「こんな風に日常が変わりますよ!」と伝えてもイマイチ刺さらないのは、それがリアリティをもって受け止められていないからです。
「本当に変わるかもしれない」という期待があって初めて、人はCTA(購入ボタンなど)を押します。
【ベネフィットと読者のリアルの間に「距離」がある】
ベネフィット(利益や明るい未来)をいくら伝えても反応が伸びないときは、ベネフィットと読者のリアルの間に距離があるからかもしれません。
たとえば、フィットネス器具を販売するとして「この器具を使えば、あっという間に体が締まって、きれいになれますよ!」と訴求しても、それが読者の現状からかけ離れていると心が動かないんです。
ベネフィットは、読者がリアルに想像できるものである必要があります。「あっという間に体が締まる」のではなく「スキマ時間に運動できるから、運動不足解消に役立ちますよ」といった訴求の方が刺さる人は多い。極端なベネフィットは、うさんくさく感じられてしまうものでもあります。
【潜在ニーズにスポットを当てる】
読者には、表面的な悩み(顕在ニーズ)の奥に、本当に叶えたいこと(潜在ニーズ)が隠れています。
「スリムになりたい」は顕在ニーズです。でも、スリムになって何がしたいのか——「もっとおしゃれを楽しみたい」「自信を持って出かけたい」——という潜在ニーズにスポットを当てることで、ベネフィットが読者のリアルに近づきます。
読者に届くベネフィットは、"劇的な変化"より"ちょっとだけ良くなる日常"です。その距離感が、反応を変えます。
【実際の制作事例】
以前、着圧レギンスのLPで「履くだけであっという間にスリムに!」という訴求の修正を担当しました。
「スリムになりたい」という顕在ニーズだけでなく、その先にある「モテたい」「おしゃれをもっと楽しみたい」という潜在ニーズにもスポットを当てたストーリー設計に変更しました。
また、着圧レギンスという商材の性質上、薬機法への配慮も必要でした。「スリムになる」という直接的な表現が使えないため、「引き締まった印象のボディラインに(※着圧による引き締め)」「ボディラインを整える」といった表現を使用し、あくまでも「ボディラインを整えるサポート」「着圧による引き締め」という文脈で訴求を組み立てました。
【まとめ:ベネフィットは「読者が想像できる距離」に置く】
大きすぎる変化を約束するより、読者がリアルにイメージできる「ちょっとだけ良くなる日常」を伝える。その距離感を意識するだけで、ベネフィットの刺さり方は変わります。
LPの構造が気になった方は、診断サービスもご覧ください。