でき太くん三澤のひとりごと 投稿 その30

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投稿 その30

受験という言葉から、私がすぐに連想する言葉は「実力」です。

実力があれば、受験には成功します。
では実力というものは、どのようにしたら身につくものなのでしょうか。

私は実力というものは、日々コツコツと学習を進める「コツコツ学習」によって、はじめて身につけることができると考えております。


どれだけ日々淡々と積み上げてきたか。

これがポイントだと思います。

もちろん、ただコツコツと学習を進めるだけでなく、自分がミスした問題、わからなかった問題を、しっかり復習して深く定着をさせていくというトレーニングも必要です。

コツコツ学習とトレーニングを徹底することで、私たちははじめて実力を身につけていくことができます。


私が昔から少し残念に思うのは、しっかりと上述したようなことを子どもたちに伝えて、実力を身につける方法を指導しているところが少ないのではないかということです。

よくあるケースは、塾に通い授業は受けていても、定期テスト前の2週間から1週間くらい前になると急に学習時間を増やして、定期テスト対策を始めるというものです。(中学生くらいになるとよくあります)

要領の良いお子さんですと、この直前の対策で平均点以上をとってしまったりしますので、このような直前対策で定期テストに対応しているお子さんは少なくありません。

本来であれば、「いつテストされてもよい状態を作るにはどのような学習をすべきか」ということをしっかり子どもたちに伝えてあげて、テスト前はテスト範囲の確認学習程度に抑え、日々鍛錬した実力があれば、改めて何時間もテスト対策をしなくても、しっかり結果がついてくることを経験させてあげるべきではないでしょうか。

子どもが実力を身につけられないテスト前の付け焼き刃な学習でやり過ごしていたら、それを軌道修正するのが私たちの役目なのではないでしょうか。


話は変わりますが、私は受験直前で不安なっている子には、今日まで続けてきたでき太のプリントを目の前にすべて積み重ねるように伝えています。

中学受験のため6年間くらい継続してきたお子さんですと、かなりの量が目の前に積み上がります。

高校受験のために9年近く学習してきたお子さんは、さらにそれよりも多い量が目の前に積み上がります。

この圧倒的な「量」を見た時、子どもは理屈抜きに「自分ならいける!」と思えるようになります。

これは直前の一夜漬けばかりを続けてきたケースでは絶対に実感できない自信だと思います。

日々の学習を通して、子どもたちは知識だけでなく、価値観も身につけていきます。私たちまわりにいる大人は、このことをしっかり認識しておきたいですね。
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