そういえば中のそういえば、の話。
そういえば、の話ですが、
いや、そういえば中のそういえば、の話ですが、血統マニアの独り言の競馬に対するスタイル。
これぜんぜん伝えてなかったんで、興味ある人なんていないと思いますけど、いちおう記載しておこっかな、てきな記事になります。
その上で、桜花賞の展望を少々。
競馬に対するアプローチは人それぞれですが、一番オーソドックスなのは、その馬の戦歴を見て予想するスタイルになるんですかね。
当たり前ですが、日本の競馬は基本的に近走好調馬が人気になりやすいですし、競馬新聞にもいっぱい印がつきます。
この馬が強いとか、このメンバーの中ではこの馬が走るとか、たぶんこれが一番オーソドックスな予想です。
んで、血統マニアの独り言は、このオーソドックスな予想法はやりません。
やらないというか、厳密に言うとそこまで重視はしません。
正直、この理由を書くだけで本1冊書けちゃうレベルですが、なんつーか、それよりも大事なことがある、と思っているからです。
もちろん競走馬の能力を見定める眼も大切ですが、そもそもお馬さんの能力は、人間と一緒で一定方向ではないので、そのレース、その舞台でどんな能力の方向性が問われるのか、そして、どの馬が近走よりもパフォーマンスを上昇させる可能性が高いのか。
そんなことを第一に考えています。
アーモンドアイは強いからこのレースも来る、ではなく、
今の東京芝は高速仕様の馬場コンディションで、スプリント的なスピードが問われるコンディション。
世界のスプリント王者ロードカナロアを父に持つアーモンドアイは、この高速仕様の馬場が合う。
こんなかんじです。
それと、先に記載したお馬さんの能力は、人間と一緒で一定方向ではない、についても少々解説します。
日本の競馬界は、芝、ダート、短距離、中距離、長距離、小さい競馬場、大きい競馬場、直線の短いコース、長いコース、とか、いろいろなカテゴリーがあります。
例えば、東京芝2000mでめちゃめちゃ強い競馬を見せた馬が、ダート1200mに出走しても、好走するとは限りません。
というか、芝の中距離戦で能力を示した馬は、恐らくダートの短距離戦では大半が走りません。
これがお馬さんの能力は、人間と一緒で一定方向ではない、です。
んで、さらに付け加えると、同じ芝1200m戦だとしても、競馬場が変われば走るとは限らない。
ここはけっこう重要かもしれません。
中山の1200m戦なら、直線の急坂やタイトなコース形状でバテない体力や中距離的な才能が問われやすく、逆に直線平坦コースの京都芝1200m戦は、最後までスピードを持続させる馬力や持久力の要素が問われやすい舞台、みたいな違いがあったりします。
おい、なんかよくわかんねーよ。
そういう方もいるかもしれないので、人間で例えてみます。
そっち系の専門家ではないので、たぶんベースですが、人も能力の方向性は様々だと思います。
小学校の頃に、国語と社会はできたけれど運動は苦手だったあの子とか、他の教科はさっぱりだったけど数学だけは抜群だったあの子、勉強ぜんぜんだったけど身体能力やばくて体育だけは突き抜けてたあの子、やたら歌だけは上手だったあの子、図工の時間だけ目を輝かせてたあの子、とか。
なんか、そういう子、いたじゃないっすか。
競走馬の能力の方向性も、こんなイメージです。
ちなみに、全教科ほぼ完璧にできて、尚且つ運動能力も高くて体育も抜群、音楽も図工も、なにやってもできたクラスのリーダー的あの子は、ディープインパクトとか、オルフェーヴルとか、アーモンドアイとか、競走馬で例えるなら、そういう馬たちでしょうか。
なので競馬も、例えば数学の才能が問われるレースで、国語得意な馬を選んでも恐らく馬券は外れます。
クラスのリーダー的あの子を買えば当たるかも知れませんが、何しろ人気者なので、配当的に妙味がありません。
なので、数学が問われるレースでは、数学が得意なお馬さんを選び抜く。
これが、血統マニアの独り言のスタイルです。
って、偉そうなこと言ってますけど、その才能を見抜くことがめちゃめちゃ難しいのが競馬なので、いつも余裕で外れます。
もちろん、ここを100%で的中させるなんてのは不可能だからこそ、そこに面白さがあって、なおかつ公営競技として成立する、なんて側面もある訳ですが。
それを踏まえて、桜花賞。
ダラダラ書いてしまいましたが、そんな思考を踏まえた上で、今週の桜花賞を紐解いていきます。
じゃあ桜花賞はどんな才能が要求されるの?
