自閉症スペクトラムと診断を受けた時(日記)

自閉症スペクトラムと診断を受けた時(日記)

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自閉症スペクトラムの診断

下の子が「自閉症スペクトラム」と「(発達性)協調運動障害」という診断名をいただいた。
 わかってはいても、実際はっきり名前がつくと、少しショックなものだ。先生もどこまで個性の範囲かは難しいところで、名前をつけるならということだった。
 きっかけは、なかなか運動が同じ年の子についていけないのと転びやすいのが心配で、受けていたリハビリも期限があって終了となったので、運動の発達支援をしてくれる所に通いたいと思ったことだった。発達支援は福祉サービスとなり、発達支援が必要である旨の診断書が必要とのこと。
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園での生活

 診断書をいただいて保育園の先生と話したら、実は園生活ではこういうことが困っていて…という話がどんどん出てくるようになった。きっと似たような子もいたり、許容範囲で見てくれていたのが、しっかり診断されたことで話しやすくなったのかもしれない。親が気分を害するかもと結構気を使ってくれていたんだなと感じた。
 我が子は、運動の遅れと強い人見知りや場所見知りが特に気になるところ。
 家では、慣れた環境なので、どんなところで困っているかというのは結構分かりにくい。
 園では、毎日やっていることの順番や人が変わったりすると、泣けたり、固まったりして、集団の流れにうまく乗れない時があるそうだ。人が多いのは苦手で、わーっと皆が一斉に動いたりする時も固まったり泣いたりしてしまうそう。
 外に飛び出していってしまうタイプとは違うけれど、目立たないので目が行き届きにくいタイプとのこと。集団生活にストレスを感じたりうまく乗れなかったり、運動のこともあるので、次年度は加配の先生を勧められた。

診断を受けて良かったこと

 似たような子もいたり、程度も様々で、グレーゾーンと言われる範囲もあり、どこまで個性とするかは難しいそうだけれど、うちは診断をしてもらうことでいろいろが広がった。
 本人にとって安心して生活できる環境を整えてもらえるのはありがたいと思う。最近はスペクトラム、周辺症状という考え方が広がり、診断は増えているそう。
 病院の先生によると、自閉症スペクトラムは現在10人に1人と言われていて、独特な認知や捉え方をしていることが分かっているそう。自我、社会性、コミュニケーションの発達が2年ほど遅れたり、前頭葉の働きが弱かったり、困った時にSOSがうまく出せなかったりするとのこと。
 身近にSOSが出せる人がいると、5歳と9歳でぐんと伸びる時期があるそう。そういう意味でも早い時期から周りに理解してもらった関わりや環境が大事とのこと。

 加配の先生をつけてもらったあとに、保育園の園長先生とお話することがあった。「加配が必要という話が担任からあった時は、普段近くにいないので必要性が良くわからなかったけれど、最近笑顔がとても増えましたね。」と声をかけてもらった。それを聞いて、本当につけてもらって良かったなーと、とても嬉しかった。

日々の生活での工夫

 感情が抑えられなかったり、待てなかったりが目立つようになっていた時期があった。その時工夫したことは…
 泣けばやってくれると思いがちなので、泣かれてもだめな時はやらない、とか、見通しか持てるといいので、「あと少し待って」などあいまいな表現でなく、時計の針がここまでとか、砂時計が落ちるまでとか目に見えるように具体的に示すようにした。

 どうしたいか選ばせる時も、右手と左手で表現しながらなど、形で見えると理解しやすくなるそう。
1日のスケジュールや流れも目で見えると安心するそうなので、紙に書くようにした。

 何事もスモールステップで、一足飛びにはできないけれど、細かく段階を踏めば必ずできてくるとのこと。
 うちの子は一度でも失敗すると先に進めなくなるけれど、一緒にやることから徐々に手助けを減らしていって、段階をつけて、少しずつ成功体験をすると、自信が持てて、次もやってみようと進んでいけるみたいだった。

 感覚統合のリハビリや療育の体験、運動会の練習など、一度だけでも経験すると、とても自信になって、動きが広がってくるなぁというのを実感してきた。
 その子なりのペースで発達するから…と見守っていくのも良いと思う。または早めの少しの療育や関わり方の工夫でぐんと伸びることもあるので、診断してもらうのも良いかもしれないと思う。

 粒々した食べ物をいやがって食べなかったり、新しいことに慣れにくかったり、こだわりが強かったり…なんでかな…と思う特性は、感覚過敏や遺伝子の影響もあるとのこと。
親の育て方のせいではないんだと分かって、心が穏やかになるのを感じた。
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