このテストでは、要求された速度に達するまで、10分単位で10㎞ステップでタイヤを走らせます。
評価を受けるためには、シミュレートされた負荷でテストしたときに、特定の速度を維持できることを証明しなければなりません。
速度評価はアルファベットで表され、「A」が最も低く、「Y」が最も高くなります。
下の表にあるように、自動車メーカーが車の速度を上げ、それに合わせて速度評価が導入されているため、いくつかの例外があります。
●速度評価はスピードだけではないのですか?
いいえ、乗り心地やトラクション、トレッドの摩耗、コーナリング性能なども考慮されています。
一般的に、速度記号が大きいほどグリップ力や制動力が高くなりますが、トレッドの寿命が短くなったり、寒冷地での性能が低下したりする場合があります。
そのため、V、Z、W、Yランクのタイヤは、通常、温暖な気候の高性能車に適しています。
性能を向上させるために車のタイヤのスピードレーティングを上げることはできますが、車のトップスピードを低いスピードレーティングのスピードに落とすことなく、スピードレーティングを下げることはできません。
●車のタイヤに速度記号を混ぜてもいいですか?
お勧めできませんが、速度記号を混在させる場合は、前輪駆動、後輪駆動、四輪駆動に関わらず、低い方の速度記号のタイヤをフロントアクスルに装着してください。
これは、オーバーステアを防ぐためです。
また、すべてのタイヤは車両に適したものでなければならず、最も低いレートのタイヤよりも速く走らせてはいけないことを覚えておいてください。
すべてのタイヤは、同じサイズ(車種により)、同じタイプ、同じ速度定格のタイヤを装着することを常に推奨しています。