「手料理災難」

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【早朝】





7歳の盆休みの朝
父親が滅多にしない手料理で
チャーハンを作ってくれた。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

そのチャーハンは
母親のチャーハンより味が濃くて
揚げ玉が入ってって
初めての味で美味しかった。

凄く美味しいと父親に伝えたら
ご機嫌になってくれて
「また作ってやるからな」と
作ってくれる気満々になった。

その後しばらくして
母親が起きてくると
父親が何か料理を作った事を
臭いで解ったようだ。

そして冷蔵庫の中を見た母親は
何だか不機嫌そうな顔をして
「取っといた御飯使っちゃたのね」
とぼそっと言ってた。

この時俺は
何も気にせず弟と外に出かけ
公園で遊ぶ事にした。
(´∀`*)ウフフ

この時住んでた三郷団地住民は
お盆休みになるとみんな帰省して
商店街が一斉に休みになり
ゴーストタウンみたいになる。


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【即お風呂】





公園に到着すると
誰も居ない閑散とした公園で
色々な遊具が我々専用になり
使い放題で遊べた。

しかし弟がまだ4歳だった為
そんな長時間遊ぶ事が出来ず
疲れたから帰ると言い出した。
ε-(・д・`;)フゥ…

なので俺は
まだ遊び足りないのを我慢して
弟と家に帰る事にした。
(´・_・`)ショボン

そしていつもの様に
泥だらけになってるから
玄関で服を脱がされ
お風呂に入れられてしまう。

俺の母親は
外から帰えると手洗いと
うがいだけで済ませてくれず
すぐお風呂に入れる。

最初の頃は
すぐお風呂に入る事が面倒で
イヤイヤ入ってたけど
もう慣れてしまい習慣になってた。

その後お風呂から上がり
弟が疲れたせいか
スグ昼寝をし始めてしまい
1人で遊ぶしかなくなってしまう。


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【買い出し】





母親がこの日の午後
お昼ご飯を食べた後
駅前のヨーカドーに
食料を買いに行くと言う。

しかし俺は
母親からお盆休み中は
買い物に行くのが面倒で
たくさん買いだめしたと聞いた。

なのになぜ駅前まで
わざわざ買い物に行くのか
母親に尋ねてみた。
( *゚ェ゚))フムフム

すると母親は
「パパが朝チャーハン作たり
お酒やおつまみたくさん食べて
足りなくなっちゃったの」と言う。

なので買い出しに行かないと
食料が足りなくなって
餓死しちゃうと言ってた。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ

当時三郷団地のそばに駅が無く
車で10分くらいの所に
最寄り駅の三郷駅があり
そこにヨーカドーがある。

この時期の団地内のお店は
お盆休み中全店しまってて
買い出しに行くとしたら
駅前まで行かないとならない。


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【大酒飲み】





この時俺は
「母親もお酒やおつまみ
たくさん食べるじゃないか」
と思った。

しかしそこの事を言うと
機嫌悪くなりそうだから
全部パパのせいにして
弟と一緒に買い物に向かった。

その後
大量におつまみとお酒を買い
母親がウハウハ気分になって
家に戻ってきた。
ウフフ♪(。-艸・。)

その夜
トイレに行く為夜中起きると
まだ母親と父親が飲んでて
2人で一升瓶1本飲み干してた。

そして翌朝俺と弟は
アニメを見る為朝6時に起き
この時まだ父親と母親は
熟睡中だった。

アニメを見終わった俺と弟は
お腹が空いてきたので
母親を起こして
朝食を作ってもらおうと頼んだ。

しかし
全く起きる気配がなく
完全に熟睡中で返事すらしない。
グウグウ(*´Д`*)


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【金欠】





すると父親がむくっと起きて
「今日も朝食作ってやるよ」と
言って来てくれたので
是非作ってもらう事にした。

そして今回作ってくれたのは
オムライスっぽい何かで
ケチャップご飯の上に
スクランブルエッグがあった!

今回作ってくれたオムライスも
母親のより味が濃くて美味しく
父親の料理の腕に感心してしまう。
*゚。+(n´v`n)+。゚* ワーィ♪

その後食事も終わり
父親が二度寝し始め
朝9時に母親が起きてきた。
ヽ(*゚ェ゚*)ノオハヨウ

そして母親が台所を見ると
また父親が何かを作った事に気付き
何だかびっくりしたようすで
急いで冷蔵庫の中身を確認してた。

すると母親が父親を起こし
「大切な食糧を勝手に使って!」
「もう買うお金ないのよ!」
そう言ってキレてしまってた。

「でもお酒とおつまみ買えたのに
食料のお金がないっておかしい」
そう感じつつこの日の晩御飯は
御飯とみそ汁と漬物だけだった。

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