「ありのまま」に疲れたあなたへ。不完全なままで一歩進むための小さなお話

「ありのまま」に疲れたあなたへ。不完全なままで一歩進むための小さなお話

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コラム
「ありのままの自分でいいんだよ」

最近、テレビやSNS、本を開けば、いたるところでこの言葉を目にしますよね。

でも、この言葉を聞くたびに、なんだか胸の奥がチクッと痛んだり、「いやいや、今の自分のままじゃ全然ダメなんだけどな…」と焦ってしまったりすることはありませんか?

周りのみんなは「ありのままの自分」を受け入れて幸せそうに見えるのに、自分だけがその輪に入れず、取り残されているような、そんな寂しさを感じることもあるかもしれません。

心理カウンセラーとして、これまで恋愛や人間関係、仕事の悩み、そして未来への漠然とした不安など、本当にたくさんの心の声に耳を傾けてきました。

その中で気づいたことがあります。

それは、「ありのままの自分でいい」という言葉が、時に真面目で頑張り屋さんな人ほど、重荷になってしまうということです。

「ありのままの自分を愛さなきゃいけない」という、新しい義務のように感じられてしまうのですね。

今の自分に自信が持てないとき、心の中にたくさんの不安や弱さがあるときに、「そのままでいい」と言われても、「いや、このままじゃ困るから悩んでいるんだよ」と思ってしまうのは、ごく自然なことです。

だから、もしあなたが今、「ありのままの自分」という言葉に焦りを感じているなら、まずはその焦り自体を否定しなくて大丈夫です。

「変わりたい」「もっとこうなりたい」と願うのは、あなたが自分の人生をあきらめていない、素敵な証拠なのですから。

僕自身、完璧な人間では決してありませんし、日々悩みながら過ごしています。

だからこそ、無理に自分を100点満点だと認めようとする必要はないと思っています。

「今の自分はちょっと格好悪いところもあるけれど、まあ、これでも生きてるしな」

それくらいの、少しゆるい気持ちで自分を眺めてみるのはいかがでしょうか。

ありのままの自分を受け入れるというのは、今のダメな部分をすべて「これで最高!」と思い込むことではありません。

「あぁ、今の自分は焦っているんだな」「不安でいっぱいなんだな」と、ただその状態を「そうだね」と認めてあげること、それだけで十分なのです。

私たちはみんな、発展途上の存在です。

今日できなかったことが、明日できるようになるかもしれないし、ならないかもしれない。

それでも、悩んだり迷ったりしながら進もうとしているその姿こそが、とても愛おしく、価値のあるものです。

焦ってしまうときは、大きく深呼吸をしてみてください。

誰かと比べる必要はありません。

あなたはあなたのペースで、少しずつ、進んでいけばいいのです。

不完全なあなたのままで、今日という日をのんびり乗り越えていきましょう。

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