1.幸運体質になる
世の中を見渡した時、運が良い人と悪い人がいると思いませんか。
また、あなた自身は運が良い方ですか、それとも悪い方?
運が悪いより、運が良い方が絶対にいいですよね。
経営の神様と言われた松下幸之助さんは、まだ松下電器産業が小さく松下幸之助さん自身が採用面接に立ち会っていたころ、必ず応募者にされていた質問があります。
それは「あなたは運が良い方だと思いますか、それとも悪いほうだと思いますか」という質問です。
そして「運が良い」と言った方を採用していました。
なぜなら運が悪い人がたくさん集まったら、とんでもなく運が悪い会社になってしまうからです。
運が悪い人がたくさん集まっている会社って、かなり怖いですよね(笑)
実は、この運の善し悪しは、実は自分で決めることができます。
ちょっとスピリチュアル的に感じるかもしれませんが、心理学に基づいて説明します。
2.自己暗示の重要性
2020年、私は知人の紹介で、催眠術を学ぶ機会がありました。
指導してくださった先生から教えて頂いたことのうち、一番印象的だったことがあります。
それは、「相手に催眠術をかける前に、まず自分自身へ催眠術をかける」ということです。
催眠術師は、「私は優秀な催眠術師であり、誰でも催眠術をかけることができる」と、最初に自分自身へ催眠術をかけるそうです。
つまり、自己暗示です。
自分に暗示をかけることによって、他者へ暗示をかけることが可能になるという仕組みなんですね。
この暗示には、すごい力があります。
3.エミール・クーエの自己暗示療法
クーエの自己暗示療法が有名です。
フランスの薬剤師であるクーエは、ある患者に使用期間が切れた薬を販売してしまいました。
後日、その患者が再び現れ「あの薬をのんだら病気が治った」と、お礼を言われました。
驚いたクーエは「効かないはずの薬がなぜ効いたか」を疑問に思い、薬の効果には薬という物質の他に「薬を飲めば、病気は治る」という思いが働く(暗示)のではないかと考えました。
それからクーエは薬剤師をやめ研究の結果、「クーエの自己暗示療法」という治療法を創設して、世界的に有名になりました。
クーエは、自己暗示とは「想像力が人間の精神と肉体に及ぼす影響」であり、この想像力は意識的に誘導することが可能であると考えました。
人間は一度に二つのことを考えるのは不可能であり、もし病人に「病状が快方に向かっている」と思わせることができたら、「病状が悪くなっている」と考えることができなくなり、その病状は消えるだろうといっています。
そして、病人自身も「治りたい」という願望ではなく、「必ず治る」という強い自己暗示により病状が改善するとしており、不眠症の人なら「眠ろう」とか「眠りたい」ではなく、「私は眠くなる」と断言して熟睡している自分を想像することにより睡眠に導くことができると述べています。
クーエは、「私が患者を治すのではなく、患者自身の中に備わっている力を呼び起こす助けをしているにすぎない」として、「毎日あらゆる面で、私はますますよくなっていく」という暗示文を、毎日何度も繰り返し自分に言い聞かせることで、誰でもその効果が実感できると説明しています。
4.私はますます運が良くなっていく
催眠術師は、自分自身に暗示をかけることによって、「他者へ催眠術(暗示)をかけることができる」という、強い自信を得ることができるわけです。
同様に、クーエが述べているように自分自身へ何度も繰り返し言い聞かせる(暗示をかける)ことで、誰でも幸運体質になることができます。
だから「私は運が良い」と、自分で決めれば、いずれその通りになります。
反対に「私は運が悪い」と思っていれば、その通りになるわけです。
どちらも自分で決めた通りの結果を手に入れることができます。