「誰かに聞いてほしい」
そう思ったのに、次の瞬間、
「でも、こんなことで相談していいのかな」
と思って、言葉を飲み込んだことはありませんか?
ものすごく大きな悩みがあるわけじゃない。
今すぐ何かを解決したいわけでもない。
ただ、なんとなくモヤモヤする。
ちょっと疲れた。
今日あったことを誰かに聞いてほしい。
そんなときって、意外と話せる場所が少ないんですよね。
家族に話せば心配されそう。
友達に話すほどでもない。
職場の人には言えない。
だから結局、
「まあ、いいか」
と自分の中にしまってしまう。
でも僕は、そんな「相談するほどじゃない話」こそ、誰かに話していいと思っています。
僕は福祉の仕事に13年以上携わり、たくさんの方のお話を聴いてきました。
その中で感じてきたのは、人の心って必ずしも「大きな出来事」だけで疲れるわけではない、ということです。
小さな我慢。
ちょっとした違和感。
言えなかった一言。
誰かの何気ない態度。
「本当は嫌だったな」
「ちょっと寂しかったな」
「なんであんな言い方されたんだろう」
そんな小さなものが、少しずつ心の中に積み重なっていくことがあります。
そして僕自身も、仕事や人間関係、転職や退職など、いろいろなことで悩んできました。
だから僕は、誰かが話してくれたときに、すぐ、
「こうしたほうがいいですよ」
「もっと前向きに考えましょう」
とは言いたくありません。
まず大切にしたいのは、
「そう感じていたんですね」
というところです。
話がまとまっていなくても大丈夫。
結論がなくても大丈夫。
同じ話を何度しても大丈夫。
「自分でも何にモヤモヤしているのか分からない」
それでも大丈夫です。
むしろ、話しているうちに、
「あれ?僕が本当に嫌だったのは、ここだったのかも」
「本当は寂しかったんだ」
「怒っていたと思っていたけど、悲しかったのかもしれない」
そんなふうに、自分の気持ちに気づくことがあります。
僕はこれが、誰かに話すことの大きな意味の一つだと思っています。
誰かに答えを出してもらうためではなく、
自分の中にある言葉を、自分自身で見つけるために話す。
それだけでもいいんです。
そして、もう一つ大切にしていることがあります。
それは、
「ただ聞いてほしい」ときに、無理にアドバイスをしないこと。
人には、
「今日は解決策がほしい」
という日もあれば、
「今日は何も言わずに聞いてほしい」
という日もあります。
「どう思いますか?」と意見を聞きたい日もあるでしょう。
だから僕は、そのときのあなたに合わせたいと思っています。
ただ聞いてほしいなら、聴きます。
一緒に整理してほしいなら、一緒に考えます。
意見がほしいなら、僕なりの考えをお伝えします。
その日の気持ちによって変わっても大丈夫です。
僕が今回つくったサービスも、そんな思いから生まれました。
「悩み相談」と聞くと、少し構えてしまう人もいると思います。
でも、
今日あったこと。
ちょっと嫌だったこと。
仕事のモヤモヤ。
家族や友達には言いにくいこと。
誰かに聞いてほしかったこと。
そんな話からで大丈夫です。
そして、一度に全部話さなくても大丈夫。
少し話して、また思い出したら話す。
翌日になって、
「やっぱり、これも聞いてほしい」
と思ったら、また話す。
そんなふうに、自分のペースで言葉にしていける場所にしたいと思っています。
僕は「相談」という言葉を、もっと気軽なものにしてもいいんじゃないかなと思っています。
心が限界になるまで我慢してから話すのではなく、
「ちょっと聞いてほしいな」くらいで誰かを頼っていい。
それは弱さではなく、自分の心を大切にする一つの方法だと思います。
うまく話そうとしなくて大丈夫です。
文章をきれいにまとめなくても大丈夫。
「なんか疲れました」
その一言だけでも大丈夫です。
そこから、ゆっくり始めましょう。
あなたが抱えているものを、ほんの少しだけ外に出すことで、
「あ、少し楽になったかも」
と思えるかもしれません。
僕がつくりたいのは、
**「この人になら、ちょっと話してみてもいいかも」**
と思ってもらえる場所です。
相談するほどじゃない。
こんなことで話していいのかな。
そう思ったときこそ、よかったら話してみてください。
答えを出さなくてもいい時間。
頑張らなくてもいい時間。
ただ、自分の気持ちを言葉にしてみる時間。
そんな時間があってもいいと思います。
今日もいろいろあったあなたへ。
よかったら、その話を聞かせてくださいね。
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