古代中国の縦横家たちは、戦国時代、算命学(万象学)の知恵を使い、各地を回ってその領主に自分の戦略を説いて回り、登用されることを願いました。
孔子の教えは優れたものでしたが、士官が叶わなかったのは、それが現実思考の武将や領主にとって、実用的ではなかったからです。
算命学は違います。実際に活用してこそ、意味がある。だから重用されました。そして、実際にどこにこれが適用できるか、見定めるのが軍師の価値を決めます。
・・まぁ、そんな命を張った仕事を、今世で自分はやりたくないですが(命を張らなくていいプロファイリング依頼をください!w)。
さて、今日も、実学算命学で語ります。
自分がビジネスを立ち上げるとき、なにかプロジェクトをやろうと思った時。
全てが自分でできる場合と、誰かを巻き込まないと成立しない仕事があります。そうした時、一緒に目的を持って動くうえで、柱になってくれる人材が急に離脱したり、問題を起こしたら、どうでしょうか。
自分の目的を果たしたいのに、なんということか、入れた人材こそが目的達成を妨げる存在になりかねません。
今日もご相談を受けましたが、特に自営業にとっては、大きな問題です。
ビジネス調査ではどこの会社でも、2割のよく働く優秀な社員と6割の自分の食い扶持ぶんだけ働く社員、そして必ず、2割の全く使い物にならない人間がいる法則が判明しているそうです。
優秀なたった2割の頑張る人間によって会社が牽引されていると言う事実です。給料をはらってでもいれたい人間は、たったの2割なんですよ。
それは金太郎飴のようにどこの組織でも同じ構図なのだそう。
だから、逆にもしあなたが何かをしようとした時、メンバーが5人なら、一人は必ず足を引っ張る人。ただ旨味を求めて話に乗っかっているだけの人かもしれないわけです。参ったね・・。
本気でプロジェクトを成功させるためには、全体の意識の波動レベルをあげなければ、少数精鋭はうまくいきません。でもそういう意識高いひとがあなたのために働いてくれるのかもわかりません。
人材は人財なんですよ・・・。
そもそも、起業三年目でほとんどのビジネスが潰れるといわれます。
以前、すしざんまいの社長さんの講演会を聞いたことがありますが、
彼は
「起業はだれかと一緒にグループを作ってはじめてはいけないよ」
とアドバイスしていましたね。
「三人集まれば文殊の知恵ではない、逆。必ず問題が起き、必ず人のせいにしあう。状況が悪くなった時は、なおさらだ。」
と言うお話でした。
経営の世界は貫索星、独立独歩の星ですから、ひとりでも信念を守って歩き続ける強さのある人じゃないと起業できないっていうことでもあると思います。
ちなみに、すしざんまいの社長さんは確か宿命全中殺だったと思います。まさに自分の思い通りには決してならない環境の中で、あれだけの成功を収めた秘訣は、自分がひとりでやるつもりで始める。エゴを捨てると言うことだったそうです。
すしざんまいの社長さんがいうように、それくらい人間関係は難しいのです。
すべてがあてにならない、と言う環境下で、資本がそれほど大きくなく、人との関わりは絶対に避けられない起業家や自営業者にとって、一緒に働くメンバーはアルバイトであっても、すべて重要な人物です。小さいだけに一人の影響力がとても大きい。
お客さんからすると、会社のイメージに影響します。
だから、自分の運に自信がなければ、算命学による戦略的な人材登用の思考が大事になってきます。
・・まぁ、とりあえず、戦争だと考えてみてください。自分の目的が相手の城を落とすことだとしたら、戦略上重要な箇所は、技量、人望が確かで、そして、何よりも自分を害す恐れのない信頼できる人物を置きたいはずです。
配置を間違えると、いきなりお金を持ち逃げされるとか、いきなり責任を放棄して消えるとか、重要な期限を守らない、いきなりライバル社に引き抜かれたりして、自分たちの大事な情報や顧客を持っていかれるということが青天の霹靂で発生するかもしれない。
・・とはいっても、実際はサイキックでもない限り、普通の人にとっては、それがわかるまで時間がかかりすぎるんです。その間に、相手に入れ込んで、色々とご奉仕して、いろんな準備まで整えて、ということになっていると、いざ、余計に抜けられた時のダメージはでかいです。
恋人だったり、パートナーならそうなりますよね。
実学算命学で、一番よく見る場所は、その人が散法所持者なのか、合法所持者なのかと言うことです。友人や部下の合法、散法は、鑑定でよく見てもらってくださいね。
と言うのも、合法しか持っていない人間と、散法しか持っていない人間は基本的にうまくいきません。たとえ相手が守護神であってもです。夫婦もストレスを抱えやすいかと思います。
合法はみんな仲良く違和感なく調和することを目指します。
しかし、散法所持者は基本的に揉めること、壊すことで、どこかスッキリする人。さらに龍高星も持っていれば、腹をたてると物がよく壊れる。壊す。
だからそういう散法者にとって、合法所持者が作り出す調和のムードやエネルギーは、実は居心地の悪い環境。そこで、合法者が努力して作った調和を台無しにするような、ひとの顔に泥を塗るようなことを無意識に起こしやすいです。エネルギーが合わないのに、一緒にやろうとすると、ですよ。
それが意識化されると、合法所持者の調和を壊すことが目的化して、お互い、いじめや嫌がらせやストレスのはけ口に変わっていくこともあります。
