外交の悪魔②~「ダーリンは外国人」ブログのバカ~

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コラム
顔合わせでAさんとテレビ通話した時、いつもならお子さんは昼寝の時間だったそうなのですが、ぐずってギャン泣き。たびたび電話が中断される。
多分、お母さんのストレスが伝染しちゃってて、お子さんも神経質になっていたのでしょうねぇ。可哀そうに。

とぎれとぎれでしたが、やっと全体を聞き終えると、Aさんの状況はちょっと複雑でした。Aさんの場合は、滞在許可証の切り替え申請が「できない」ということなのだそうです。

Aさんは結婚してドイツに行き、書類手続きも終え、問題なく滞在許可証をもらって生活していた。
だが、数年後、休暇の際に、久しぶりに日本に夫婦で一時帰省した。
日本滞在中に、お母さんが骨折。入院することになった。心配なので、夫だけドイツに返し、滞在を延ばすことにした、と。

で、どうせだったらということで、久しぶりにクリスマスもお正月も日本で過ごし、母のリハビリついでに旅行なんかも楽しんじゃって、日本滞在を満喫した。
ドイツに戻ってから数か月は色々と片付けなどで忙しくしており、そしてふと気づいたら妊娠していた。その後は、病院、初めての出産、異常な緊張状態を強いられていたようです。

滞在許可証のことなんて、気にも留めていなかった。
だが、この度、日本のパスポートの切り替え、それに伴い滞在許可証の切り替えを行うという段になり、問題発覚。

なぜなら、彼女は、外人局に提出する申請書にサインができないからです。
私も、実際にその申請書を見たのですが、この申請書にサインができないのは当然です。

「私は、6か月以上ドイツを離れていません。これが虚偽であった場合、強制退去処分になっても文句言いません」というような文言が入っていた。
これにサインできるわけがない。
彼女は、日本に6か月以上滞在していたのですから。

本来、私が思っていた通り、滞在許可証の切り替えは大したものではありません。申請書とパスポートなど求められた書類を提出、今は実際に外人局に出向かなくてもメール添付でOKらしいです。
その後、呼び出し連絡があるので、オリジナルの書類を持って、外人局に出向くだけ。

ただ、サインができないから申請できない・・・!!
「これは、直接、外人局に聞くしかなくないですか?」と私は言いました。
彼女は「それができれば!!」と自虐的に笑ってました。

今まで、彼女はこういう羽目に陥った日本人は、自分以外にもいるはず!と思い、ドイツ生活を面白可笑しく紹介した「ダーリンはドイツ人」的なブログを読み漁っていた。
ドイツ、ビザ更新、6か月以上、失効、外人局、手続き・・・などなど色々な検索ワードでさんざん情報を今まで一人であさっていたようです。

私も、その後、「ダーリンはドイツ人」系のブログなどを読んだりしましたが、確かにAさんの参考になりそうな情報は一つもなかった。

なんというか・・・あれですよ、海外生活、強行突破でなんとかなりました!みたいな、あの雰囲気。女子体育会系、根性論のオンパレード。諦めなきゃなんとかなる!おかあちゃん、頑張りました!報告みたいなやつ。昭和っぽい「やるっきゃないもん♡」ってあの雰囲気です・・・。

ゴメン、私、ああいうの苦手(笑)
ああいうのは日の当たる世界の人間が書くもので、日の当たる世界の人間が読むものです・・・。

実際、いくつかのブログでは外人局とのやり取りの不満や問題、トラブルを書いているものもありましたが「体当たりで強行突破しました♡」「押し切りました♪」「ドイツ人を理詰めで言い負かしてやったぜ☆」・・・・
という、力技の武勇伝ばかりなんです。あなた方は一体、誰となんの勝負をしているんですか?というような、クッソ情報(失礼)ばかり。

上司の昔ワルだった話と同様、海外生活やってやったぜ話は、なんかイラっとするんですよねー。特殊な成功例やラッキー話ばっかりなんですもん。
(自分を棚に上げるbo。だが、私のドイツ話は全然やれてない話。一発もかましてない話ばかりです。やる気ないもん♡・・・だから話のネタにもならん)。

例えば、トラブルに遭遇した日本人がたまたま法律に詳しくて相手を言い負かすことができた、とか。たまたま夫や友人がトラブル慣れしていて上手く処理してくれた、とか。最悪常識外れのヘンタイドイツ人に絡まれたが、正論で打ち勝った話とか、たまたま立場の上の人間と仲良くてかばってもらえたとかさ。

その「オイラすごい」情報、Aさんにとってはなんの参考にもならん。
万人に向けた詳しい成功の方法、法律的条件や具体的な方法、手続き方法が知りたいのに「体当たりで!」「なんとかなる!」「ドイツ人は鬼ばかりじゃない」、そんなあいまいな情報、まったくなんの役にも立たないんでした。

っていうか、滞在許可証の決められた手続きで、「ラッキー」だとか「たまたま」「力技」「強行突破」っておかしいでしょーが!!
法律で決められていることなんだからさぁ。

申請書にサインできない場合、どういう手続きが具体的に必要になってくるのか、という情報が欲しいのに根性論語られてもイラつくだけです。

例えばですよ?
パソコンが起動しない、作動しないという場合、どういうプロセスを踏めばいいのか知りたいだけなのに、「パソコンは愛で動くのです。感謝の念で動くのです」とスピリチュアル語られたらゲンナリしません?そういうことなんです。

Aさんは、もはやそういうブログすら、読む気にならなくなってしまったそうです(そもそもそんなの読んでる場合じゃなかっただろう・・・)
むしろ、そんな力技、ラッキー武勇伝ばかりで、すっかり怖気づいてしまっていた。
そんな力技で挑まなきゃいけないのなら、自分にはとても無理だ・・・と心をくじいてしまっていたのでした。。。

さらにつづく
しばし待たれよ。
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