こんにちは。
大手予備校での小論文指導13年、プロ講師のハルタです。
「SFCの過去問、テーマがバラバラすぎて対策が絞れない…」
「総合政策学部と環境情報学部、どっちの対策をしているのか分からなくなる…」
そんな悩みを持っていませんか?
確かにSFCの小論文は、資料の量も多く、テーマも多岐にわたります。
しかし、長年の過去問を分析していくと、そこには明確な「SFCが好む問いの傾向」が存在します。
特に「総合政策学部」は、社会の問題を解決するための「政策(ルールや仕組み)」を立案する学部です。
そのため、出題されるテーマも、現代社会が抱える「解決すべき課題」に直結しています。
今回は、総合政策学部を受験するなら絶対に避けて通れない「頻出テーマ」を、ランキング形式で3つご紹介します。
この3分野、しっかり押さえていきましょう!
第3位:経済・経営分野
「政策学部だから、政治の話ばかり出るんでしょ?」と思っているなら、それは大きな間違いです。
SFCでは、ビジネスや経済活動を通じた社会課題の解決(ソーシャル・イノベーション)が非常に重視されます。
◆ ここが問われる!
SFCは経済学部で出されるような短期の経済・経営問題はでません。
現代社会の根底にある経済構造や経営の流れが問われます。
特に、頻出なのが、以下です。
GAFAM(巨大IT企業)の影響力:
GoogleやAmazonのようなプラットフォーマーが、国家を超える力を持った時、私たちはどう向き合うべきか?
グローバル経済の光と影
国境を超えた経済活動がもたらす格差や、データ経済(データ・エコノミー)のあり方。
新しい経営モデル
利益追求だけでなく、SDGsやESG投資など、社会的価値を生み出す企業のあり方。
【対策のポイント】
「企業」を単なる金儲けの主体として見るのではなく、「社会を変えるアクター(主体)」として捉えてください。
その上で、「巨大企業をどう規制するか、あるいはどう活用するか」という視点を持つことが重要です。
第2位:国際分野
総合政策学部の「総合」とは、あらゆる分野を横断するという意味です。
当然、国内問題だけでなく、グローバルな視点が不可欠です。
しかし、昔ながらの「国 vs 国」の外交問題だけが出題されるわけではありません。
SFCらしい、より複雑で現代的な国際問題が出題されます。
◆ ここが問われる!
「国」と「企業」の関わり
第3位とも関連しますが、一国の政府よりも強い影響力を持つ多国籍企業が、国際関係にどう介入しているか。
安全保障の変容
ミサイルや戦車といった物理的な戦争だけでなく、サイバー攻撃、経済安全保障、情報の操作(フェイクニュースによる選挙介入)など、「見えない戦争」への対処。
異文化理解と多文化共生
グローバル化でヒトの移動が加速する中、異なる価値観を持つ人々とどう共生するか。単なる「仲良くしよう」という精神論ではなく、具体的な共生の「仕組み」が問われます。
【対策のポイント】
国際問題を「遠い国の出来事」として捉えず、「日本社会、あるいは私たちの生活にどう影響するか」まで引き寄せて考える癖をつけましょう。
第1位:テクノロジー・IT
堂々の第1位は、やはりこれです。
「それは環境情報学部のテーマでは?」と思うかもしれませんが、総合政策学部でもテクノロジーは最重要テーマです。
なぜなら、現代の政策立案において、IT(テクノロジー)の活用は不可欠だからです。
◆ ここが問われる!
環境情報学部が「技術をどうイノベーションに利用するか」を問うのに対し、総合政策学部は「技術で社会がどう変わるか」を問います。
テクノロジーが変える未来
AI、ビッグデータ、IoTが普及した時、私たちの「働き方」「教育」「意思決定」はどう変わるのか?
イノベーションによる課題解決
少子高齢化や過疎化といった難問を、テクノロジーを使ってどう解決するか?
技術の危険性と倫理
AIによる差別、プライバシーの侵害、監視社会化など、便利な技術がもたらす「負の側面」をどうコントロールするか?
【対策のポイント】
「AIはすごい」「便利になる」という楽観論だけで終わらせないこと。
必ず「技術がもたらす社会的なリスク」にも目を向け、それを法制度やルール(政策)でどう手懐けるか、という視点を持ってください。
それでもSFCはテクノロジーを肯定的にとらえる学部です。
未来志向的に書きましょう!
まとめ:3つの分野は「繋がっている」
ランキング形式で紹介しましたが、実はこれら3つのテーマは独立しているわけではありません。
「GAFAM(経済)が持つビッグデータ技術(IT)を、どう国際的(国際)に規制するか?」
「AI(IT)を使って、**異文化間の(国際)コミュニケーションをどう円滑にするか?」
このように、SFCの入試問題では、これらのテーマが複雑に絡み合って出題されます。
まずは、
1:テクノロジー(社会をどう変えるか)
2:国際関係(複雑化する世界)
3:新しい経済(国家を超える企業)
この3つの視点を常に持ちながらニュースを見たり、過去問に取り組んだりしてください。
この「SFC的なレンズ」を通して世界を見ることができれば、難解な課題文もスルスルと読み解けるようになるはずです。
SFC合格に向けて、まずはこの「頻出テーマ」の知識を深めることから始めましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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