単語の覚えかた

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A君の宿題に、古文単語を覚えてくるというものがあります。国語はさほど悪くなかったのですが、英語と同様単語暗記に苦戦しているようです。

どちらの単語もそうですが、単語ごとにバラバラと覚えるとなると、何千もあるためはっきり言って難しくなってしまいます。

英語の単語暗記と同様、使用するイメージごと覚えていく方が頭に入りやすいです。

たとえば古文の「かたはらいたし」これは、「傍ら痛し」ともともと書きます。つまりそばにいてつらく感じることから「恥ずかしい」「にがにがしい」「ばかばかしい」という意味になるのですね。

そう覚えておくと、万一意味が頭の中ですっとんでしまっても、語源になるところさえ記憶に残っていればなんとかなりそうですよね。

ついてでに「かたはらいたし」が出てきた例文なんかもセットで目を通しておくとより頭に残りやすくなります。

A君には、まずは覚える方法をお伝えしました。

すぐにA君から質問がきました。
「書いた方がいいですか?」

書いた方がいいです。英単語は特にそうです。古文は書かなくても口頭で言いながら覚えるのでもいいでしょう。

私自身は、古文は文章ごと書き写して、横にスペースを大きめに作っていました。そして、再度の行間部に単語の意味や文法上の約束事、変換を色ペンで書きこんでいました。テスト前にこのノートを見直せばそこそこの点数がとれたものです。

おそらくは見て覚えたというよりは、書き写したり書き込みをしている過程で覚えていったのでしょう。

ただ、このやり方だとノートも相当使いますし、時間がないとできません。授業中に書きうつすことができる余裕があればいいですが。

わざわざない時間を書き写すことに割かなくてもいいでしょうし、この方法が万人にいけるかどうかもわかりません。

ただ、教科書を見ているだけの勉強は、正直あまりお勧めしません。眺めているだけで頭に入るならこんないいことはありませんが、それは無理な話ですよね。

声に出して音読しながら覚えるのは悪くない方法です。五感を利用すると記憶にはとどめやすくなります。

アプローチは色々あるので、自分にぴったりの方法をトライ&エラーで探すほかはありません。

A君は、とりあえず読んで覚えることにしたようです。


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