Shopifyがなぜオススメなのか徹底的にお話します。

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こんにちは、
Shopify Plus サポートしているシュンです。

 2020年初頭から日本でもコロナ禍でネットショップ開業する事業者が増え、Shopify(ショッピファイ)の知名度が上がってきたのではないでしょうか。

 Shopifyとは、ECサイト開発及び運営をサポートするカナダの企業です。
これまでECサイトを展開するのに自社でサーバーを用意し、さらにコードを書いて構築していく必要がありましたが、Shopifyの提供するプラットフォームは、基本的にコードが分からなくても高品質のECサイトの構築が可能です。

 サブスクリプション型のサービスモデルで、一番安いプラン(ベーシックプラン)は$29(約3200円)からあり、独自のECサイトを構築するのに何十万円の大金を用意する必要もございません。

 今回のブログでは、「自分の好みに合った自分だけのECサイトを構築したい」人向けです。コードが全く知らない方でもクオリティーの高いECサイトを構築可能できますので、安心して最後までお読み頂ければと思います!4年以上、Shopifyを利用している私が感じた、Shopifyのメリットとデメリットを説明していきます。

メリット

コードが分からなくてもオンラインストアを構築できる

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Shopifyが提供するプラットフォームには、内部構造のシステムがすでに構築されており、プログラムコードが全く分からなくてもECサイトをデザインすることが可能です。 

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 上記の写真はShopify内で、サイトをカスタマイズする実際の画面です。カスタマイズするプラットフォームをテーマと呼びますが、無料と有料があります。初めてECサイトを作る方は、まずは無料のテーマから始めるのをオススメ致します。

 無料でも高品質なサイトが構築可能ですし、細かい設定(画像の配置の順番、商品ページ、カートページ、チェックアウトなど)までカスタマイズできます。有料テーマでは、さらに細かい設定(有料テーマによって異なるが、PCとモバイルで表示する画像を変える等)が出来ますが、ある程度の知見がないと使いこなす事が出来ません。

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 もしECサイト用に画像を万が一準備していなくても、テーマ内で商品やサービスに合わせた高画質の画像を無料で使うこともできます。※差別化するためにも商品やサービスのオリジナル画像を作ることをオススメいたします。

デザイン性の高いウェブサイトを構築できる

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 Shopifyの醍醐味は、何と言ってもデザイン性の高いECサイトが作れることです。私は、ロサンゼルスに住んでいたので、Shopifyの実際のストアに行って、Shopify Guru(Shopifyのカスタマーサポーター)に色々と助けてもらっていたのを今でも感謝しています。

セキュリティーがしっかりしている

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 Shopifyは、セキュリティー面でも世界基準です。米国PCIデータセキュリティ基準審議会が制定するPCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)レベル1を保持しています。

 PCI DSSとは、クレジット産業向けのデータセキュリティー基準のことで、PCI DSSレベル1で以下の6つの項目を満たしています:

• 安全なネットワークの構築と維持
• 脆弱性管理プログラムの維持
• 定期的なネットワークの監視・テスト
• カード保持者のデータの保護
• 強固なアクセス制御対策
• 情報セキュリティポリシーの維持

多言語化&多通貨決済が可能

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 越境向けECサイト構築をお考えなら、Shopifyをご利用することをオススメします。Shopifyでは、越境ECサイトの最大の壁である「言語」と「通貨」を追加設定することができます。さらに100以上の決済サービス(国別で選べます)や配送(海外配送向けのアプリ等)も充実していますので、安心してご利用いただけます。

手数料が業界最安価

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 Shopifyは、クレジットカード手数料以外の取引手数料は発生致しません。Shopifyの基本料金やクレジットカードの手数料は、四つのプランによって異なります。月間の売上がどれくらい立てば、手数料の差額分の恩恵を受けられるのかも記載しました。

【Shopifyベーシックプラン】
基本料金:$29(約3,200円)
日本国内のクレジットカード手数料:3.40%
月間売り上げ目安:0円〜540万円

【Shopifyスタンダード】
基本料金:$79(約8,600円)
日本国内のクレジットカード手数料:3.30%
月間売り上げ目安:540万円〜4,780万円

【Shopifyプレミアム】
基本料金:$299(約32,500円)
日本国内のクレジットカード手数料:3.25%
月間売り上げ目安:4,780万円〜1億8,550万円

【Shopifyプラス】
基本料金:$2000(約218,000円)
日本国内のクレジットカード手数料:3.15%(※1)
月間売り上げ目安:1億8,550万円以上
(※1)月の売り上げが800,000USDを超える場合は、その月の総収益の0.25%が手数料となります。

 手数料だけを比較すると、おそらくほとんどの方がShopifyベーシックプラン(月額利用料約3200円+クレジットカード手数料3.4%)から始められると思います。月間の売上がある程度立つ見込みであれば、他社のサービス(BASE等)に比べて手数料は遥かに安いです。他社とのサービス比較はまた次の機会にお話させて頂きますね。

 ここまでがShopifyの大まかなメリットになります。ECサイトを本格的に運営したい方には、Shopifyをオススメ致します。


デメリット

 ここからはデメリットについてお話致します。正直、キツい説明になるかもしれません。覚悟はいいですか?では参りましょう!

日本市場向けのアプリが少ない

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 Shopifyはカナダ出身の企業であるため、ほとんどのアプリは英語で構成されています。日本向けアプリは現在、約135個程です。

 私は英語を理解できるので、英語圏向けアプリを使っていますが、一方で日本語対応されていないものや日本での利用に向かないものも多くあります。しかし、無料で使える優秀なアプリも実際にいくつもあるので、日本のマーチェントの方にぜひ使いこなしてほしいです。

 強いて言うなら、Shopifyは日本市場で急成長をしており、現在アプリや日本向けのサービスをどんどん強化しています。1〜2年後には、サービスに不満を感じる方は、大分少なくなっていると思います。

Shopifyの情報(日本語)が少ない

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 一つ目のデメリットに関連しますが、Shopify ECサイトをレベルアップさせるテクニックや情報は英語で説明されているのがほとんどです。Shopifyをメルマガ登録していて、ある程度の情報を得ている方はまだ良いですが、英語で探せばすぐに見つかる情報が日本語ではまだまだ少ないのです。

集客はすべて自分で行う

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 Amazon、楽天、Yahooやメルカリは、すでに圧倒的な集客を持っているECプラットフォームです。これらのECプラットフォームを利用する最大の理由は、彼らの戦略的なマーケティングの恩恵(圧倒的な集客)を受けられるからです。ですので販売手数料が、かなり高めに設定されていると言うわけです。

 Shopifyで作られたECサイトは、ドメインもオリジナルになりますし固定客がいない限り、一から集客をしなければなりません。ビジネス経験者の方なら分かると思いますが、ECサイトを立ち上げたからといって、勝手にカスタマーが訪れて商品を買ってくれる、という甘い考えは危険です。

 ECサイトを構築した後も、集客をあげるためのマーケティングを徹底的に行い、売り上げを上げていくのが賢明な戦略と言えるでしょう。

 いかがだったでしょうか?Shopifyのメリット・デメリットをしっかり理解してぜひ検討してみてはいかかでしょうか。もし自分でShopifyのECサイトを構築したいという方は、下記の動画を見てチャレンジしても良いかと思います。

また何かご不明な点やご質問等ある方はお気軽にご連絡ください。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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