日本語を客観的に見た「国語科の言葉の授業」を受けた子供たちは、中学英語も伸びます
これは、私の実践で証明しています
前回までの実践のように、国語の時間の「言葉」の学びを、学年系統に沿ってきちんとしていくことが大切です
例えば1年生では、以下のような「主語と述語の3つの結びつき」を学びます
主語 述語
○○が 何だ
○○が どうした
○○が どんなだ
絵や写真を見て、3つの文例に当てはめていきます
簡単そうですが、1年生にとっては難しい
今までの人生では、その時々の思いつくまま声に出していたからです
手順は、以下のようになります
① 絵を見て、その状態を理解し把握する
② 主語を意識して、言語化する 「○○が」
③ 述語のいい表し方3つの中から、適切な(何だ、どうした、どんなだ)言葉を選ぶ
④ ②③を結びつけて、表現する
今まで思いつくまま話していた状態から、上記のように「状況に合わせた表現」を迫られます
私達大人も、もし母語ではない言葉で説明しましょうと投げかけられたら、どうでしょうか
1年生の子供たちは、そんな感覚で、「国語科」を学びはじめるんですね
逆に、そのような新鮮な感覚で「国語科」を学んでいってほしいものです
このようにして、学年系統を積み上げていくと、中学英語の文法(グラマー)もサクサクと解くことができるようになります
時代は「話す英語」とはいえ、受験では文法は必ず出ます
次回は、4年生での実践を紹介します
これは、リアルにグラマーの基礎です