親を看る

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コラム
どうも、羽矢ひと美と申します。
前回、前々回は、自分史を振り返りながら、物事にどう対応したのかをお話ししました。
私は知らず知らずのうちに「内観療法」を実践して、自分を受け入れる事で前向きになりました。
みなさんは、どんな対応をして乗り越えてきましたか?


さて、今回は、後期高齢者の両親の介護についてお話ししたいと思います。

うちの両親は共に80代で、自分の事は自分で出来ますが、両親とも免許証を返納し、体も衰えてきたので私が跡取りとして親の介護補助をしています。

父は心臓疾患、母は精神疾患と中程度の認知症です。

父の性格は、簡単にいうとコミュ症かまってちゃん嫌味っぽいです。
長男、家長としてのプライドが高く、何でも相談しないと機嫌が悪くなります。
言って欲しい時に言わないで、「え?今?」って時に大事な事を言います。
それを指摘すると、「なんだ!俺が悪いだか!」と拗ねるので、とても面倒くさいです。

母の性格は、人の言う事は聞かない自分が正しい、マイペース、協調性がないわがままです。
なんでも自分の思った通りに事を進めようとして、家族や周りの人と衝突しまます。
それも病気のせいなのか、性格のせいなのか、両方なのかわかりませんが、とにかく我が強いです。

夫婦仲は決して良いとは言えないです。
父はずっと母に振り回されてきて、家族・親戚・近所付き合いも悪くなっているので、事あるごとに母に恨み節を唱えます。
それでも離婚もせず、父は世話焼きなところもあり、母の世話を口うるさくしています。
父も母も耳が遠く、母は言語障害があるのであまりしゃべらない事もあり、夫婦の会話は成り立ちません。
2人の会話が聞こえてくるのですが、耳が悪い人って声が大きいじゃないですか。
父が母に色々言っているのですが、母の声が小さい事もあり、父には母の声が聞こえず、父は無視されたと思って怒り交じりに母に嫌味を言うというオチが、毎日交わされます。

私、思うのですが、しょっちゅう怒っている人って、物凄いパワーの持ち主ですよね。
そのパワーをもっとQOLに活かせばいいのにと思います。
パワーの持ち腐れですよね(;´Д`)

そんな一癖も二癖もある両親の介護補助は、主に足代わりですね。
車の運転が出来ないので、買い物や病院の付き添い、お金の管理、介護保険の申請や諸々の雑務など、親の身の回りの事をしています。
そのために日中の正社員の仕事を辞めて、今の深夜帯のパートにつきました。

女の一生なんて、バリバリのキャリアウーマンじゃなければ、家族や家庭環境左右されて職が変わります。
私も正社員で働けたのは長くありません。
結婚して子供を産んで育てて、やっとまた働ける!と思ってもすぐに介護がやってきます。
まぁ、まだ家族で生活が維持できれば御の字ですよ。
うちも両親が自分の事が出来るので、私はまだ働く事ができます。
これで寝たきりにでもなられたら、仕事も辞めて収入も減り、老人2人を一人で看ないといけない・・・いや、地獄ですね(;´Д`)

幸いうちの両親は介護度があり、ケアマネもついていて、家も住宅改修手すりをつけたり、介護度を使ってトイレの手すり介護ベッドを借りています。
今、両親はディサービスに週2回通い、温泉に入るのを楽しみにしています。
母は週1回、訪問看護に来てもらい、体の様子を看てもらったり、散歩したりしています。

今、超高齢化社会で年寄りの数の方が多いです。
うちは5人家族中、老人が2人で、後は働いているので、年寄りの年金サラリーで何とか凌いでいます。
でも、買い物に行っても病院に行っても、老人が一人でいる姿をよく見かけます。
ついこの間、私は入院していたのですが、同室のお年寄りも息子と2人暮らしだけど退院後、自宅に戻っても手すりがないし息子にも言えないから退院出来ないと言っていました。
そんな世の中を見ると、我が家は恵まれているんだなーと思いました。
・・・まぁ、父に言わせると、話し相手がいないのが不満のようですが(;´Д`)
嫌味っぽくなきゃ、私も話すんだけどなぁ;つД`)

では、この辺で
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