「本当はこうしたいのに、現実的には無理だよな」とか、「本音を言いたいけれど、ここは建前でいかなくちゃ」とか。
そんな風に、自分の中で2つの気持ちが激しくぶつかり合って、ヘトヘトになってしまうことってありませんか?
どちらの言い分も正しく思えて、どちらか一方を選ぼうとすると、もう一人の自分が「本当にそれでいいの?」と引き止めてくる。
まるで心の中で、終わりのない二人三脚の引っ張り合いが起きているみたいですよね。
心理カウンセラーとしてたくさんの方のお悩みをお聞きする中で、こうした「自分の中の矛盾」に苦しんでいる方に、僕は本当にたくさん出会ってきました。
理想を追いかけたい自分と、現実を見つめて足をすくませている自分。
どちらも紛れもないあなた自身だからこそ、どちらかを切り捨てることなんてできないし、選べないからこそ苦しいのですよね。
でもね、まずはそのことで自分を「心がブレている」とか「一貫性がない」なんて責めるのは、今日で終わりにしませんか?
心の中で2つの自分が戦っているということは、あなたがそれだけ自分の人生に対して、誠実に、真剣に向き合っているという証拠なんです。
理想を描けるのは、もっと素敵な未来を自分にプレゼントしてあげたいという「希望」があるから。
そして現実を気にしてしまうのは、今の生活や周りの人を傷つけずに、大切に守りたいという「優しさ」や「責任感」があるから。
つまり、どちらのあなたも、あなたを幸せにするために一生懸命に働いてくれているんですよね。
だから、無理にその2つを一つにまとめようとしたり、どちらが正しいかを白黒ハッキリつけようとしなくても大丈夫です。
「あぁ、今の僕は、理想にワクワクする気持ちと、現実に慎重になる気持ちの両方を持っているんだな」と、ただそのまま認めてあげてください。
どちらの言い分も「そうだよね、そう思うよね」と、ただ聞いてあげるだけで、不思議と心の中の嵐は少しずつ穏やかになっていきます。
矛盾している自分を丸ごと受け入れること。
それこそが、戦いを終わらせる一番の方法だと僕は思うのです。
心がすーっと軽くなる日を目指して、一歩ずつ一緒に進んでいきましょうね。