休日に一人で部屋にいると、なんだか世間から取り残されたような、ポツンとした孤独感に襲われる。
それならと、誰かを誘って出かけたり、集まりに参加したりしてみると、今度は相手の顔色を窺ったり、会話に気を遣ったりして、帰ってきたときにはぐったりと疲れてしまう。
「一体、自分はどうしたいんだろう?」と、自分の心の本音が分からなくなって、悩んでしまうことってありますよね。
実は、このような「一人は寂しいけれど、誰かと過ごすと気疲れしてしまう」というお悩みは、決してあなただけのものではありません。
心理カウンセラーとして、これまでたくさんの方々のお話を聞いてきました。
寂しさを感じるのも、人に気を遣って疲れてしまうのも、どちらもあなたの心が正常に働いている証拠であり、あなたがとても優しく、感受性が豊かな人であるからだと僕は感じています。
一人が寂しいと感じるのは、あなたがそれだけ「誰かと温かく繋がりたい」という純粋な願いを持っているからです。
そして、誰かといて気疲れしてしまうのは、目の前の相手を大切にしよう、不快な思いをさせないようにしようと、一生懸命に心を配っているからに他なりません。
つまり、どちらの感情も、あなたの「人を大切にしたい」という優しい根っこから生まれているものなのです。
ですから、まずは「どっちつかずの自分はダメなんだ」と自分を責めるのを、おしまいにしませんか。
このお悩みを緩めていくためのコツは、白か黒か、ゼロか百かで考えないことです。
「完全に一人きり」か「べったり誰かと一緒」かの二択ではなく、その間にある「ちょうどいい距離感」を自分にプレゼントしてあげましょう。
例えば、誰かと同じ空間にいながらも、お互いに別々のことをして過ごす「緩やかな繋がり」を試してみるのはいかがでしょうか。
お互いに気を使わずに沈黙が心地いいと思える友人と、カフェでそれぞれ好きな本を読む時間を共有するのも素敵です。
あるいは、直接会わなくても、SNSやラジオの生配信などで、誰かの気配や声を感じながら過ごす時間も、今の時代ならではの心地いい距離感かもしれません。
自分の心が今、どれくらいのエネルギーを持っているかを、そっと観察してみてください。
少しエネルギーが減っているなと感じるときは、無理に誰かと会う必要はありません。
そんなときは、「一人の時間を楽しむ特別な日」として、お気に入りの入浴剤を使ったり、好きな映画を観たりして、自分自身を温かくもてなしてあげる時間にしてみましょう。
あなたの心は、あなた自身が一番よく分かってあげられます。
他人に合わせる優しさを、ほんの少しだけ、自分をいたわる優しさに変えてみてくださいね。
一歩ずつ、あなたが一番心地いいと思える心の居場所を見つけていけるよう、これからもずっと応援しています。