1.AI時代に私達が準備しておくこと
AIに関わるテクノロジーは飛躍的に進歩しています。
今後、社会のあらゆる側面に大きな変化をもたらし、労働市場も例外ではありません。
かつて人間が担っていた多くの仕事が、今後はAIによって代替される可能性が高くなっています。
身近な例をあげると、セルフレジがあります。
以前は、10台以上のレジが並び、そこにはたくさんの従業員が働いていました。
スーパーやドラッグストアのレジは、兼業主婦の定番の仕事でもありました。
それが今では100円ショップでもセルフレジが導入されています。
(写真はダイソー池袋店さん)
今後セルフレジは益々拡大していくことが予測されますが、それは同時に、これまでレジを担当していた従業員の失業にもつながっています。
このような状況下で、私達が生き残るためには、一人ひとりが何を準備しておくべきなのでしょうか?
私はココナラで、キャリア相談をおこなっていますが、最近このような相談を受ける機会が増えてきました。
私見になりますが、私たちがAI時代を生き抜くための羅針盤として、以下の3点をご紹介します。
2.働く目的を明確にする
あなたは何のために働くのでしょうか。
目的を明確にしましょう。
単にお金を稼ぐことだけが目的になっていませんか。
それでは、AI以前に、あなたよりも優秀な方がいたら、その人に仕事を奪われてしまいます。
雇う側からすれば、「同じ賃金を支払うのであれば、より優秀な人材へシフトしたい」と常に考えています。
仕事とは、働きながら=お金を貰いながらスキルアップすることです。
その意識を持っている人と、そうでない人では、1ヶ月や2ヶ月では差が見えなくても、1年、2年と時間を経過する事に大きく違ってきます。
「担当している分野のプロになる」「その分野では誰よりも詳しくなる」という心掛けで、仕事に取り組んでみましょう。
3.変化を受け入れる柔軟性
既にセルフレジでみたように、AI技術の進化は、労働環境を変化させ続けます。
新しい技術やツールの登場と、それによる変化を恐れないこと。
そして、新しいスキルを習得する柔軟性が必要です。
「長年このやり方でやってきから」「この方法に慣れているから」と言って、それにこだわる人がいます。
その「こだわり」が仇となり、成長を妨げているのかもしれません。
一度これまでのやり方や考え方を脇において、まったくの初心者になった積りで、新たな視点で物事を見つめてみましょう。
これまで見えなかったものが見えてくるかもしれません。
それこそが新たな気付きであり、成長の瞬間です。
「もっとやり方や良い方法があるかもしれない」
このような意識を持って自分の仕事を見直してみましょう。
ライフ・ロング・ラーニングという言葉をご存知でしょうか。
これまでは、学校で学ぶ→社会に出て働く→引退して余生を過ごす、という人生の流れでした。
しかし、寿命が長くなる一方、変化の激しい社会では、社会に出てからも常に学び続ける人生が必要です。
この社会に出てからも学び続ける=生涯学習のことを「ライフ・ロング・ラーニング」といいます。
変化の激しい現在では、テクノロジーの進化は非常に速く、一度身につけたスキルや知識がすぐに陳腐化してしまう可能性があります。
従ってライフ・ロング・ラーニング、すなわち生涯学習の姿勢を持つことが求められます。
この姿勢で仕事に、そして人生に臨む人だけが、生涯幸せな人生を歩むことが可能となります。
4 人間ならではの強みに気付く
AIは瞬時に、膨大なデータを分析し、最適な解答を導くことができます。
その早さは、到底人間に敵いません。
その土俵で勝負しても勝ち目はないとしたら、AIにできないところで勝負しましょう。
それが、コミュニケーションです。
仮にAIが最適な答えを導き出したとします。
しかし、それを実行するのは人間です。
だからどうしたら行動できるか、成果が出るまで継続できるか、その人を励ましたり支持する必要がありますが、それはAIには不可能です。
また、AIは多数の意見や考え方の重視します。
多数決ですね。
なぜなら、AIがある解答を正解として提示したとします。
本当はその解答が正しいのですが、それを大勢の人が「間違っている」と評価すれば、AIは「この解答は間違っていた」と判断して、他の解答を提示するからです。
そのため、AI化は、益々多数派にとって有利な社会になっていくでしょう。
その多数派からこぼれ落ちた少数派の方たちを、すくい上げてその声に耳を傾ける。
少数派の人たちにもメリットがある解決策を導く。
これが人間にしかできないことであり、そのためにはコミュニケーションスキルが必須になります。
顧客との信頼関係を築き、良好な関係を維持するスキル。
メンバー各自の強みを引き出し、チーム力を強化するスキル。
チームメンバーと互いに尊重し協力し合うスキル。
このようなコミュニケーション能力こそ、人間にしかできない能力であり、人間がおこなうべき仕事です。
私はこのコミュニケーション能力の高低が、今後労働者が生き残ることができるかどうかの可否を決めると考えています。
専門的な知識やスキルは、このコミュニケーション能力の上に立つことで初めて効果があります。
なぜなら専門的な知識やスキルだけなら、到底AIに敵わないからです。
そして、このコミュニケーション能力は誰でも習得することができます。
まとめ
AI時代における成功の鍵は、専門的知識とスキル、そしてコミュニケーション能力の両方をバランスよく身につけ、学び続ける姿勢を持つことです。
これらを実践することで、変化する労働市場においても柔軟に対応し、自分自身のキャリアを築いていくことが可能となります。