「他人の意見に傷つく必要はない!」
という事は、皆さん承知のことと思います。
しかし、これがなかなか難しいことなのです。
ですから、周りの批判というものの本質は、その人の意見表明であって、
真実かどうかには、関係のないことなのです。
「なるほど、この人は、こういうふうに物事を考えるんだ。
自分を育ててくれる材料を提供してくれているんだ!」と
感じる事の方が真実なのです。
D君は、5歳児です。
軽度の発達障害と診断されました。
発達障害とは、ADHD(不注意、多動、衝動的行為を起してしまう)
これは、先天的なもので教育上の問題ではないのです。
D君は、H君とケンカになりました。
母親は、ケンカ云々に対してのことしか頭にはないのです。
しかし、D君は、
母親に、「みんなダメだよ!H君をイジメたらダメ」と言いました。
(こういうセリフをいえるということは、すごいことなのです。)
そして、こういいました。
「H君は、わざとやったんじゃない。僕にはわかる」と...。
「H君が積み木遊びをしているところに行ったのは僕だから。
H君は乱暴したくて乱暴しているんじゃないの
どうしてもそうなってしまうの
だって、僕と同じだから.....。」
「僕、何人も同じ障害の子を見たから、なんとなくわかるんだ。
H君は、僕と同じだ。」
H君が言いました。
「自分がみんなと違うと大変でしょうと言われる
ぼくもずっと不思議だった。
なんでみんな僕の事へんだっていうのかなあ?
どうして、みんなと同じように遊んだり、勉強できないのかなあ?
”ずっと、ずっと怖かったよ”。」
周りの人が泣き出しました。
母親が言いました。
私も前ADHDの事は、気になっていました。
でも、正面から向き合えなくて。
うちの子に障害があるなんて考えられなくて。
D君が言いました。
「H君は同じ組で同じ障害の友達なんだよ。ヤッタ~」
これが子供なのです。
「ママ、どうして新しい友達出来たのに泣いているの
ここは笑うところでしょう。
ほら笑って、ママも、H君も、H君のママも、みんな笑って」
みんな泣きながら、お互いの顔を指さして、笑い始めたのです。
年中さんの教室を暖かい息で満たしていったのです~。