今日もみんなお疲れ様―!!
生きてくのってそれだけで大変。だからこそ、今日も生き抜いた自分と親しい人のお互いを褒めよう。
「生きててえらい!」とかよほどの信頼関係がないと「馬鹿にしてんの?」とキレられかねないかもなので、「お疲れ様」でいいと思うんよね。こういう言葉で、なんとなく思いが伝わる日本語ってほんとに好き。
さて、改めて述べておくと、このコラムで私があなたに伝えたいのは、「自己肯定感を上げて人生を幸せに生きてほしい」ということ。もっと言うと、「せっかく生まれたんだから楽しく幸せに生きてくれると私もうれしいな」という願いなんだ。
だから、なんでもかんでも自己肯定感上げろ、という話でもなければ、自己肯定感を上げることがこのコラムの目的でもない。
「今がもしもつらいなら、幸せになってね」
ただそれだけ。そして私はカウンセラーとしての訓練を経て自己肯定感が上がった結果、どんな状態でも幸せを感じる。だからその方法を、あなたにも伝えたい。ただそれだけ。
なんで関係もない、会ったこともない私の幸せなんか願ってんの? 嘘くせぇー
と思う人が大半かもしれない。でも実は、関係ないことなんかないんだ。あなた幸せだと、私も、もっともっと幸せになれる。
なんと、
幸せも肥満も殺人も「伝染」する
という研究結果がある。詳しくはサンフランシスコ大学ニコラス教授らの著書『つながり 社会的ネットワークの驚くべき力』(ニコラス・A・クリスタキス、ジェイムズ・H・ファウラー著 鬼澤忍訳 講談社刊)を読んでほしい。
人間社会にとって「関係ないこと」なんか、無いんだと思うよ。だからあなたが幸せになることは、キレイゴトじゃなくて、巡り巡って私が幸せになることなんだ。前述の著書によれば、半径1.3km以内に幸せな友人が3人いると、自分も幸せになるらしい。みんなで幸せを「伝染」させれば、いつかきっと実現しそうじゃない?
だから、このコラムではあなたと私が幸せになるための全段階として、過去2回にわたり「なぜ自己肯定感が低いと生きるのがつらくなるのか?」について語ってきた。今回はその3回目であり、最重要な理由を説明したい。
その理由とは、
「自己肯定感が低いと、自分には最も価値がない、自分は愛されない存在なんだと信じ込んでしまい、自分も周りも不幸にしてしまうから」
なんだ。
自己肯定感が低いという自覚がある人なら「う……!」と急所を突かれたような心持ちになる人もいるんじゃないかな。なにせ私がそうだった。
もしもあなたが今、「自分は世界で最も価値がないダメな人間だ。自分は誰からも愛されないんだ」と思っているのなら、
それは今まであなたが信じ、愛そうとしてきた大切で近しい存在から傷つけられてきたから。
その痛みを思うと、本当に胸が痛むし、その痛みを聞いて、受け止めて、共有したいし癒したい。あなたは傷つけられただけなのだから。そして、その痛みは、私も本当によくわかるから。
だからこそ、私の体験を共有しておきたい。例えば30代のころ、とにかく生きるのがつらくて、よく死にたいと元嫁にこぼしていた。子供もいるのに。そりゃ向こうは嫌になるだろう。今ならわかる。向こうの手段は本当に酷かったので彼女とその両親を一生許すことはないだろうが、離婚をされたこと自体は至極全うだと思う。
だって、元嫁からしたら自分が愛して一緒にいるはずなのに、その生活がつらいと言われているようなものだ。しかも子供もいるのに。一生守っていく覚悟も感じないだろう。結婚生活の最後の方は野菜ジュースのパックを投げつけられながら「死ね!!」と言われたなぁ。そりゃそうも言いたくなる。
自分は愛されないと決めつけているから、近しい人のどんな真心も本当に信じられないし、自分の中の渇きも満たされない。本当は無条件で愛されたいのに。こんな矛盾した人生があるだろうか。
しかも、私の場合は友人が離れていくことも「自分といると不幸になるからいいことだ」みたいに思っていた。本当は愛されたいのに。わざと粗雑に扱ったこともあった。新卒で入った会社の仲のいい同期を傷つけてしまったこともある。彼らに詫びる機会はもう一生ないだろうが、後悔は一生抱えていくだろう。
それもこれも、全て自分が「自分には価値がなく、誰からも愛されない」と決めつけていたからだ。その結果、周りの大切な人たちを傷つけてしまったのは、自分だった。
ちょっと3回重めの話が続いてしまったが、繰り返しになるけど、これはあくまであなたの幸せを願っての前説みたいなもの。自己肯定感をほっておくと、どんどんつらくなる。逆に
あなたの自己肯定感を高めることで、これらのつらさから解放されあなたの人生が幸せになるんだ
ということに気づいてもらえれば、こんなに嬉しいことはない。
では、次回からいよいよ自己肯定感を高める方法について語っていきます!