信頼はなぜ裏切られるか 嫉妬も必要な感情。

記事
コラム
「信頼はなぜ裏切られるか」という本の
要約です。


嫉妬も必要な感情。
恋愛の苦しみを乗り越える。


失恋などの願望は強いため大切な関係が破綻したときに、
きっぱりと気持ちを切り替えるのがとてつもなく難しいことが多いです。

愛する人が別れを決めたことや、
別れたがっていることを知ったときの喪失感と比べれば、
他のどんな喪失も些細に思えるほどです。

パートナーに対して嫉妬心を覚えることもある。

しかし、この嫉妬心がなければ、関係を守りたい、
修復したいとも思わなくなってしまいます。

嫉妬は「つきもの」なので、
上手く付き合っていきましょう。

互いに信頼感の高いカップルは、
折り合いや協力の程度がはるかに高いのです。
短期的な目先の利益より、長期的な利益を考えて話し合いをします。

そうすることで長期に渡り、信頼関係を作っていきます。


信頼はなぜ裏切られるのか・・・?




恋愛と結婚の核心 (信頼と嫉妬の働きを解剖する。)

恋愛における嫉妬など、
こうした精神的な動揺が起こるのは、
恋愛関係に結びついているコストと利益が大きいからです。

愛は2人の人間の間に絆を作り、
次世代を作り育てることなのです。

進化の観点から見ると、配偶者が不誠実だと、
自分の遺伝子が次世代に伝わる可能性がもろに下がります。
こうした自然選択の隠れた原動力であり、心
の形成にも大きな影響を与えます。

長期的な関係を保つ事は、
経済的社会的生理学的、
他のあらゆる点から見てプラスになります。

そのような関係にあるパートナーは、
いつも変わらず協力的でいてくれ、
あなたの将来を暗くし得る様々な困難を和らげてくれます。

愛と信頼は、どう関係するのか

根本的には、どんな恋愛や結婚も持ちず持たれずです。

2人のコストと利益が大体同等な関係が、
最も満足できて長続きするらしいと分かっています。

2人の関係をうまく維持する秘訣は、
ズバリ相手が高く評価する分野で利益を与え合うことです。

例えば休暇の計画を立てる、食料品を買うといったことで相手を頼るなど

また片方にとっては重要な事でも、
もう片方にとっては大して重要ではないかもしれないという問題が起こります。



恋愛関係に信頼が生まれると、
関係の快適さに著しい変化が起きることが多い。
それは、その関係が長続きする新たな段階に入りつつあることの表れです。

1段階:恋愛初期
「交換的関係」
もし今夜私が夕食代を払ってくれたら、
明日は彼がご馳走してくれるかな?など、
初期段階を通過する間ほとんどの人は記録をつけています。

その理由は相手が信頼できるかどうかの見極め以外ではない場合もあります

2段階:恋愛が長続きしている時
「共同的関係」
人々は記録するのをやめ、私がこれをしたら相手はあれをするだろう。
といった思考をするようになります。
自分は自分の責任を果たし、相手もそうするはずだと考えます。
交換の監視に費やされていた多くの思考力が解放されます。

共同的関係にある人々は、
自分の作業量に応じたお金を相手からもらえると確信していました。
彼らは客観的な記録を言ったり感情をつけたりする気がありませんでした。相手が適切なことをすると、とにかく信頼していたのです。

愛する人を信頼する利点


信頼は、相手に反感を抱いているときに、
問題になりそうな出来事も大したことがないと思えるようにして、
あなたの振る舞いを変えることができるのです。


互いに信頼感の高いカップルは、
対立する話題について、話すときそうでないカップルに比べて、
折り合いや協力の程度がはるかに大きいのです。


彼らは、相手の望みを聞いてそれを真剣に受け止めることにより前向きでした。また、二人ともが受け入れられる解決策を見出そうとする意識も高く、
心が長期的な利益より、短期的な利益に注目しがちなのを、
抑制しようと働きます。

