今日一日、本当にお疲れさまでした。
やるべきことをやって、気を使って、なんとか今日を走りきって。
ようやくほっとできる夜のはずなのに、ふと胸がざわっとすること、ありませんか。
「今日はなんとかなった。でも、明日も同じようにやれるだろうか」
「今日で力を使いきった気がする。明日、起き上がれるのかな」
「この毎日が、いつまで続けられるんだろう」
頑張った夜ほど、不思議とそんな不安が静かに顔を出してきます。
疲れきっているのに、頭だけが明日を、明後日を、来週を、先回りして見に行ってしまう。
今日の自分をねぎらう前に、まだ来ていない明日の自分を心配してしまう。
でも、それはあなたが弱いからではありません。
むしろ、今日をちゃんと真剣に生きた人だけが感じる疲れ方なのです。
手を抜いていた人は、明日のことをそこまで怖がりません。
ちゃんとやりたい、また同じようにやれる自分でいたい、そう思っているあなただからこそ、今夜こんなふうに不安になるのだと思います。
ひとつだけ、知っておいてほしいことがあります。
今あなたが見ている「明日」は、たいてい実物より少し大きく、少し重く見えています。
今日の疲れた目でのぞき込む明日は、本当の明日ではなく、不安が描いた明日なのです。
朝になれば、案外そこまでではなかった、ということも多いものです。
それに、明日のあなたは、今のあなたではありません。
今夜のくたくたのまま明日を迎えるわけではないのです。
眠って、少し回復して、朝の光を浴びた明日のあなたがいる。
そのあなたのことを、今夜のあなたが全部背負わなくていいのです。
「ずっと頑張り続けられるのか」という問いも、今は置いておいて大丈夫です。
未来のことは、未来のあなたが、未来の体力で考えればいいのです。
今夜のあなたの仕事は、もう終わっています。
今あなたに必要なのは、明日の準備でも、気合いを入れ直すことでもありません。
あたたかい飲み物をひと口飲む。
力を抜いて、深く息を吐く。
「今日、よくやったな」と、自分に小さく声をかける。
それだけで、今夜は十分です。
明日のことは、明日の朝の自分にまかせてください。
今夜のあなたは、ただ、今日を終えたことを自分にゆるしてあげてください。
どうか、明日の心配まで抱えたまま眠らないでくださいね。