モラハラ!? パート女性が支店長にトイレ掃除を指示

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コラム
「支店長、この前決めたトイレ掃除、ちゃんとしてくれました!?」
ある日、パート女性が支店長にトイレ掃除を指示していました。

零細企業のため、「トイレは各従業員が気づいたらする」ということで、私は正社員枠で入社しています。

ところがなにを勘違いしたのか、パート女性が県外通勤の男性支店長に、朝、トイレ掃除ができないなら、勤務時間にやってくださいと指示。先日、新入社員のいる場面で、トイレ掃除をさせました。

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営利目的の組織には、それぞれの従業員に、立場/責任があります。

それぞれに雇用契約があり、そこに店内の掃除が含まれていたり、いなかったり...。個々の契約によって、立場も責任も異なってくるわけです。

しかし、家庭での人間関係を主としてきた女性が、会社を家庭の延長のように考えてしまい、"これはこうするべきだ" と思ってしまう。

さらに彼女たちは、自分の判断が正義だと思っている。

(今回、そのパート女性の他に、発言力のある正社員女性が結束し、今回の「支店長いじめ」 が起きました)

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ところで私は、2012年より『モラル・ハラスメント』というアカウントで、モラハラ専門のツイートを発信しています。

当初、上司から部下へのパワハラ・モラハラ、毒親から子どもへのモラハラなどを考えてのツイートでしたが、私の視野が狭かった...。女性から男性へのモラハラで苦しんでいる人たちの返信も、かなりあるんですね。

しかし、部下から上司へのパワハラ・モラハラは、数にすればレアなケースではないでしょうか。

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さて、支店長は、波風を立てないために、従順な子犬のようにトイレ掃除を受け入れました。しかし、これで収まるとは思えません。不満を抱えた集団には、「スケープゴート」が必要なのです。

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労働法の観点から言えば、出勤前にトイレ掃除を指示するなら、早出残業の対象となります。勤務中のトイレ掃除なら、雇用時の契約とは異なる業務内容として、拒否できる場合があります。

そして、人事権をもっている人物が業務指示をするのであって、その逆はない。会社は家庭の延長ではありません。

ただ、それを言えば、こちらがスケープゴートにされます。

今回、この支店長がスケープゴートにされたのは、人懐っこいキャラクターのためでしょうか。個人的には、彼は話題が豊富で、一緒にいると楽しい殿方なのですが。...他者を優先することが、裏目に出ることもあります。

とはいえ、この気の毒なスケープゴートの羊が、今後、丸焼きになっていったとしても、見守るしかありません。そして「この職場は早く卒業しよう」、そう決心させられた事案でした。

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皆さまも、スケープゴートにされないよう、くれぐれもご注意ください。

(文責:みやもとまや)



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