしたものを書いていきます。人相学の古典の現代的な解釈です。
(2 気色定行年之休咎 「気色は行年の休咎を定める」)
「顔の色や皮膚の上に浮かんで見える気の色の状態を見れば
いま現在の運勢の状態や運が良いのか良くないのかを判断できます」
気色(キショク)とは、皮膚の上に浮かぶ気の色のことを言います
定(サダメル)とは、そのまま「さだめる」、決める、規定する、という
意味です
行年(コウネン)とは「その時の年齢」とか「これまで生きてきた年数」
のことを言います、ここでは「いま現在の」という意味ととります
之(ノ)は、「の」です
休咎(キュウキュウ)とは、吉凶、禍福、とか幸福と不幸という意味です
ひとつ前の詩句の「人相を学ぶ1 骨格為一世之栄枯」の
「栄枯」と組み合わせて
「栄枯休咎(えいこきゅうきゅう)」という四字熟語があります
これは、「栄える時と衰える時、幸福な時と不幸な時」という意味だそうです
それでは今回の詩句の解説をしていきます
「気色は行年の休咎を定める」という内容です
「気色」とは顔の肌の上に浮かぶ色のことです、
それを人相学では気色と言っています
次に「行年」とはいま現在の年齢のことを言っています
そして「休咎」とは幸福と不幸とか幸運と不運という意味であり
それを「定める」と言っているのでそのままの意味で
それを決定するとか決める、さだめる、という意味になります
これらの言葉の意味をつなげて直訳すると
「気色はいま現在の年齢の幸福と不幸を決定する」という意味になります。
しかしこれではどういう意味なのかよくわからないという方が
ほとんどだと思いますので、
これからもっとわかりやすく意味と内容についての説明をしていきます
人相学・人相術では、「いま現在の運勢」を「顔の色」で判断します
顔の色というのは変化しやすくて、時間が経つと変わってしまうのです
場合にもよりますが数時間で変わってしまうことも多いのです
一つ前の詩句の「人相を学ぶ1 骨格爲一世之榮枯」で述べた
「骨格」というのはなかなか変化しないので一生の運勢を見るのですが
顔色は変化しやすいので「いま現在の運勢、運の状態」を顔色で見るのです
そして顔の色には二種類あり「肌の色の血色(けっしょく)」と
「気の色である気色(きしょく)」があります
顔の地肌の色や皮膚の色のことを「血色」と言います
これは人相学・人相術の専門用語です
そして「顔の肌や皮膚の表面に少し浮きあがっているような感じに見える色」とか、
「まるで上からペタッと張り付いてるような感じに見える色」のことを
「気色(きしょく)」と言います、これも人相学・人相術の専門用語です
気色については神異賦の解説を続けていきましたもっと先の方で
気色に関する他の詩句を説明する機会が出てきましたら
そのときは、さらに詳しく細かく説明したいと思います。
このように専門用語を交えて具体的に区別をして説明をしますと
なんだか難しさが出てきて見分けること自体がとても難しいもののように
感じられてしまうかもしれませんがそんなことはないです
要するに相手の顔をパッと見たときの「そのときの顔色」です
誰にでも見えているはずのものです。
見る人の目になんらかの目の機能の問題があって色が見えない状態でなければ
通常であれば誰にでも見えるはずのものです
血色も気色も色が見える人には見えるはずのものです
ただ人相学・人相術の知識や技術を身につけて経験を重ねていくと
その顔色の見え方がまったく違ってくるのです。
ここで少し本題から話をずらしますが、
眼の機能になんらかの問題があって色が見えない人の場合ですが
顔色が見えなくても、
自分の視界に入っている人間の「相手の雰囲気や気配が分かれば」
それで十分に補えてしまうので、顔色は気にしなくてもいいです。
人相学・人相術は生身の感覚や、その時その瞬間の直感や勘を重視します
相手の雰囲気や気配をつかむ感覚を伸ばすことの方が大事です
顔色は一種のモノサシであり指標ではあるのですが
代わりの手段は他にもたくさんあるので、それほど問題にはなりません。
話を本題に戻します
そして顔全体の色はもちろん、 額、眼、鼻、耳、頬、唇、顎、などの
顔の個別の部位、顔のパーツの色もそれぞれ注意して見るようにするのです
それから「その人の顔や全身から放たれている固有の雰囲気」も
見て感じ取るようにします
この顔の雰囲気を注意して見るのはとても大事で重要になります
雰囲気を見るというのはまず最初は顔や全身から
元気さや生命力が感じられるようになるのが大事なことになります
相手に元気があるのか、それとも元気が無く感じられるのか
生き生きとしているのか、していないのかとか、
その人の周囲にまるで押し出してくるように感じられる「勢い」があるのか、
無いのか、なども見ます、「勢い」とはその時のその人の運勢の強さが
目に見えない圧力のように周囲の人に伝わってくる雰囲気のようなものです
これらを感じとることを「勢いを見る」と言います
雰囲気を見ることに慣れてくると、その雰囲気から
「いろいろな感じ、さまざまな感じ」を感じ取り、受け取れるようになります
それから「眼の光の具合、眼光」の強さや弱さ、澄んでいるのか、
濁っているかなども見ます、これも顔の雰囲気の一つでとても重要になります
顔を見たときにこれといった特徴が無い人であっても注意して見てみると
眼と眼のまわり、といった「眼の周辺」には違和感が現れる人は多いです
これは余談かもしれませんが声も判断材料になります、
高い声なのか低い声なのかとか、
聞き心地の良い声なのか、耳障りな声なのか、などがありますし
あと普通に喉から声が出ているように聞こえるのか、
喉ではなくて身体の他の所から出ているようにしか聞こえないとかもあります
例えば、頭のてっぺんから声が出ているように聞こえてくる人もいます
声だけでも相手の人を判断できる要素が案外とあることがあります
このような顔の色はもちろん、顔や全身の雰囲気を見ることで
「いま現在の現時点でのその人の運勢が良いのか良くないのかを
判断することができる」ような暗示や要素が
顔の色や、顔や全身の雰囲気にはたくさん含まれているのです
これは人相学・人相術のとても大事で重要な基礎であり基本の考え方です。
ここまでに説明した来たような意味があるので私は今回の詩句の日本語訳を
「顔の色や皮膚の上に浮かんで見える気の色の状態を見れば
いま現在の運勢の状態や運が良いのか良くないのかを判断できます」
というような意味に訳すことにしました。
今回の詩句の一つ前の「人相を学ぶ1 骨格爲一世之榮枯」の詩句が
述べている「顔の骨格を見て判断できること」と、
今回の詩句が述べている「顔の色や全体の雰囲気を見て判断できること」は
人相学・人相術の基礎であり基本中の基本になります
この二つの見方が人相学・人相術の二本の柱になります。
(本文終わり)
気色 肌の色と気の色、のこと
定 さだめる
行年 いま現在、のこと
之 の
休咎 吉凶や幸福と不幸という意味
(人相を学ぶ2 気色定行年之休咎 )
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人相を学ぶ3 顔のバランスがとれてると一生食べる事と衣食住に困りません
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人相を学ぶ1 顔つきや顔立ちや姿形を見て運命や運勢を判断していきます
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人相学の中国の原典の序文のアレンジ日本語訳
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