586・「体調不良」ネットで原因検索⇒「不安」で仕方ない…もしかして“精神的な病気”?

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「体調不良」ネットで原因検索⇒「不安」で仕方ない…もしかして“精神的な病気”? 対処法を精神科専門医に聞く



体に何らかの不調を抱えているときにネットで原因や対処法を調べる人は多いと思います。
その際、重病の可能性を指摘する情報を発見してしまい、不安で仕方なくなる人もいるようです。

 このような場合、精神的な病気の可能性を疑った方がよいのでしょうか。医療に関する情報をネットで検索後、精神的に不安定にならないようにするには、どうすればよいのでしょうか。
病気の可能性などについて、精神科専門医の田中伸一郎さんに聞きました。



不安感が強いとうつ病の可能性も
Q.ネット上で体の不調に関する情報を調べた際にネガティブな情報を発見し、精神的に不安になってしまう人がいるようです。
このようなケースは「サイバー心気症」と呼ばれているようですが、病気の一種なのでしょうか。

田中さん「まず、私はサイバー心気症という言葉を使うことに反対です。
なぜなら、心身の不調についてネットで調べる行為自体は、けっして病的なものではないからです。
加えて、この『サイバー』と『心気症』というネガティブな二語を重ねて使っているのも、この言葉に賛成できない理由です。新しい言葉を作る際には、十分に注意したいところです。


心身の不調の原因や対処法について、ネットで調べることは、健康になりたいという気持ちの現れで、自分で自分の不安を解消しようという、いわば健康生成的な行動と考えられます。
問題となるのは、そうした行動の背景にある不安感や焦燥感が著しいケースです」



Q.では、医療に関する情報の検索時に不安感や焦燥感が著しい場合、どのような病気の可能性が考えられるのでしょうか。
受診の目安も含めて、教えてください。

田中さん「もし不安感や焦燥感を伴いながら、ネット上での医療情報の検索がやめられず、何時間も調べ続けてしまう場合には、うつ病などの精神障害を発症している可能性があります。

また、ネットでの検索とは無関係に、『眠れない』『食欲が落ちて体重が減った』『気分の落ち込みが見られる』『何かに狙われるような気がして不安になる(被害妄想)』など、他の精神症状がないかを確認する必要があります。
そうした精神症状があれば、ネット検索をし過ぎることで症状が悪化するという悪循環が見られることが多いでしょう。

『情報を調べ、納得して安心』というのではなくて、調べれば調べるほど不安になるという状態に陥っているのであれば、心療内科や精神科を受診するのがよいと思います」



Q.医療に関する情報をネットで検索後、精神的に不安定にならないようにするには、どうすればよいのでしょうか。

田中さん「情報の出所をきちんと押さえることができれば、医療情報をネットで検索すること自体は間違いではありません。
調べても安心が得られない場合には、家族や知人と一緒に調べ直してみて、情報の出所をもう一度確認し、その情報の確実性について話し合ってみるとよいでしょう。

その際に、自分があまりにささいなことを拡大解釈して、過度に不安になっていることを自覚できるかもしれません。
そして、ネット検索を何日かやめてみることによって、ネガティブな気持ちを軽くすることができるでしょう」



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