子供の育て方・ほとんどの人が知らない重要なこと

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だんだんと春の兆しが見えてきました。もう、スノボの季節は終わりかなぁ〜・・。20年ぶりぐらいに、再開したスノボに夢中です。
今週末も、滑ってきますよ・・。
そして、今月末は、春分の宇宙元旦を迎えますね。
今年のエネルギーがいよいよ色濃く出てきます。

親子関係に続いて、今日は、教育についてお話しさせていただきます。
これまでも、幼児期のお子さんを持つ親御さんから、たくさんご相談をいただいてきました。
 正直いって、実はプロファイリング結果自体よりも、まず前提となる認識それ自体がない親御さんが多く、大変ショックを受けて、プロファイリングの説明を受けられるまで気持ちを立て直すのに、時間がかかることが多いです。

というのも、現代の日本の子供たちが置かれている今の令和の子供の状況を、親御さん自身が知らないというケースがとても多いのです。

日本は、先進国の中でも教育後進国だということをご存知ですか?
いや日本は斜陽で、もはや先進国とも呼べないかもしれない状態になっていることをご存知でしょうか・・?

国の予算を比較しても、教育や子育てに割かれる割合がとても少ないです。
教育は国力を支える人材力です。
国力に勢いがある国というのは、その20年前からはじめた教育の質が成果をあげているということなのです。
ですからどこの国も、一番に子育てや教育、文化芸術にとても比重を置きます。なのに、日本はその教育に手を抜いてきたのです。

その結果、いまや比べるのが恥ずかしいほど、先進諸国と日本の教育レベルは大きな差がついてしまっているのです。
今後、少子化そして教育の停滞により、経済力は低下し、今の子供たちが育つとき、日本の国力自体が大きく落ち込んでいるはずです。

ですから、学校に任せておけばみんな一緒に普通に育つ、という時代は終わりました。いまや親自身が子供の教育になにがふさわしいのか、きちんとした指針を持って、我が子と自分の教育を選んでいくことが必要な時代なのです。

例えば、日本の教育と世界のトレンドの違いは、歴然です。
世界は何十年も前から、教育実験を繰り返し、その結果をもとにして教育法を大きく変えています。特に幼児期の教育に非常に力を入れており、いま彼らが目指しているのは、まさに土台となる「人間力」を作ること。

時代遅れの日本は、ようやく今頃「非認知能力」という言葉を知ったようなものです。
そして知育系の習い事を、学歴偏重社会で勝ち組になった親御さんが必死になってこどもに習わせているという、まるで昭和バブルの親のようなことを続けている日本。

知育で身につけたものは、子供を勝ち組にはしません。
理性の発達の時期ではないのに、理屈をいくら教えても、身につくわけがないからです。つくのは、猿にこのスイッチを押したら餌が出る、と教えるような無意味な反応性です。親に愛されたくて、褒められたくて、認められたくて、子供は懸命にがんばりますが、猿にされた子供は、親からの愛情という報酬を目当てに動くだけなので、目の前に置かれた勉強の本当の面白さ、感動、深みなどは、全く理解できないまま、その分野へのセンスが閉じていってしまうのです。

たとえ、高学歴を取ったとしても、暗記力と自動反応性だけで戦えるほど、世界の知の世界は甘くありません。
世界トップクラスの大学にいるのは、本物の天才たちなのです。
子供時代を潰されて、親に支配され、なにかを無理にやらされつづけた子供は疲れ切って、ついに現実を知り、そこで燃え尽きてしまいます。

そして実際に、今、日本では自殺が低年齢化しています。
なにかをなしとげさせようとする親の気持ちと裏腹に、子供の方は実存感がとても薄く、途中で命を絶ってしまう子供が多い。そしてそうならない子も大抵は、多くのストレスが溜まっていて、お友達に意地悪ですね・・。w
優越することでしか、自分を確認できない人間になっているのです。
 例えば、お母さんの熱心な知育で、英語がネイティブ並みに話せる京大生のお子さんが、国際交流の日本代表として選ばれ、脚光を浴び、前途が約束されたかに思えたとき、突然自殺。誰もが羨むキャリアを積んでいた学生が突然死した理由はわかりませんでした。

今の日本で大事なのは、何かになる教育ではありません。
自分は大切な人間なんだと自分を誇りに思い、自分の体を大切にできて、人と愛情交流できる心の暖かい人間性が土台になければ、その上に最先端のなにを積み上げても、砂上の城だということを、お金に恵まれている方達に限って、多くの親御さんが気が付いていないのです。

逆に自分を信じられる「自信」があれば、なにがあっても子供自身が自分の人生を切り開いていくことができる。
問われているのは、「わたしは親に愛されてきた」と子供が喜びを感じられる出来事が、その子の幼児期の思い出にどれくらいたまっているか、なのです。

子供自身がやりたいことはなんなのか耳を傾けて、それを応援していく中で、親子の信頼関係は出来上がるものです。
思春期で関係が悪くなったのではありません。幼児期にそのもとの根っこがあったのです。

しかし子供は、自分の思いを言葉にすることができませんし、経験値もないので、体験素材をもとに自分を説明する力もありません。
だからこそ、観察力がいります。親の側が子供の心を知ろうと努力する必要があります。

台湾やインド、昔の中国皇帝や日本では、子供が生まれると、その宿命を占い師に聞く文化がありました。そして、親はそれに沿って育てていたそうです。
親の一方的な見方で、子供の将来を決めてしまったり、取り扱いを間違わないように、子供の性質や特質を客観的に知るデータを取って、子育ての参考にしていたわけです。自分とは違う人間だということを占いによって知っていたわけです。

昔は化学分析や脳波測定などができませんでしたから、その代わりに使われたのが占いだったのでしょう。
現代は、様々なものがあります。
子供を理解するための人間学や性格分析ツールはたくさんあります。
 親が子供に偏った目を向けないよう、そうしたものをどんどん使っていけばいいのですが、ほとんどの人はそうすることはありませんし、子供の前に親自身が自分のことを知らないのです。

もしも、あなたの子供が20番目のあなたの子なら、あなたの経験値による視点は間違いがないでしょう。
でもその多くは、一人目か二人目、多くて三人なのではないでしょうか。

みんな子育ての素人なのです。
ならば、知ろうとしてください。
無意識に子供を歪んだ目で見る前に。
子供が何をつたえたいのか、何を求めているのか。

どんな性質をもつものなのかわからないものを育てることはできません。育てるということは、スキルがいることです。
その教育スキルを高めることを日本の社会はこれまで放棄してきました。
もうそんな時代遅れの社会には頼れません。
親がどれだけ子育てから学ぶか、子育てに明るい人がどれだけ、そのスキルを提供してくれるか、それによって子供の生きやすさが全然変わってきます。

子供を愛するということは、単に自分が可愛いと思った時に可愛がることではなく、そもそも子供の質を理解しようとすることからはじまります。
これは、宿命がどうこうという前に、大事な、大事な、大前提なのです。
























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