『そのタスクをやってもらうにはまだ力不足で(その部下)に任せられないから、(その部下には)今の力量でできるピースだけをやってもらう』
どんなことも初めはそうかもしれません。
そこから、『その部下に早く成長してもらうために何をするか?』
まず、“この(早く成長してもらうために何かしようという)発想を持ち、それを常に優先度の高い位置に置くこと”が大事で、この発想とは真逆の “仕事を回すためにそれぞれの部下にできることをやってもらう”、という考えでは、個人も組織も大きくは成長できません。
さて、改めて、『その部下に早く成長してもらうために何をするか?』
⇒タスクを行うのに必要なピースをひとつずつ順番に経験してもらい、できることを徐々に増やす。
真っ当なやり方ですが、もっと早く成長してもらうには、
⇒全力でバックアップしながら、部下が一連の仕事全般を自分で考え行動し達成したと思える経験をつくる。
そうすると、
①自信がつきます。根拠があってもなくても、「できる」と思ったことは何とかできてしまうもので、まず、本人に「できる」と思ってもらうこと。その領域に自然と誘導できます。
②上司や同僚の助けがあったにしても、本人主体で進めると、全体像が掴めます。また、自分に足りない部分が何かも、その部下自身が身をもって理解・実感できます。他人が指摘して教えるよりも、その人が自ら気づいて自ら学ぶ方が早く習得できます。
すると、徐々にではなく、一気にジャンプするような成長がときどき起こります。(10回に1回、20回に1回くらいと思い、決して過度な期待はせずに成長を待つイメージでいるとよいかもしれません)
最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。