スーパーやコンビニのレジ。
自分の番が回ってきて、いざお会計というとき。
ふと後ろを振り返ると、そこには次のお客さんが並んでいる。
その瞬間、心拍数が少しだけ上がって、指先に変な力が入ってしまうこと、ありませんか?
本当は財布の中に、ちょうど払えるだけの小銭があることは分かっているんです。
でも、「早くしなきゃ」「後ろの人を待たせたら申し訳ない」「焦って小銭を落としたらどうしよう」……。
そんな思考が頭の中をぐるぐると駆け巡って、結局、小銭を出すのを諦めて、千円札や五千円札を差し出してしまう。
「またお財布が重くなっちゃったな」と少しだけため息をつきながら、お釣りを受け取って足早にレジを去る。
そんな経験、きっと一度や二度ではないはずです。
でもね、そんな風に自分を後回しにして、周りの空気を読みすぎてしまうあなたは、本当に、本当に優しい人なんですよ。
僕は心理カウンセラーとして、これまで多くのHSPさんの悩みを聞いてきました。
この「レジで焦ってお札で払ってしまう」という行動。
それは単なる「気の弱さ」ではなく、あなたの繊細な「気遣い」そのものなんです。
後ろに並んでいる人の時間を奪いたくない、不快な思いをさせたくない。
そんな、自分よりも他者を優先できる、美しい感性を持っている証拠なんですね。
でも、その優しさのせいで、自分自身がちょっとだけ疲れてしまうこともありますよね。
お財布がパンパンになるたびに、「自分はなんてダメなんだろう」なんて責めてしまうこともあるかもしれません。
でも、どうか自分を責めないでください。
あなたは「後ろの人の平和」を守ったんです。
そのために、自分の「小銭を出す」という権利を、あえて手放しただけ。
それは、立派なギフトなんです。
もし、次にレジで焦りそうになったら、こう考えてみてください。
「あ、今の私は、世界に優しさを配っている最中なんだな」って。
それでも、もしお財布が重くなって辛いときは、空いている時間帯に買い物に行ってみたり、セルフレジを選んでみたり。
自分の心が一番穏やかでいられる方法を、少しずつ選んでいけばいいんです。
あなたは今のままで、十分に素敵です。
その繊細な感性を、どうか大切に守ってあげてくださいね。
心理カウンセラーとして、僕はいつでもあなたの味方です。