がん治療 本当に納得した治療に出会いたい 患者ができる3つのポイント

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コラム
こんにちは。
パーソナルナースのうさぎです。(#^.^#)

がん治療 

命にかかわることなのに、

この先生の治療でいいの?
もっと他に”いい治療”があるのでは?

家や車を買う時には、たくさん見て、性能を調べて、価格も考慮に入れて決めるのに

命や大切な体にかかわる”がん治療”は、よくわからないまま進んでいく・・・

💛💛💛💛

がん治療 昔は
「医師の言うことに口を出すな」「先生の機嫌を損ねないように」
そんな時代もありました。

今、時代は変わってきました。
”Shared decision making”
医療者と患者さんがエビデンス(科学的な根拠)を共有して一緒に治療方針を決定する
そのような方向へと変わってきています。

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本当にに納得した治療に出会うために 患者ができる3つのポイント


1.自分のがんに関してしっかり勉強する。
2.主治医と本当に良いコミュニケーションをとる
3.セカンドオピニオンを活用する


詳しく解説していきます。(^^)/


1.自分の”がん”のことをしっかり勉強する。


実際、しろうとの方ががん治療を理解するのは、大変です。
しかも症状があったり、検査が続く中、仕事のこと、家族のこと、経済的なことも考えながら生活する大変な時期

しかし、

”知らなければ、選べない”

自分のがんのことを勉強してください。

あまり知られていませんが”学ぶ順番”とても大切です。

「最初に、科学的根拠の確かな基礎知識を得ること」


*インターネット
 →最初に見るサイトは「国立がん研究センター がん情報サービス」
ここでがんに関する確かな基礎知識を学べます。

注意:基礎知識ないまま、最初に科学的根拠がないがん治療に関するサイトをみて信じてしまうと、そのあと調べる方向が偏って、とんでもないことになる場合があります。(しかもこのようなサイトが親切にみえてしまう)


*次におすすめなのは
学会の診療ガイドライン・・・患者さん向けもいくつか出されています。ネットで無料で見られるものもあります。少し難しいです。

国立病院のサイト
厚生労働省のサイト 
大手製薬会社のサイトも信頼できる情報が多いです
(その他信頼できるサイトはこのブログでもどんどんご紹介していきます)


2.主治医と本当に良いよいコミュニケーションをとる


忘れてはならないのは
現在あなたの身体のことを一番よく知っているのは主治医です。

主治医と本当によいコミュニケーションをとるためには

*主治医の説明をしっかり理解する努力をする
説明があるときは、許可を取って録音させてもらうのがおすすめです。
一度説明をうけただけで理解するのは本当に難しい💦
あとでもういちど聞き直す。わからないことは調べる。

*疑問に思ったことがでてきたら紙に書いて診察の時にたずねましょう。
 書いたものがあると、短い診察時間の間にも効率よくたずねられます。

*自分が人生で大切にしていることを主治医に伝える。

たとえば
海外に行く仕事を続けたい。→少量づつしか食べられなくなる手術はやめて放射線治療を模索してみるとか
声を失っても、とにかく命が助かる可能性が一番高い方法を選びたいとか
仕事を優先した治療をしたいとか
将来の妊娠出産を強く希望するとか

自分自身の生き方を主治医に伝えることで
標準治療の中でも第1選択、第2、第3(手術・放射線・薬物)と選べる治療がみえてくることがあります。


3.セカンドオピニオンを活用する。


セカンドオピニオンは重要です。

今の時代は主治医に遠慮することはないので、
積極的にセカンドオピニオンをうけましょう。

セカンドオピニオンをうけると、納得することができます。

コロナ禍で"オンラインセカンドオピニオン"も増えてきたので、その病院に行かなくてもいい。ずいぶん受けやすくなってきました。

主治医に言い出しにくい時は
「私は本当に先生を信頼しているのだけれど、家族がどうしてもセカンドオピニオンを受けてくれというから」
というと、言いやすいです。


セカンドオピニオンの受け方

どの病院で受けるか決めて、予約。
主治医に自分の検査資料などをもらって
セカンドオピニオンを受けることになります。

がんの種類によりますが、例えば放射線科のセカンドオピニオンを受けてみるということもありです。欧米のがん治療6割は放射線ですが、日本は3割程度。機器や放射線専門医の不足もありますが、うまくマッチしたら違う選択肢もみえるかも

注意その1
セカンドオピニオンを受ける前に、主治医の説明を自分で十分理解していることは必須です。

注意その2
治療を急がねばならない場合・・・大切な治療時期を逃してしまわないように注意が必要です。


セカンドオピニオン 詳しいことは下記ブログにも
このブログでは、
*セカンドオピニオンとは?
「メリットは何?受けた方がいいの?」「受け方は?」「費用は?」「保険適用はできる?「セカンドオピニオンを受ける病院を探す方法」
*オンラインのセカンドオピニオンを実施している有名病院と費用の例
*セカンドオピニオンを受けるときの注意点 資料の準備 心の準備
などについて詳しく解説しました。(#^.^#)

💛💛

大きな病院では、各科の医師が集まってカンファレンスをひらいて治療方針を検討してくれているところもあります。
地方の病院では難しいところもあるのが現状。


また、治療を自分で調べて選ぶのが必須というわけではありません。
「この先生におまかせする」
という選択も、大切な選択です。




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昔は ”がん=死ぬ” と考えられていましたが

今は がんとともに生きる”時代”になりました。

がん治療のことを学ぶことは
主治医をはじめ、様々なまわりの人たちと良いチームをつくることにつながります。
がん治療もひとりじゃない。チーム医療の時代です。

このブログも新しくて参考になる情報どんどん掲載していきます!
(#^.^#)
 💛

















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