「指示に従う」から「自分で決める」へ!子ども達が教えてくれた『主体性』を育む療育のヒント

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こんにちは!児童発達支援管理責任者(児発管)兼 保育士のAYTです。
ご家庭や事業所で、子どもたちに「今日の目標」を伝えたとき、こんな経験はありませんか?
「大人が決めた目標だと、なかなかやる気が出ない…」
「言われたからやってはいるけれど、こなしているだけに見える…」
実は、私が日々向き合っている現場でも、最初は「子ども達に達成してほしい目標」を職員側で考えて渡していました。しかし、子どもたちとの日々のやり取りの中で、とても大切なことを教わったのです。

◆「自分で決めた目標の方が頑張れる!」
子どもたちに率直な気持ちを聞いてみた際、返ってきたのは「自分で決めた目標の方が頑張れる」という言葉でした。
大人が指示を出してそれを自発的にやらせるのを「自主性」と呼びますが、自分はどうしたいかを自分で考えて選択することを「主体性」と呼びます。
実はこの「主体性(自分で考え、決めて動く力)」こそ、将来子どもたちが社会や企業に出たときに、最も求められる資質の一つです。
「大人の期待に応えるための目標」から「自分が決めた目標」に変わった瞬間、子どもたちの目の輝きと取り組む姿勢はガラリと変わりました。

◆ 子どもたちの話し合いで生まれた「目標の細分化(スモールステップ)」
先日も、子どもたち自身が主体となって意見を出し合うミーティングの時間を設けたときのことです。
元々用意していた約40種類の目標に加えて、なんと子どもたち自身の手で「新たに44種類もの目標」が追加されました!
ここでとても大切だったのが「スモールステップ(目標の細分化)」です。
たとえば、「行儀良く食べる」という大きな目標だと、子どもは何をすればいいか迷ってしまいます。ですが、子どもたちと一緒に話し合う中で、
・肘をつかないで食べる
・姿勢を真っ直ぐにして座る
といった、具体的で達成しやすい小さな目標へと分解されていきました。
他にも、子どもたちの工夫や現場の実践から、こんな素敵なスモールステップが生まれています。
・【学習】「丁寧な字を書く」
→「まずは枠からはみ出さずに、1文字だけ集中してきれいに書く」
(※最初から全部を目指さず、目標の量やハードルを下げる)
・【運動】「なわとびを跳ぶ」
→「いきなり100回ではなく、まずは『1回だけ』跳んでみる」
(※なわとびは目線・リズム・手首・ジャンプと全身を使う高度なマルチタスク!体の動作を減らしてあげるのがコツです)
・【気持ちの調整】「イラッとしたとき」
→「3秒間、意識して息を吐く」
(※単なる深呼吸ではなく、息を吐くことに集中して気持ちを落ち着かせる)

◆「自分で選べた」体験が、将来社会で生き抜く力になる
大人から与えられた大きな目標に苦しむよりも、「自分で選んだ小さな目標」をクリアする体験を重ねること。
それにより育まれる自己肯定感と主体性は、放デイや学校での生活にとどまらず、将来大人になって社会に出たとき、自分らしく生き抜くための最強の土台(生きる力)になります。
お子さんによって、得意なことや安心できるペースはそれぞれ違います。
「うちの子の場合はどうなんだろう?」「事業所のことでちょっと気になることがあるな」など、気になることがありましたら、いつでもお気軽にトークルームでお声がけくださいね。

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