ようこそいらっしゃいました。舘です。
新年あけましておめでとうございます。
今年こそはコロナも収まり、ロシア侵攻も解決し、再び平和な世界が訪れることを切に願います。・・・・・・・・
と、思ってはいるものの、当面は(今までも)自分の事で精一杯な私であることは間違いありません。
干支が変わっても、FP1級取得目指してコツコツと勉強しているような、勉強しているフリになっているような、そんな状況が続くでしょう。
皆さんが多少でも興味がある国民年金について、私が知っている限りのお話をしていこうかと思い、ここでコラムのような形でお話させていただいています。
国民年金は、奥が深くなかなか分かりづらい制度です。私は多少なりとも国民年金に関する知識はあると思っていますが、ここで年金に関する記事を書きつつ、私自身もこれを読んで下さる皆さんと一緒に学びながら知識を深めていきたいと思っています。
少しだけお付き合い下されば幸いです。
マクロケイザイスライドって?
今回は、マクロ経済スライドについてお話したいと思います。
テレビ等でちょくちょく耳にする用語ですが、マクロ経済スライドとは一体なんでしょうか。
一言で言えば
「景気が良くなっても、ジジイやババアの年金は上げねーよ!」
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少々言葉が乱暴になってしまいました。申し訳ありません。
そもそも年金額は、物価や働く現役世代といわれる方々の賃金の推移によって変わってきました。
極端な話、賃金が2%上がれば年金がもらえる額も前年より2%増えるものでした。
しかし、少子高齢化により働く現役世代が減り、年金をもらう側の高齢者が増え続けています。収入が減り支出が増えれば年金財政が苦しくなっていくことは明らかです。それを避けるために、平成16年度に「マクロ経済スライド」の導入が決定されたのです。
マクロ経済スライドの役割
「マクロ経済スライド」とは、今までのように賃金が上がっても、年金の支給額は同じような上がり幅にならないように伸び幅を抑える役割を果たします。
例えば、昨年度の賃金の上がり幅が1%だとしますと、今年度の年金の上がり幅は1%ではなく0.7%に抑えられます。
計算式は
1%(賃金上昇率)- 0.3(マクロ経済スライド調整率) = 0.7
です。
この0.3はどこからくるのかと言いますと、
年金を納めている現役世代の減少率と平均寿命の伸び率を厚生労働省が計算して数値化したものです。
では、賃金が下がった場合はどうなるかと言いますと、下がった分だけ年金も下げます。
賃金が1%下がれば、年金も1%分下げるというわけです。
きゃりーぱみゅ・・キャリーオーバーとは
このようにして、マクロ経済スライドを活用することで支出を抑え、年金財政の延命を図っていくのです。
その上で、新たな延命措置として、平成30年度からは、新たに「キャリーオーバー」の仕組みも取り入れられるようになりました。
「キャリーオーバー」は宝くじでお馴染みだと思いますが、要は来年へ持ち越すことです。
今年0.3使えなかった分を来年へ持ち越し、来年も使えなかったら再来年・・というふうに先送りしていくのです。
マクロ経済スライドを使って年金を下げることはしません
マクロ経済スライドは、賃金が上がった場合に使われますが、仮にマクロ経済スライドを使った場合、つまり0.3を掛けたら昨年の年金額より減るとなった場合は、今年は使わずに来年へ持ち越すことになります。
マクロ経済スライドを使用する役割は、あくまで年金の上がり幅を抑えるためだけです。マクロ経済スライドを使って年金を下げるようなことはしないということです。
ややこしいですね。これを書いている僕も、このややこしい話をどうやったら分かりやすく書けるか考えました。
何か良い手はないかと考えましたが、これ以上かみ砕くと余計に分かりにくくなるので止めました。
ものすごく大雑把に言うと、
「これ以上年金支給額を増やしませんよ」
ということです。
まとめ
前回の繰り返しになりますが、少子高齢化が進んで行くこの国で、年金制度を維持するためには、
1 年金保険料を納める人を増やす
2 年金保険料を増額する
3 年金給付額を抑える(もらえる年金を減らす)
4 国費で賄う(消費税増税)
この4つになると思います。
1の「年金保険料を納める人を増やす」は、政府は厚生年金の拡充を進めていますし、3の「年金給付額を抑える」と4の「消費税増税」は今後も更に強化されるのは間違いないところです。
ところが、最近政府は年金の支払い年齢の上限を60歳から65歳に上げることを模索しているようです。
ん~そう来たか・・・
というのが正直な感想です。予想外でした。
この先もどんな改悪が待ち受けているか予想もつきません。
年金の話をすると先行きが暗い話になってしまいます。
このコラムを書いている私自身も決して楽しいものではありません。
ですが、現状を知りつつ将来のために何をすべきか一人ひとりが考えなければならない時代となりました。
次回も、この暗くなるような年金の話を続けたいと思います。
最後まで読んでいただき有り難うございました。