そして短期的な勝利を追いかけて今の関係を壊したら、
長期的に何を失うかを考えるように促します。

だからこそ信頼は心が長期的な利益より短期的な利益に、
注目しがちな脳を抑制しようと働きます。

互いに高い信頼を置いていたカップルは話し合いの後、
相手をさらに信頼していた。信頼が信頼を生む好循環。

例えばストレスや虫の居所が悪かったりするときに、
私たちは相手に非協力的な対応をすることがあります。

信頼し合う状態が続くと、
私たちは信頼する相手がたまに身勝手なことをしても、
意図して許すことがあります。

しかし相手がわざと意地悪なことをしたり、
自分を完全に無視したりすれば、それは信頼する相手を間違っています。

今後損をさせられ続けることになる兆しとして受け取るべきです。

「思考か直感か?」頭と心。
相手を信頼する(あるいは信頼しない)ことに至る2つの道

時に2人の関係がおかしい?
と言う感じが拭えないことがあるかもしれません。

それはほとんどの人がいつかは悩まされる問題です。
頭と心のどちらを信じるべきかの信頼を迫られている問題でもあります。



●「直感的な信頼」
相手の信頼度について、意識の外でおこなわれる評価を意味し、
「衝動的な信頼」とも呼ばれる。自動的で絶え間のない計算によって更新される相手の信頼度についての感覚ということだ。

●「理屈に基づく信頼」あるいは「思慮に基づく信頼」だ
それは直感的な信頼とは対照的で、慎重な分析に基づいた評価を指す。

恋愛や結婚の信頼に対する生人は大抵、「おやっ?」で始まります疑わしい行動の根底にある意味をふと立ち止まって考えるのです。

1つの方法に相手に対する信頼度を下げると言う手があります。つまり多くの人は自分がとるべき行動を見極めるため真実を見に行こうとして相手の行動を分析し、ときには異常なほどそうします。

思考には時間がかかり、直感的な決断はすみやかで労力を要さない。



実行制思考力を十分に使って相手の行動を慎重に分析した人は、
カップルのあいだで疑わしい出来事が起こったときも、
たいてい思慮に基づく信頼に従って、相手との付き合い方を決めた。

手元の情報で相手を疑うに足る理由は無いと確信できれば、
相手を信頼し続け、逆に慎重な分析によって心配が裏付けられたら、
相手を疑いの目で見るようになり相手から距離を置き始めます。

また実行制御力の低い人(直感的な人)は、
日ごろから物事を分析するのが苦手か疲れや忙しさのために、
分析できない人では直感が実際の反応につながることが多かった。

自己制御能力の高い人でも、
ひどく動揺していたり疲労で判断力が鈍っていたりすると、
思考力がかなり低下する。

そんな時何かが起きても無意識的な心の判断によって、
心配を打ち消すか相手を信頼しなくなるかが決まる。



思慮に基づくプロセスよりも、
直感的なプロセスから正しい情報が得られる可能性が高い。

どちらのメカニズムも完璧ではないが、
2つの組み合わせによって最良の判断が得られることが多い。

長い目で見た場合相手を無理矢理信じ続けるのは、
結局自分のためにならないでしょう。

嫉妬は信頼に関わる感情だ。



嫉妬について、もし何の動揺も覚えない場合は、
そもそも本気ではなかったのです。

人はこの感情を抱く人を苦しめるためだけにあるのではない。

感じることにも目的がある。
嫉妬は行動を促すために存在するのです。

嫉妬は目先の利益だけではなく、将来的な利益にも敏感に反応し、
ただの知り合いと共同作業をしているだけでも、
嫉妬は起こってしまうのです。

怒りや怒りの結果として起こる仕返しとして出したいと言う願望も起こります。したいと言う願望も出てきます。

嫉妬は避けるべき感情ではありません、

嫉妬は心が持っている信頼関係の大事なツールです。
その理由は嫉妬が過去よりむしろ将来に関わる感情だからです。

嫉妬の目的は、互いに頼れる大切な関係を守りたい、
あるいは修復したいと言う気持ちを引き起こすことにあります。

まとめ

双方が長期的な利益を考えて、話し合いをし、
「折り合い」をつけるカップルが長期に渡り、信頼関係を築け
修復は可能となります。

嫉妬はデフォルトなので、
互いに頼れる関係を作りたいと思っている事を知らせてくれます。




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