日本語の文法が分かってこその、英文法✎ですね💛

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学び
昨日は、小学1年生での実践を紹介しました
「1年生でそんなことするの、難しい」と感じましたか
「どの子もわかっているよ」と感じましたか

勤務地の状況によっても違うと思います
ただ、共通していえることは、指導書の内容に沿ってきちんと授業をすればするほど、日本語は難しいということです
実はできない子供が案外いるということです

今日は、4年生の「係り受け」つまり「修飾語」を例にとります
板書を見てください
4年生は、どの言葉を詳しくするかを見つければよいのです。
板書の場合、ふたつの見方ができてしまいます
 ① 修飾語  被修飾語
   必死で⇒追いかける
 ② 副詞? 動詞
   必死で⇒走る
この二つの状況の違いを 絵と文とを照会しながら理解するのがまず困難な子供も少なくありません
しかし、この違いを「丁寧に順序立てて説明していくこと」で、子供たちは、個の違いを知ることができます
「順序立てて」とは、
 ① 主語は      両方とも 女の子
   女の子の述語は  両方とも 追いかけた
 ② 「女の子が 追いかけた」は同じ
   つまり主語と述語は同じなんだね
 ③ 違うのは 「修飾語がどの言葉をくわしくしているか」
   (教科書に書いてあります)
 ④ 絵と見比べながら 違いを考えましょう
    必死で ⇒ 追いかけた  追いかけたを詳しくしていますね
    必死で ⇒ 走る     この「必死で」は「走る」を
                       詳しくしていますね
    そして「必死で走る」は 弟を詳しくしています
 このように順序立てて見つけていきます

係り受けといいます
小学4年生でこの言葉は使いません
また 副詞と副動詞が出てきますが すべて「修飾語」として取り扱ってきます
発達段階から見ればそれでよいのです
但し、これらのことを順序立てて理解できたのとできないのでは大きな差が付きます
中学英語では、このような「日本語の文法」は習得・習熟しているとみなして、英文法に進むからです

今回は、少し難しいお話になりました
でも、指導者=先生ご自身が理解して授業をしないと、数日前にご紹介したような」「ザンネンな先生」になります
それどころか、その先生は日本語が良く分からない「ザンネンな子供」を作ってしまうという残念では済まないことをしてしまいます
ですから、数回にわたりここまで読んでいただいた・保護者の皆さん
ありがとうございます
きっと、本当の国語の授業になると思います

明日からは、算数科です
4月から、正式に専科制実施です
有益な情報をご提示出来たらなあと願っています


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