近5年傾向Pickup
・基本的にはスタミナ指向で、近2走以内に芝2200m以上の長距離重賞出走or上がり順位5番手以内の末脚実績馬が走る(過去5年の複勝圏内好走馬15頭全馬が該当)
・芝1800m、2200m、2500mの重賞や海外重賞など、非根幹重賞や特殊レースで好走実績のある馬(昨年も2500m重賞の勝ち馬と海外G1勝ち馬が上位独占、該当馬は毎年のように馬券に)
・父が主流のサンデー系かキングマンボ系で、母父がスピードを強化する米国型orノーザンダンサー系の血統馬(過去5年で複勝圏内に好走した15頭中9頭が該当)
・スクリーンヒーロー、ゴールドシップ、ステイゴールド、ハーツクライ、マンハッタンカフェなど、同じ中山コースの非根幹G1有馬記念に実績のある種牡馬の産駒も毎年走る
総括
昨年2人気1着ウインマリリン、5人気2着ウインキートスは、当レース出走以前に芝2500m重賞の勝利実績があった馬。3着グローリーヴェイズは、海外G1レースの勝ち馬。
一昨年5人気1着センテリュオは、エリザベス女王杯(芝2200m・G1)4着の実績馬。
2019年は、オールカマーと同じく中山芝2200mで施行されるセントライト記念の好走馬ミッキースワロー、グレイルの2頭が2着3着に好走。
いわゆる主流コースとは異なる非根幹距離の重賞レースだけに、芝1800m、2200m、2500mなどの重賞レースや海外重賞などの好走実績がポイントになりやすいレース。
以上を踏まえて推奨馬は下記の通り。
推奨馬
ソーヴァリアント…デビューからこれまで全てのレースで上がり順位3番手以内の末脚を計測。2走前に芝2200m重賞出走の臨戦も有利。ピックアップの詳細通り、主要血統にプラスαでスピードを強化する血を持つ馬の期待値も高いレース。父が主要のサンデー系オルフェーヴルで、母が桜花賞3着馬ソーマジックという配合バランスも当レース向き。また、同じ中山コースの非根幹G1有馬記念に実績のある種牡馬の血を持つ馬も走りやすいレースで、オルフェーヴル×シンボリクリスエスの血統構成も強調材料。これまで中山芝2200mに限れば、セントライト記念2着を含む3戦して連対率100%と、非根幹距離の重賞レースを好む典型のキャラクター。
ウインキートス…近3走連続で芝2500m重賞出走の臨戦。2走前の日経賞では上がり順位2番手の末脚を計測。前述の通り、近走長距離戦出走馬、近走上がり上位馬の期待値が高いレース。父ゴールドシップは、中山芝重賞のスペシャリストで、近年の当レースでも期待値の高いステイゴールド系種牡馬。2019年の勝ち馬スティッフェリオもステイゴールドの産駒。母父ボストンハーバーは米国の快速型種牡馬で母イクスキューズはマイル重賞の勝ち馬。昨年のオールカマーでは2着に好走、またこれまで3着以内に好走した重賞レース3戦が全て非根幹距離のレースであることからも、当舞台だからこそと言える1頭。
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