写真は、うちのもう一人の娘、宇宙猫こはるです。人の言葉がちゃんとわかります。まだまだ寒いので、お風呂の蓋の上がお気に入り。リラックスしている姿に癒されます。
さて、実学算命学では、子供の星にかかる宿命中殺には、いろんな意味があります。実は、スピリチュアルな感性を持つ、3次元の枠を超えた次元の子供たちとのご縁があるということも意味していたりもしますよ。
親子両方の宿命を両方みないとなりませんが、親子関係にわりと悩みやすい宿命といえば、(親の宿命だけ見た場合に言える特徴的な部分は、)鳳閣星・調舒星という子供の星に中殺がかかっていることや、または、月干支に宿命中殺をもつひとであるということです。
自分の子供の育て方に悩む人は、結構多いんですが、その理由のひとつに、この特徴があるので、それを今回はお話しします。
そもそも生月中殺は、子供の場所に中殺がかかっているので、一般的な親子関係を作ることが難しいです。生月中殺所持者のかたにお子さんがいる場合、自分と子供との物理的、精神的な距離感は、とても重要なポイントになります。
まず一つ。
次元を超えたところから来ている子供とのご縁があるということなので、自分の次元の価値観の枠組みの中に子供を閉じ込めようとしてはいけないという注意点があります。
(これまでの算命学の解釈では、子供に縁がない、と言われてきましたが、縁はあるのです。自分の価値観の次元のなかにはないタイプの子供と縁ができるのです。したがって、子供のことがわからない。)
つまり、自分の要望や夢を、子供に託してはいけない。
仕事を手伝って欲しいとか、一緒に住んで欲しいと願ったりですね・・。
あとは、サッカー選手になってほしい、自分がなれなかったから、とかは言語道断。w
ついでにもうひとつの注意点は、
生月中殺所持の親は、自分がこうだ、と考えている子供像は、子供の本当の実像とは違うんだ、ということを常に頭に入れておくことです。自分と子供は違う人間同士なんだという境界を、ちゃんと自分の心の中に設けることですね。
これは自分の中のエゴを消化した人しかできませんが。
子供のことが理解しにくいし、子供も親が理解しにくい。
だから、そもそもお互いに分かり合えているという感覚は持ちにくいと思いますが、子供側の発するサインを適正に受け取れないので、自分の思い込みでこう言う子供なんだ、と虚像を作り上げてしまうリスクを、生月天中殺所持者はつねにはらんでいます。
そんな理由で、自分の仕事や思いを子供に継いでもらうことはできません。
あてにしていると、足元をすくわれます。
別な仕事、別な稼業、仕事を子供に持ってもらうことを考えた方が良いのです。松田聖子さんと、さやかさんの親子の悲劇も、全てはここにありました。
成功すればするほど、本当の自分とかけ離れバランスをとって生きることができなくなったさやかさんが、精神的に追い詰められ、ちょっとしたショックな出来事をきっかけに命をたった可能性は十分にあり、芸能一家の一人っ子という、さやかさんのプレッシャーは、いかほどのものだったかと思います。
けれど、これは親子で決めてきた結末。学びのために、二人で選んだことなのです。ですから、そもそもまわりがとやかく言うことではないんですけどね・・。アナとても大好きだったので、残念です。ご冥福をお祈りいたします。
では、一般家庭レベルで見るなら、例えば、生月中殺の親子では、どんなことが起こるのでしょうか。
自分の鑑定の中でよく見るケースを一例としてお話しします。
その親子は、親も子も生月中殺所持者でした。
お子さんはもう成人されていますが、宿命とは違う生き方をしていました。
現状とかけ離れすぎているので、これではなにをやっても人生不満があるだろうな、と私には感じられました。
しかし、もっとも特徴的だったのは、お子さんがついている職業は、まさにお母さんの宿命が表す職業や適正であり、まったくお子さんのものではなかった、と言うことだったのです。お母さんのエネルギーを全面的に取り入れすぎて、お子さんは自分がわからなくなっている状態です。
お子さんも生月中殺ですから、なおさら家系の影響力から直ちに離れなくてはなりません。プロファイリングをしたのは、親子決別がしやすい最後の年齢と言われる25歳ちょうど。
お母さんからの依頼だったので、私はプロファイリングの話は出さず、何かの折に親心から、お子さんのほうにだけ、「後ろを振り返らないで、出来るだけ遠くで自活しなさいね」と言うことを強く伝えました。
お母さんの方は、子供が中殺のかかった(実際はたよりにならない)守護神だったので、お母さん自身の状況がよくないときほど、お子さんへの過剰な期待をやめることが難しいのだろうなと思いました。
ですから、この二人の宿命が示すのは、お子さんが自分の人生を生きられずに、お母さんの人生を肩代わりして生きている、本当はとても苦しい。と言うことだったんですね。これまで、親に可愛がられようとして、自分の本音を曲げて育ってきたということが、伺えました。
とてもいい子だったのですが、実際の悩みは相当深いと思いました。
しばらくたって、お子さんは、仕事を見つけ、他県に引っ越ししたので、私は安心していました。
ところが、
・・・この生月中殺のお母さん。
週末、他県に引っ越した息子をおいかけていって、息子の部屋に押しかけていき、寝泊りしていると言うのです!!
