1.仕事が出来る新入社員は質問が多い
私は、商工会議所主催の新入社員研修の講師を、5年間担当していたことがあります。
この講座には、テキストの作成から関わりました。
また、会社に勤務していた時には、多くの新入社員に仕事を教えてきた経験があります。
入社して3年でチーフ等の管理職につく人もいれば、10年経っても平社員という人がいます。
色々な新入社員を見てきて、仕事ができる新入社員には、ある共通した特徴があります。
仕事ができる新入社員は、圧倒的に情報量が多い。
知識が豊富です。
そのために、次の2つを習慣にしています。
その1自分が理解したことを確認する
「これは〇〇するために必要な作業なんですね」
「△△してから、▽▽しないといけないのですね」
自分の理解が正しいかどうか、相手に確認しています。
その2質問が多い
「どうして、この順番が大切なのですか」
「この作業には、どのような意味があるのですか」
質問ができるということは、説明した内容を理解出来ているからです。
チンプンカンプンのわけがわからない状態なら、質問が出てきません。
質問するから知識が豊富になるし、更に理解を深めようと質問してくる。
そこには意欲とか向上心があります。
2.会社の文化やルールを理解する
会社には、その会社毎、場合によっては部署や部門毎の文化やルールがあります。
それを理解することは、業務の円滑な進行に欠かせません。
「郷に入らずんば郷に従え」ということわざがあります。
「その土地に入ったら、自分の価値観と異なっていても、その土地の慣習や風俗にあった行動をとるべきである」という意味です。
仕事や作業だけではなく、自分が所属している組織の文化やルールを理解することも大切です。
3.コミュニケーション能力を高める
コミュニケーションは、ビジネスにおいて非常に重要なスキルです。
「報・連・相」
報告・連絡・相談のことです。
自信がある新入社員ほど、「早く成果や実績をあげて、自分の優秀さをアピールしたい」と考えがちです。
そのため、上司や周囲の人とコミュニケーションを取らず、単独プレイになることがあります。
報・連・相を怠りがちになる。
しかし、仕事が出来る新入社員は、必ず確認をしてきます。
だから、安心して次の仕事を任せることが出来る。
そのため、他の社員よりも成長のスピードが早い。
能力が高いから成長スピードが早いのではなく、レベルの高い仕事を次々と任されるから成長が早いわけです。
そのためにも、報・連・相を大切にしてください。
4.まとめ
仕事ができる新入社員になるためには、以下の3つの習慣を身につけることが大切です。
・積極的に質問して知識を増やす
・会社の文化やルールを理解する
・コミュニケーション能力を高める
これらの習慣を身につけることで、上司や周囲の人から信頼され、仕事で成果を出すことができます。