親の介護でお金が不安な方へ。最初に整理したい3つの視点

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親の介護が始まると、多くの方がぶつかるのがお金の不安です。

通院や入院、介護サービスの利用、交通費、日用品、実家との行き来。
一つひとつは小さく見えても、積み重なると負担は決して小さくありません。

そのうえ、

「この先どれくらいかかるのだろう?」
「自分の家計まで苦しくなったらどうしよう?」
「仕事を休んだり辞めたりしたら生活は大丈夫なのか?」

と、不安がどんどん大きくなっていくことがあります。

介護の問題は、気持ちの問題だけではありません。
現実として、お金の見通しが立たないことが、心を追い詰める大きな要因になることがあります。

今日は、親の介護でお金が不安な方へ、最初に整理したい3つの視点についてお伝えします。

1.まずは「何にお金がかかるのか」を分けて考える

介護のお金が不安になるとき、多くの方は「とにかくすごくお金がかかりそう」という漠然とした不安を抱えています。

もちろん、その感覚は自然です。
介護は経験がない方も多く、何にどれくらいかかるのかが分かりにくいからです。

でも、不安を少し軽くするためには、まず何にお金がかかるのかを分けて考えることが大切です。

たとえば、

・介護サービスにかかる費用
・通院や治療に関わる費用
・交通費や付き添いにかかる費用
・おむつや日用品などの生活費
・実家の維持や住まいに関する費用
・介護する側の収入減少による影響

このように分けてみると、「親の介護のお金」と一言で言っても、中身はいろいろあることが見えてきます。

不安が膨らむのは、何がどれくらいかかるか分からない状態だからです。

逆に言えば、ざっくりでも見える化できると、気持ちは少し落ち着きやすくなります。

2.「親にかかるお金」と「自分の生活への影響」を分けて考える


介護のお金で苦しくなる方の多くは、親にかかるお金だけでなく、自分の生活や働き方への影響までまとめて抱えています。

たとえば、

・親の介護費用は足りるのか?
・自分が立て替える場面が増えるのではないか?
・仕事を休むことで収入が減るのではないか?
・このまま無理をして働けなくなったらどうしよう?

こうした不安は、親のお金の問題と、自分の人生の問題が重なっている状態です。

ここで大切なのは、親に必要なお金の話と、自分の家計・働き方への影響を分けて考えることです。

親に必要な支出を見ていくことも大切です。
でも同時に、自分自身の生活がどうなるのかも見ておかないと、「親のため」と思って頑張りすぎた結果、自分の生活まで苦しくなるということが起こりかねません。

介護では、親のことを考えることと自分の生活を守ることの両方が大切です。

どちらか一方だけに偏ると、長く続けることが難しくなります。

3.「今すぐ必要なお金」と「将来の不安」を分ける

お金の不安が膨らむときは、今必要なお金と、将来への漠然とした不安が混ざっていることがよくあります。

たとえば、

・今月の通院や介護サービス費用
・今後もっと状態が悪くなったらどうなるか?
・施設入居になったらいくらかかるのか?
・自分が退職したら生活できるのか?
・親のお金が尽きたらどうするのか?

どれも大事な不安ですが、全部を一度に考えると苦しくなります。

だからこそ、まずは今すぐ必要なお金の整理と、将来の不安として持っていることを分けることが大切です。

今すぐ必要なお金は、確認や対応ができます。
一方で、将来のことは今すぐ全部の答えが出るわけではありません。

それなのに頭の中で全部が同時に動いてしまうと、「何もかも大変そうだ」
という感覚だけが大きくなってしまいます。

だからまずは、

・今、実際にどんな支出があるのか?
・近いうちに確認すべきお金のことは何か?
・将来不安として気になっていることは何か?

を分けてみてください。

これだけでも、頭の中はかなり整理しやすくなります。

4.「お金の不安」が強いときほど、感情だけで退職を決めない

介護のお金が不安になると、
「どうせ両立も大変だし、もう仕事を辞めたほうがいいのでは」と考えてしまう方もいます。

でも、ここはとても大事なポイントです。

介護で苦しいときほど、仕事を辞めれば時間の余裕ができて楽になるように思えることがあります。

たしかに、時間の面では一時的に楽になる部分もあるかもしれません。

ただ、その一方で、

・毎月の収入が減る
・将来の家計に影響する
・介護が落ち着いた後の再就職が不安になる
・介護費用と生活費の両方が重く感じられる

といった、新たなお金の不安が出てくることもあります。

つまり、今のお金の不安を減らしたい気持ちで退職を選ぶと、別のお金の不安が大きくなることがあるのです。

もちろん、退職が必要なケースもあります。

でも少なくとも、お金の不安が強いときほど、感情だけで退職を決めないこと
が大切だと思います。

5.「全部を一人で抱える前提」になっていないか見直す

介護のお金の不安は、実際の支出だけでなく、全部を自分が何とかしなければいけないという思い込みによって大きくなっていることもあります。

たとえば、

・親のお金の管理も自分
・手続きも自分
・家族への説明も自分
・費用の立て替えも自分
・働き方の調整も自分

この状態では、当然ながら気持ちは重くなります。

だからこそ、お金の問題も自分一人で抱える前提になっていないかを見直すことが大切です。

家族や兄弟と共有すべきことはないか?
支出の全体像を把握できているか?
自分だけが曖昧な不安を抱え込んでいないか?

お金の問題は、見えないまま一人で抱えるほど重くなります。
逆に、見える化し、共有し、整理していくことで、少しずつ扱いやすくなります。

6.お金の不安は「恥ずかしいこと」ではない

介護のお金のことは、意外と人に相談しにくいテーマです。

「お金のことばかり考えていると思われたくない」
「親のことなのに、お金の話をするのは冷たい気がする」
「家族のことだから外で話しにくい」

そう感じる方も少なくありません。

でも、介護でお金が不安になるのは、決して恥ずかしいことではありません。
むしろ、とても現実的で大切な問題です。

お金の見通しが立たないと、気持ちにも余裕がなくなります。
そして、その不安は仕事や家族関係にも影響しやすくなります。

だからこそ、お金の不安を軽く考えず、きちんと整理して向き合うこと
が大切です。

最後に

親の介護でお金が不安になるのは、とても自然なことです。
そして、その不安は放っておくほど頭の中で大きくなりやすいものです。

だからこそ、

・何にお金がかかるのかを分けて考える
・親にかかるお金と自分の生活への影響を分ける
・今すぐ必要なお金と将来の不安を分ける
・お金の不安が強いときほど感情だけで退職を決めない
・全部を一人で抱える前提になっていないか見直す
・お金の不安は恥ずかしいことではないと知る

この視点を持っていただけたらと思います。

親の介護と仕事の両立、お金の不安で悩んでいる方は、ひとりで抱え込まずご相談ください。

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