(おいおいおいおい・・・・・)
「私たちは仲がいい親子だから。」
そう嬉しそうに自慢するお母さん。
いやいやいや、年頃の子供の世界に、お母さんが入りこんであれこれ世話を焼くって・・・しかもお子さんは、恋愛相談までお父さんとお母さんにしていると言うのです。友達親子・・いいえ。
いわゆるマザコン、ファザコンです。
「こりゃヤベェ・・!」って、私は正直感じてしまうのですが、彼らは何が異常なのか全くわかっていません。
恋愛というのは、そもそも親と精神的に離れなければ、したいとは思わないものです。本気で好きな人ができたなら、親に相談なんてできません。
親のほうは、自分たちを喜ばすためにネタを提供しているだけで、偽の恋愛、ポーズを子供がとっていると言うことに気が付いていません。
「それは、ちょっと・・まずいでしょ。」とドン引きする私の反応は、彼らは気にくわないようでした。
つまり、「親子であっても存在する人間同士の適切な境界線」がわからないのです。
おこさんもお母さんも、ともにです。
生月中殺所持者には、そういう意識の境界線がありません。それが他人に向かった場合は、多様な価値観を受け入れる人として、人間関係に先入観がないなどいい方に働きますが、親子はそうはなりません。べったりとくっつき、おたがいに法外な期待をかけながら、本来のエネルギーを濁らせてしまうのがほとんどなのです。
一見仲が良い親子が多いです。
しかし、それでいて、人生に満たされない何か不満を抱えている。
そういう関係になりやすいのですよね。
そして、良好な関係に思えていたある日、子供が突然自然淘汰されてしまう、なんてことも起こりうる。松田聖子さんのケースですね。
このケースでは、
人生の欲求不満をこどもに満たしてもらいたいと思う母親。
そして不都合は実家の家族に解決してもらって当たり前の子供。
という親子関係のけじめのなさにつながっていました。
「こどもがなかなか結婚しないのよねぇ・・孫が欲しいのに。」
とお母さんは言います。
こどもも、「親を喜ばせたいから、早く結婚したいんですが」、と言う。
どう思いますかw。
昔、冬彦さんという言葉が流行りました。
あれはいかにも異様ですが、実際のマザコンというのは、もっと仲良し親子というか、一見普通の形で存在するものなのです。注意してみてみないと、わからないというか。
ともかく、生月中殺が暴走すると、そうして親子の物理的、心理的な境界線がわからなくなります。
だからこそ自分に欠けてしまっているその境界線を学ぶために、生月中殺は家系と距離をしっかりとって、故郷を離れる必要があるわけです。
生月中殺は、そうなるとかえって、その境界のなさが異質な地に行っても、誰とでも付き合えたり、面白い人との交友関係をつくるという武器になります。
プロファイリングをするとき、悩みがある、と皆さんはおっしゃいます。
でも、それは、とても素晴らしいことです。
なぜなら、問題意識を持っている、ということってすごいことなのです。変わっていくことができる、と言うことなのですから。
ジャイアンは、自分の歌が上手いと思っています。
悩んでいないので、それ以上、工夫して向上していくことはありません。
自分の好きなことの次元を上げる可能性を捨てているのです。
だから、悩むということは、とても大切なことなのです。
生月中殺所持者にとって、もっとも救いがないのは、親や実家、親戚にしがみつくあまり、自分の心の中の嘘に気がつけないまま、彼らにウケのいい自分を選んで、いきていくことではないでしょうか。
自分で問題の所在に気がつけるということは、気がつかない、というフェーズを超えて、もうすでにそれまでの自分とは違うより洗練された人生を歩き始めていると言うことです。
生月中殺のみなさん、精神的な自立をがんばってくださいね!