宝塚記念(G1) [重賞最終見解]

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2022年06月26日(日)

阪神11R 宝塚記念

過去5年の宝塚記念で3着以内に好走した15頭中9頭は、当日単勝4番人気以下の人気薄。

いわゆる非根幹距離の小回りコース、更にはJRA芝G1レースの中では唯一となる混合の2200mG1ということもあり、基本的には波乱度も高いG1競走。

この傾向に伴い、血統的にも主流とは相反するタイプが走りやすく、非サンデー系血統、中でも父欧州型、あるいはノーザンダンサー系血統馬などが走りやすい傾向も当レースならでは。

直近2年は父も母父も非サンデー系で、凱旋門賞馬バゴ(レッドゴッド系)産駒のクロノジェネシスが連覇。

昨年7人気2着ユニコーンライオンは、父も母父も非サンデー系で、ストームバードを経由するノーザンダンサー系No Nay Never産駒。

2019年はハーツクライ産駒が1着3着。

ハーツクライは現役時代に宝塚記念同様、非根幹G1で非主流要素の強い有馬記念(中山芝2500m・G1)でディープインパクトを撃破した馬。

種牡馬としても、主流ではない非根幹距離や内回り重賞で期待値の高い主流のサンデー系の中では特殊な才能を持つ種馬。

2018年は、父も母父も非サンデー系で、かつ当日単勝7人気以下の該当馬が複勝圏内を独占して3連単の配当金が49万円超の大波乱決着に。

この年は、父か母父サンデー系に該当する当日4番人気以内馬の4頭全馬が4着以下に敗戦。

デアリングタクトは、前走ヴィクトリアM(東京芝1600m・G1)6着からの臨戦過程。

18年10人気2着ワーザー、17年4人気3着ミッキークイーンも前走マイル重賞出走馬。

通常馬場ならスピード指向の強い当レースは、前走マイル重賞出走馬が有利。

今年は当該ローテ馬も本馬1頭のみと、横の比較でも恵まれた印象も。

血統構成はロベルト系エピファネイア×キングマンボ系キングカメハメハ。

父も母父も非サンデー系で欧州型と、血統的にも宝塚記念のコンセプトに合致。

昨年と一昨年で連覇のクロノジェネシス、19年1着リスグラシュー、17年3着ミッキークイーンと、マイル重賞に好走実績を持つ牝馬の期待値も高いレース。

1年ぶりの実戦を叩かれて臨む今回は、状態面の上積みも込みで前走からの大幅な上昇に期待十分と見立てます。

ヒシイグアスは、2019年の宝塚記念で1着3着と、相性のいいハーツクライ産駒。

母父Bernsteinは、ストームバード系種牡馬。

昨年7人気2着ユニコーンライオン、一昨年12人気3着モズベッロは何れも父か母父ストームバード系の血統馬。

海外G1実績を持つように、日本の競馬であれば非主流系、非根幹指向の強い競馬を好むキャラクターで、デビュー以来初となる非根幹距離のG1レース出走ともなる今回は鞍上レーン騎手も含めて絶好の条件が揃った感も。

穴は、欧州指向の強いキャラクターで先行力もあるアフリカンゴールドパンサラッサ

タイトルホルダーは、展開面も含めて明らかに恵まれた直近2走との比較で言えば条件は揃わない一戦。

エフフォーリアは、本質がクラシック指向、根幹指向の強いタイプで、前走の大敗も不可解。

両者ともに評価を下げます。

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