理屈で押すのではなく、本音の言葉で共感を得る

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ビジネス・マーケティング
“感情よりも理屈が上である”と信じ込んでいたり、“ビジネスに感情は要らない”と言うリーダーがいます。
確かに、ビジネスに理屈は大事で、理屈がなかったらビジネスは成り立たないと思います。

しかし、人は理屈だけでは動きませんし、人の行動は理屈よりも感情に左右される場合の方が多いのではないでしょうか。人が相手のビジネス、人がするビジネスである以上、感情=人の心がどう動くか、を考え続けることこそビジネスでもあります。

特に、チーム内では、気持ちよく仕事できる状態が最もパーフォーマンスが上がります。逆に、理屈で押され、心から納得できていないことをするときは気分が乗りません。そして、気分が乗らずにする仕事のパーフォーマンスは下がります。

そもそも、世の中にはこれが唯一の正解でそれ以外の考えは間違っていると断言できることの方が少ない中、組織内では、立場が上の人の考えが通りやすい性質があります。つまり、正解・不正解の純粋な議論よりも、立場が上の人が言っている考えをうまく理屈づけして正解(=もっともらしい理屈)にしてしまうということことです。

組織内でこれを完全になくすことは難しいと思いますが、少なくとも、理屈は伝えつつも、それ以上に、メンバーが心から共感してくれているかどうかを重視し、共感が得られるよう本音の言葉で語る。
これを大切にしているチームでは、メンバーがいきいきし、パーフォーマンスも高いような気がします。

最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
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