親子関係の本を読んでいて、
「みずから成長する勇気」という言葉に
グッとくるものがあった。
さらに、
自分の望む人間関係を維持していくには、
みずからも精神的に成熟していくことが大切なのだ、とある。
その通りだと思う。
以前は、「成長」「成熟」していきたけれど、
そのやり方が分からなくて、どうしたらいいの?と思っていた。
その頃は、
自分には無いものを努力で身につけていくこと、とか
できないことをできるようになること、など
そんなイメージを持っていてように思う。
自分の内側がそれに対して何を感じているか、を
感じることなく、
そうすれば、そうなれば、「成長」を感じられて
自分に自信を持てるようになり、自由になれるのだと
強く信じていた。
今の私にとっての「成長」「成熟」は、
どれだけ細かく深く自分を感じられるようになったか、に
変化した。
感じられるようになるために、
感じられる空間を自分の中に創っておくことが
大切だと思うようになった。
なぜなら、すぐ「忙しい」を作ってしまうから。
「忙しく」している方が、しんどいながらも
「やっている感」でけっこう安心してしまう自分のクセがあるから。
現実で何か悲しみを感じたり、つまづきを感じたりしても、
「忙しい」をたてにして、現実に没入すれば、
自分の内側は見なくても済む。
ある意味それは楽なことではある。
だけど、現実に対していつも「同じ反応」を繰り返し、
「変わらない」つまらなさを感じて、
感覚が停滞したままになってしまうのだと思う。
一方、
「感じる力」「感じる容量」を伸ばしていくと、
感じる細やかさや感じる深さによって、
現実の受け止め方や認識が変化し、
新しい自分
変化していく自分 を
感じられ、
自分を楽しめるようになる。
感覚や感情がいきいきとして、
「これが自分」という自覚をしっかり持てるようになる。
主体的や主観的になれて、
他と違って当然だし、それでいい、と
気おくれしなくなっていく。
「正しさ」から抜けて
「やさしさ」を選べれるようになる。
そんな「自分の本当の領域」を
意識的に取り組んで育てていくことが
「成長」「成熟」となっていくのだろうと思う。
年齢を重ねることで、
感覚を狭めるのではなく、
これまでの経験に基づく知識や知恵を使って、
感覚を広げていく。
私がわたしで在ること、に
良い意味でこだわりを持ち続ける。
それを丁寧に積み重ねていった先には、
自分の想像をはるかに超えた創造力が身に付き、
自分の内なる神秘性を伴ったパワーがあることを
知っていくようになる。
やはり、すでに与えられている、のだと思う。