これが本題ですよね。
大前提として、桜花賞は、3歳牝馬3冠の初戦で、阪神外回り芝1600mで行われる根幹距離のG1レースなので、それはもう日本競馬界の主流中の主流レースです。
主流中の主流レースなので、基本的には王道のタイプが順当に走りますし、リーディング上位のトップサイアーの血を持つ馬が、当然走りやすいです。
トップサイアーの血っていうのは、ディープインパクトとか、キングカメハメハとか、ハーツクライとか、ダイワメジャーとか、そういう系です。
これが桜花賞の大前提です。
そして、ここにプラスαの要素を加えるなら、短距離的なスピード指向の強い血を併せ持つ馬、でしょうか。
細かい部分は端折りますが、近年の桜花賞は、通常の馬場であればスピード指向、短距離指向強いレース。
昨年の桜花賞は、1分31秒1というコースレコード決着。
レースレコードではなく、このコースで行われる3歳以上のレースでの、コースレコードです。
ビギナーの方には伝わりづらいかもですが、まーとにかく時計はえーよってことです。
当たり前ですが、時計が速くなるとスピードが問われます。
でも、クラシックレースなので、クラシック的な王道の才能も問われます。(※ここもけっこう重要かと)
王道の血にプラスαで速い血も持つ馬、みたいな、近年の桜花賞はそんなタイプにマッチします。
スピードが問われるレースに強いのは米国血統。
クラシック的な王道の才能が問われるレースに強いのは、ディープインパクトとかキングカメハメハとか、日本のトップサイアーの面々。
なので、近年の桜花賞は、これを併せ持つ馬の相性が抜群です。
コースレコード決着となった昨年の桜花賞は、父と母父が、順不同でディープインパクト系orキングカメハメハ系×米国型で構成される馬が複勝圏内を独占。
逆に、順不同でディープインパクト×キングカメハメハの血統馬が、きれいに4着、5着、6着。
この手のタイプはクラシック指向が強すぎて、若干ばかりスピードの絶対値で劣ったのだと、個人的には考えています。
アカイトリノムスメ(4着)を本命にした人間が発する言葉なので、これはたぶん間違いないとも思いまっす。
この馬は、ディープインパクト×キングカメハメハで、クラシック指向が強く、逆に米国的な速さは上位馬との比較では希薄だったタイプ。
次走のオークス(2着)ではしっかりと巻き返しましたし、空前のコースレコード決着では速さが足りなかった。
レース後に、そんな想いを抱いた記憶があります。
昨年の桜花賞勝ち馬ソダシは、父が米国型で芝1200mG1馬も輩出したヴァイスリージェント系クロフネ。
母父はクラシックの王道系キングカメハメハ。
この馬は、桜花賞をコースレコードで勝利後、桜花賞よりもクラシック指向、スタミナ指向の強いオークスで8着に敗戦。
てきなかんじで、主流系にプラスαで米国型やスプリント指向の強い種牡馬を持つ馬で、かつオークスでは失速するかも?みたいなタイプを狙うのが桜花賞の基本だと考察していまっす。
んで、結局どの馬なん?
ここ書かないと嫌われそうなので、何頭か気になる馬をピックアップしてみます。
ちなみに、ナミュールに関しては、日曜日の記事で書いたので端折ります。
適性は、それなりに高いと見ています。
ナミュールの記事↓
クロスマジェスティは、父が王道のディープインパクト系ディーマジェスティ。
母が米国の名血ストームバードを経由するカリズマティック。
父は、同時期に施行される皐月賞馬。
母方に、サクラバクシンオーの父としても知られるサクラユタカオーの血を持つ快速系。
相手関係云々は別として、桜花賞のコンセプトに合致するキャラクターではあります。
ピンハイは、ミッキーアイル×ジャングルポケットの血統馬。
ミッキーアイルは、現役時代に未勝利戦(芝1600m)を1分32秒台で圧勝、NHKマイルCも1分33秒2で制した快速型。
母父ジャングルポケットは日本ダービー馬。
速さとクラシック指向を兼ね備える、ちょうどいいかんじ的キャラクターには映ります。
またジャングルポケットは、競馬を使う毎の上昇度に長けた欧州種牡馬としても知られるトニービンを父に持つ馬。
実際に、前走のチューリップ賞は新馬戦から大きな上昇を見せましたし、その前走が5ヶ月の休養明け初戦であれば、今回はもう一段の上積みがあっても驚けません。
アルーリングウェイは、ジャスタウェイ×フレンチデピュティ。
前述した昨年の勝ち馬ソダシは、米国の名血でフレンチデピュティの直子にあたるクロフネ産駒。
牝系は、アルーリングアクト、アルーリングボイス、アンヴァル等々、1200m重賞実績馬が多数いる快速型の一族。
ハーツクライを父に持つ種牡馬ジャスタウェイは、クラシック指向という意味では希薄も、父似の競馬を使いつつ上昇を見せるタイプで、まだ秘める才能を隠している可能性もありそうです。
また、アルーリングウェイは、仮にオークスに出走した場合、失速する可能性も高いであろうスピード指向の強いキャラクター。
先に記載した通り、このノリも桜花賞では買いの材料だったりします。
てなかんじで、恐らく今回は推奨馬が全て人気薄ぽい馬だったので、1頭くらい走ってくれれば血統マニアの独り言の株も少しくらいは上がりますかね。
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