そうなると、合法所持者はストレスでおかしくなってしまいます。
一方、散法所持者は、何となく、媚びてくる相手が困っているのを見るのが、ちょっと楽しくなっちゃうんです。意識が低次を選ぶとね・・。
もし自分が合法しかないひとは、散法所持者ともうまくやらなければならないという、思い込みのこころの緊急ボタンを手放してください。
モラハラ、パワハラ、いろんな被害に遭わないように。
でも散法所持者だからって、別に悪人じゃありませんよ。
壊すことに役割がある彼らにも彼らの役割があります。
ただ、生きる方向性が違うものを、無理に調和させることはできないよ、と言うことを理解した方がよいです。
「みんな仲良く」は絶対ルールじゃなくて、学校だけの決まりです。
合法所持者と散法所持者が同じグループでなにかをしなくてはならなくなったならば、どうぞ、建前の付き合いをしてください。彼らのエネルギーにご機嫌伺いや迎合しようとしないでください。そして、合法所持者は自分を守るためにこころの大事な部分に彼らを入れないでください。
散法の中でも、納音、準納音、天剋地冲などを持っている方は、ドライです。
そして見方によって、悪人にも善人にも見えます。見る人の立場によって、評価が変わる人なんです。もっとも、彼らは、善悪倫理にとらわれず、ただ、そのときの状況に自動対応しているだけなんですが。
彼らの生き方は「ミラーリング」です。ミラーリングとは、どう言う意味かと言うと、目の前の相手と同調してうごいているということです。
真似されていると、自然に相手は、自分と気があうとか全面的に受け入れられているな、と感じやすく、そんな彼らを魅力的に思います。天剋地中や納音を持っているような人は、とくに魅力的だと言われる所以です。
しかしそれはやっぱり、ミラー。同調しているようでいて、自分が見ている彼らの姿は虚像。よく見ると左右逆さ。本当は、まったく違う人物なんです。
いや、本当の姿、とも言えるかどうか。
なぜなら、彼らは二つの全く違った矛盾した自分の両方に、心の軸を置ける人たちだからです。両方本当であり、両方嘘。
そして、軸が一つではなく、二つあると言うことは、一つを払われても、もう一つがあるので、決して倒れることはない、負けない強さを持つのです。
ですから彼らは瞬間的に戦況が変わると、突然軸を切り替えます。
周りから見ると、それが「裏切り」に見えます。
同じ散法者同士なら、お互い同じルールで生きているので、それはそんなに問題になることはありませんが、みんなと信頼関係を作り上げ、調和していきていたつもりの合法所持者にとっては、突然の態度の豹変は、大きな心のダメージになることがあります。壊すのにスピード感を持つ天剋地中所持者は「他人の運を食う」といわれるのは、そう言う意味です。
でも散法所持者の意識の中では、悪気があってやっていることではありません。それが彼らの自然体。
過去と現在と未来の関係性は、彼らの中では連続しているものではないので、それまでの関係性や過去の流れの一貫性をそのまま維持しなくても良い、と考えます。で。本当にバッサリ行く。
まるでそれが存在しなかったかのように、過去にとらわれずにいきなり切り替えるあたりは、風の時代的な生き方かもしれません。
そこに石門星が加わると、現時点言っていることは、事情が変わったら、いくらでも変えてもいい、という価値観に下支えされ、さらに表面的な浅い関係性の中で相手の方針と同調しながら、美味しい話をつかもう・・とする動きになっていきます。相手に調子を合わせるのが非常にうまくなります。
だから、うっかりそれが本心だと周りの人が信じ込みやすく、ときおり、矛盾が明らかになって大きなトラブルが生じます。
散法所持者は、その軸の切り替えに備え、矛盾によるトラブルを起こさないため、結果的に秘密行動が多くなります。相手に本音の自分をさらさないようになっていきます。
いざ、軸を切り替えた時に、過去の足跡を持ち出されたら不都合になりますし、自分でも説明ができないですからね・・。だから、痕跡や足跡を残さないように、やたら隠し事が多くなるのです。
とは言え、これはただの傾向です。もちろん、意識の高い散法者や石門星は、いい形でそれを生かしています。
逆に言えば、どんな環境でもそれなりにうまくやっていける処世術を持っている現実対応思考と言うことなので、逆境に強いと言えますし、どっちにも軸を持っていると言うことは、どっちにも軸がないと言うことで、偏らずに物事をドライに見る視点も持っていて、意外な視点で物事の穴を見つけるのもうまいと思いますし、異質な環境や外国に身を置くことも性質としてあっていると思います。
ですから、合法所持者ならば、そんな彼らとは、心を分かち合い、じっくりと長く付き合うことを目指すのではなく、とても流れの速い人間関係の中で、都合の良い時だけ、建前だけのお付き合いをしてあげると、向こうも平和な環境の中で自分の中の矛盾感を拡大することがなく、いい形でその力を発揮すると思います。
自分に合法があるのか、散法があるのか、で、仕事のパートナーとの付き合い方も大きく変わってきます。性質を知っておけば、良くも悪くも、散法があるメンバーが突然なにかを壊しにかかっても、「あ、きたな・・」で受け流せるし、リスクヘッジしておけば、大事なものまで壊されなくて済みますからね。
裏と表を使い分けるメンバーと、果たして自分がうまくやれるタイプなのかどうか、親密な協力関係を築き上げる前に、調べて理解しておくと良いと思います。