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コラム
うつ病療養に環境調整は重要
記事
コラム
にしおか@エンパワメントカウンセラー
2022/12/19 13:07
「(自分が・家族が)うつ病になったらどうすればいいか」
については色んな情報が出ています。
どれもすべて本当だと思います。
ただ、抜け落ちているものがあります。
それが
「環境」
をどうするか、という視点です。
「うつ病の間は大事な決断をするな」
というのもよく聞く言葉ですが、大事な決断をしてはいけない=環境を変えてはいけない、と思われがちです。
その為に長引かせてしまっている人、回復しても再発してしまう人も多いと思います。
うつ病と環境について考えてみました。
1.うつ病には環境が大きく影響する
これは誰もが認めるところだと思います。
うつ病は、うつ病になった人単体で発生する病気ではありません。
ライフイベント(人生の中の重要事)が重なったり、合わない人達の中で無理をしたり、過重労働が続いたり、といった外部環境の結果として発症する病気です。
しかし、うつ病になった時、まず最初に「ゆっくり養生して、うつ病が回復するまでは重要な決定は先送りしましょう」とアドバイスを受けます。
具体的には、
転職、転居、別居、離婚、離別等の決断をしない
ように、ということです。
これは、うつ病が重い時は、自分にとって本当に良い選択とはなにか、を考えられる精神状態ではないこと、思考力が落ちていること、余裕がないことで、間違った選択をしてあとで後悔しないように、という意味です。
それは本当にその通りなのですが、
その言葉に縛られすぎている
人も多いように見受けられます。
パワハラ上司のせいでうつ病になったのに、復職後もその上司の下で働くことが決まっていれば、安心して療養することなどできるはずがありません。
2.「何を変えるか・変えないか」はうつ病の原因次第
とはいえ、何もかも変えてしまえばいいというわけではありません。
うつ病の人のため、という変化も、
環境変化そのものが、メンタルへの負担
になります。
それはうつ病の人だけでなく、
家族にとっても同様
です。
変えなくてはいけないのでも、変えてはいけないのでもありません。
「何が原因でうつ病になったのか」
によって、
「変えた方がいい環境」「変えてはいけない環境」がある
のです。
私は、「どうしてうつ病になったのか」を探りすぎるのはあまり意味がないと考えています。
結局は犯人捜しになってしまい、うつ病本人が「自分がダメだからこうなった」という考えを強めてしまいがちだからです。
しかし、
うつ療養のために環境調整を考える時
だけは、
「うつ病の原因・きっかけ」をしっかり考えたほうがいい
と思います。
3.家族も「環境要因」の一つ
そして
家族
もまた、
うつ病患者を取り巻く環境の一つ
です。
しかも
かなり重要
な環境要因です。
仕事は転職できる、主治医は変更できる、住まいも引っ越せる。
しかし、家族を変えることはほぼ不可能です。
DV、ハラスメント等の加害行為がある場合を別
とすると、家族と切り離されてはうつ病の人は生活が出来なくなるケースがほとんどでしょう。
もし家族との行き違いや関係性が問題でうつ病になったなら、その時は
第三者を間に入れましょう。
役所の担当者、カウンセラー、ソーシャルワーカー、民生委員、ケアワーカー、医療関係者。
第三者に
お互いの言い分や気持ち
を聞いてもらい、それを
「翻訳」
してもらって、相手に伝えてもらいましょう。
その結果として、一時的に別居する、生活リズムをずらして接触頻度を下げる、などの対策を取ることが出来るかもしれません。
4.私の経験談
かくもうす私も、夫がうつ病になった当初に主治医から言われた「同じ職場に復職出来た、ということが、うつ病が治った、という証拠ですから、転職はしないように」という言葉に縛られていました。
夫の場合は明らかに職場が原因だと思っていたので、転職という道を封じられた気分でした。
その後、通院時間が負担となったため、自宅から歩いて行ける距離にある病院へ転院し、新しい主治医から
『会社が原因なんでしょ? だったら会社辞めないと治るわけないよ。引っ越し?いいんじゃない、そうじゃないとゆっくりできないよね』
と言われた時は目からウロコでした。医師から背中を押してもらえたことで、夫婦で決断できました。
その後、夫は退職、夫婦でかなり静かな(つまり田舎に)引っ越しました。
結果としてそれが正解でした。転居先でペットを飼い始めたことも、ふたりにとって支えになりました。
【結論】うつを患者だけの固有の問題と捉えない
うつ病という診断自体はその本人へなされるものですが、うつ病はその人ひとりだけで発症できる病気ではありません。
どんな家族や友人関係の中で育ってきて、どう評価されてきて、自分の特性を活かせる環境にいることが出来たか、やりがいを感じられたか、など、そのときどきに接する外部との交流の果てに遭遇する病気です。
うつ病は、
【本人の努力】×【家族の理解】×【環境調整】
で回復していく、と私は考えます。
どれがゼロでも成り立ちません。
うつ療養
と、
回復後の新しい生活
を見据えて、
環境も柔軟に調整していくことが大事
です。
うつサポさんの悩み、共感・傾聴・解決します
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妻or夫が発達障害-経験者&専門家が話聞きます
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