テレビをつけたり、スマホの画面をスクロールしたりするたびに、胸が締め付けられるような悲しい事件や、胸が痛むニュースが飛び込んでくること、ありますよね。
そんなとき、まるで自分のことのように苦しくなってしまったり、一日中どんよりとした気持ちが抜けなくなってしまったり。
「どうして私は、こんなに他の人のことで落ち込んでしまうんだろう」「もっと強くならなきゃいけないのかな」なんて、自分を責めてしまっていませんか?
でもね、最初にこれだけははっきりと伝えさせてください。
あなたがニュースを見て涙を流したり、心が苦しくなったりするのは、あなたの心がそれだけ豊かで、温かい優しさに満ちあふれている証拠なんです。
決して、心が弱いからでも、神经过敏だからでもありません。
心理カウンセラーとして、僕はたくさんの心に触れてきましたが、世の中の痛みを自分のことのように感じ取れる感性は、とても尊いものだと考えています。
画面の向こうにいる、会ったこともない誰かの悲しみに共鳴できるなんて、それだけあなたの想像力が豊かで、思いやりに溢れているということですから。
だけど、その素敵な優しさのせいで、あなた自身が疲れ果ててしまうのは、やっぱりとても切ないことです。
世界で起きている悲しい出来事は、あなたが一人で背負うにはあまりにも大きすぎます。
もしも「あ、今はちょっと心が限界かもしれないな」と感じたら、そっとテレビの電源をオフにしたり、スマホを遠くに置いたりして、ニュースから距離を置く時間を作ってみてくださいね。
それは決して、冷たい人間になるということではありません。
自分の心を守るための、とっても大切で、前向きなセルフケアなんです。
まずは、あなた自身の心がぽかぽかと温かく、安心できる状態であること。
それがあって初めて、周りの人にもその優しさを分けてあげることができるのだと僕は思います。
悲しいニュースに心が引っ張られそうになったときは、大きく深呼吸をして、今いるお部屋の温かさや、お気に入りのクッションの柔らかさに意識を向けてみてください。
世界を救おうとしなくて大丈夫です。
まずは、今この瞬間にがんばって生きている、大切なあなた自身の心を一番に労ってあげてくださいね。
あなたのその美しい優しさが、どうかあなた自身を苦しめる刃になりませんように。
ゆっくり、一歩ずつ、あなたのペースで心を休ませてあげましょう。