入居者様から教わることが人生の考え方について考えさせます。
10年近く介護の世界に入っています。
何でこれまでこの仕事に関われているかというと
・入居者様のこれまでの人柄、体験談を知れる
・入居者様の人柄、体験談を知ることで、自分の生き方を考えられる
・人生の先輩からの意見をもらえること
これらの理由が大きいです。
これまで経験した話を聞けるのは介護に関わらないと難しいかもしれないです。
入居者様は戦争を経験しており、歴史の本以外の知識などあります。
今の社会の土台を作ってきたと言ってもいいかもしれません。
これまで100人近く入居者様に関わり、学んだことがあります。
これまで私が関わった入居者様の話を紹介することで、皆様にとっても人生を楽しく生きる秘訣になればと思い、記事にしました。
よかったらご覧なってください。
仕事が大変ではなかった
100歳以上になる入居者さんがいて、女医さんの仕事をしていた人の話です。
まだ医療体制も十分に整っていない時代を生きてきたので、苦労は沢山あったと思います。
なので私は
「仕事大変ではなかったのですか?」
と聞くと入居者様は
「大変と思ったことはなかったな」
答えました。
すごくないですか?
仕事を楽しくやれていたんだろうと感じました。
文句たらたらで「大変!」「忙しい!」と言わず、今の状況を楽しみながら仕事をしようと思いました。
これまでの長生きする人の特徴として思うことは
・神経が図太い生き方をしてる
・家族様が沢山いて、家族関係が良好である
・本人自身から幸せなオーラを感じる
・明るい人柄を持っている
・人当たりよく、表情がにこやかなことが多い
ように感じます。
近寄るだけでも人を幸せにしてくれそうな気がして、ついつい表情が緩んでしまいます。
入居者様がこれまで自分の家族様達に愛情と思いやりがあったから家族様も大事にしたいし、いい人生を歩んでこれたのではないのかと思いました。
これまで介護の仕事を経験して思うこと
そういう人たちに会えて、家族様達と話していく中でも学ぶことは本当に数知れないです。
全部が全部、いいことだとは限らず、入居者様の認知症の症状(BPSD)がでて
「嫌だな」
と思うときはあります。
思うことは施設で入居者様のストレスがかかっている状況を考えてみてほしいです。
入居者様にとっては施設は家でなく、見知らぬ場所、見知らぬ人と関わっています。
ストレスがあってもしょうがないと思います。
ま職員にとっても認知症は理屈が難しく、納得しづらい人の対応をしているわけで、ストレスがないかというと難しいかも知れません。
ストレスがない生活をするこそ、大変と考えられます。
ストレスがない生活と考えるよりは
「入居者様にとって幸せな過ごし方を考えること」
が大事です。
皆で何かすると考えるよりも
「この人にとって幸せがこれだから今日は実践してみよう」
と言った働きかけで、職場の雰囲気や入居者様の過ごし方が変わるかも知れません。
答えの見つかりづらい職場ではありますが、何もしないこそスタッフ、入居者様にとって退屈でもったいない事です。
「大変!」
とかいう前に
「こういう状況であるからこのようにやってみよう!」
というふうになれたらいい職場だと率直に思います。
そのような職場であったから入居者様は
「大変だと思ったことはなかった」
と言ってるかもしれません。
入居者様と話すとこのような発見があるから面白いと私は感じてます。
まとめ
入居者様にとっていい過ごし方をしていく上で、入居者様の情報はかなり重要です。
・入居者様、家族様と話す
・スタッフ同士の話し合い
が大切と思います。
職員にとっての喜びは
「入居者様の笑顔」
です。
多人数で関わっているからこそアイデアは沢山生まれると思います。
入居者様にとっていい環境を作ることで、自然と「大変!」「忙しい!」と言わずに頑張れるかも知れません。
今の現状ではコロナが流行っており、色々制限していることが出て、ストレスを感じやすくなってます。
小さなことでいいので是非、実践してみてください。
また何か気づきなどあったらブログを書きますので、よろしくお願い致します。
介護の悩みの仕事依頼を受け付けてます。
職場の状態によってどうしたらいいか変わっていくものです。
具体的に相談してみたいと思う人がいたらご利用ください。