昼夜問わずかかってくる母からの電話
始まりは母から今まで自分でできていた事でも
私に確認するような電話が増えてきた…
一人暮らしだから不安なのかな…もう年だし仕方ない…
という程度でした
それから同じ内容の電話が何度もかかってくるようになり
認知症が進行してきたのかと心配はしていたのですが
今では些細な話や、妄想のような話
深夜に「誰か玄関を叩いてるの」「知らない人が窓からのぞいている」
こんな事が毎日、昼夜問わず1日に数えきれないほど…
家では主人や子供に気を使いながら…
日中、会社では休憩時間に見る数回の母からの着信履歴…
気が休まることがなく認知症と分かっていても
ストレスでしかないといった現状です
このままでは、私の心も体も持ちません
かといって、母から電話を取り上げるわけにも…
母からの電話を全て拒否するわけにも…
何か大切な用事があっては…母に何かあっては後悔すると思うと
どうすればいいのか分かりません
こういったことは認知症の方にしばしばみられる行動です
とはいえ受け手にとってはとても精神的な負担が大きく
解決が困難な症状の1つです
まずは、あなたの心身を少しでも守る方法を考えましょう
電話をかけてくる理由として考えられることは
*認知症による強い不安や混乱、恐怖を感じる
分からないことが増えたり、できない事が増えてきていることは
本人も感じています
だから一体これからどうなってしまうのか
漠然と深い苦しみを抱え
本人は強い孤独感と認めてほしい思いを抱えているといわれています
*認めてもらえても、それを忘れてしまう
人は不安があると認めてもらいたいものです
たとえ些細な失敗や不安でも「それで大丈夫」「間違ってないよ」
と認められたい、安心がほしい
だから電話をかけてしまう
特に離れていると電話という手段が支えならなおさらです
しかし、認知症状である記憶障害により
優しく認めてもらった体験自信を忘れてしまいます
*自分で解決できない問題が増えてきた
電話が急に増えてきたタイミングと、認知症の悪化のタイミング
これが重なる場合があります
これまでの生活やサポート体制が限界を超え
本人も周りに問題が発生することが増えた
というシグナルでもあります
このような理由を見てもらって…
電話が頻回に懸かってくることに対してどう対応するかというだけでなく
これまでの本人の生活や状況を見直し
今後どうしていくかを考えるきっかけと考えると良いかもしれません
考えられる対策方法
*電話のつながる時間を制限する
四六時中電話を受けていては身が持ちません
あらかじめ電話がつながる時間を本人に伝え
電話の周辺に掲示したり、シールを貼ったりしてみましょう
「いつも繋がらない」と言われるかもしれませんが
毎回対応したところで回数が減るわけではありません
もちろんそれを守ってくれる可能性は少ないかもしれません
でも時間がかかるかもしれませんが「この時間帯なら家族に繋がる」という
週間的な感じになれば本人にとって安心素材となります
*こちらから電話をかける
1日の決まった時間や決まった曜日に定期的にかけてみる
掛かってくることでつながりを強く感じ
認められたという安心感が生まれるかもしれません
*電話の話をしっかり聞く
本人にとっては毎回「初めての電話」
電話の多さを指摘したり迷惑だと断っても通じません
聞き手は辛い時間になるかもしれませんが
しっかり話を聞いてあげてください
それが、本人にとって満足感に繋がるかもしれません
*客観的な情報を集める
電話が頻回になってきている時には何かしら本人の身の回りで
トラブルが起きていたり、問題が起きていることがあります
本人以外の方に現状を確認してみましょう
ケアマネジャーや地域包括支援センターに相談してみましょう
物忘れがひどくなっただけ、身の回りのことはできていると言ってるし…
と過信しないでください
見えにくい部分で変化が起きているはずです
本人の「SOS]だ気付いてあげてください
あなた一人で考えず、悩まず
介護サービスや地域包括支援センター、民生委員など
多くの人やサービスが本人とあなたを支えてくれます
こんなこと相談しても家族の愚痴にしか聞こえないのでは…
何から話していいのか分からない…
恥ずかしい…
大丈夫!そうやって悩んでいる方はあなただけではありません
まず、相談する勇気を持ってください
介護を続けるには、あなたの元気が必要だからです