こんにちは!
ライティング系と音楽系のサービスを出品しているemiglia(エミリア)です。
ココナラでサービスを探し、興味のあるサービスを見つけて、サービスページを見ると、「購入画面に進む(+有料オプション)」「見積もり・カスタマイズの相談をする」「出品者に問い合わせ(出品者に質問)」というボタンが出てきます。
パソコン画面はこんなかんじで、
スマートフォンだとこんなかんじです。
この他にも、サービスページからではなく、出品者のプロフィールページから「見積もり/仕事の相談をする」と「メッセージを送る」というボタンで出品者に連絡を取ることもできます。
これだけ沢山の"入り口"があると、ココナラでサービスを購入するのが初めての方や、あまり慣れていない方は、何が何やら、どこからどうやってサービスを購入したら良いのか、困ってしまうかもしれませんね。
そこで、今回は購入者の方の不安を解消すべく、どの"入り口"から出品者とコンタクトを取るのが良いか解説いたします。
直接購入/見積もり・カスタマイズ/質問(問い合わせ)の違い
まず、「直接購入(購入画面に進む)」と「見積もり・カスタマイズの相談をする」と「出品者に問い合わせ(出品者に質問)」の3つの"入り口"の違いを解説します。
3つの"入り口"は、それぞれ繋がっているものが異なります。
ココナラにはトークルームとダイレクトメッセージの2つの連絡手段があります。
トークルームは、サービスを購入することによって出品者と購入者だけがアクセスできるページで、ここで取引がおこなわれます。
ダイレクトメッセージは、サービスを購入することなくココナラユーザー同士でやりとりできる機能です。
トークルームは取引の場、ダイレクトメッセージ(DM)はサービスを購入しなくても使えるココナラユーザーの連絡手段と覚えておきましょう。
<直接購入→トークルーム>
「購入画面に進む」ボタンを押し、決済が完了するとトークルームが開きます。ここで出品者との取引が開始されます。
<見積もり・カスタマイズ→フォーム>
「見積もり・カスタマイズの相談をする」ボタンを押すとフォームに移動します。必要事項を入力して送信すると、出品者のダイレクトメッセージに相談が届きます。相談を確認し見積もりを算出した出品者から、ダイレクトメッセージ宛てに見積もりが届きます。相談内容や希望金額などの条件によっては「辞退」の連絡が届くこともあります。
見積もり金額で購入すると、トークルームが開き取引開始となります。
<質問(問い合わせ)→ダイレクトメッセージ>
「出品者に問い合わせ(出品者に質問)」ボタンを押すと、ダイレクトメッセージのページが開きます。
[「〇〇〇(サービス名+サービスURL)」に関して質問です。]という文面が冒頭に自動で表示されるため、どのサービスに関する問い合わせなのかということが出品者に伝わります。
3つの"入り口"の使い分け
直接購入、見積もり・カスタマイズ、質問(問い合わせ)の3つの"入り口"は、それぞれ繋がっているものが異なるということが分かりました。
では、どのように使い分ければ良いのでしょうか。
事例も併せて見ていきましょう。
<1.直接購入>
事前にDMで出品者に連絡することなく、いきなり直接購入してしまっても問題ない主なケースは下記の3つです。
・PDF商材や画像や文章の詰め合わせなど、既製品の購入
・サービスの値段や条件が変更していない際のリピート購入
・サービス内容を熟読した上で「見積もりや事前相談の必要が無い」と判断できるもの
1つめのケースは、こちらのサービスのように既にできあがったPDFデータを購入するようなサービスに適用されます。
3つめのケースは、私のサービスを使って具体的に解説します。
こちらのサービスの「サービス内容」は以下の通りです。
<サービス内容>
ご提示頂いた「お題」からイメージを膨らませ、800~1,500字程度のフィクションミニストーリー(ショートショート)を作成いたします。
・「お題」1つ(例:りんご、チョコレート、傘、傷ついた雀、夜のネオン、etc...)
※一般的な単語でご指定ください。
・常体(〜だ、である)、敬体(です、ます)のご指定(どちらでも良い場合は「指定なし」)
・ストーリーのテイストを下記よりお選びください(複数選択可)
【ハッピーエンド・バッドエンド・コミカル・シリアス・ほっこり・泣ける・切ない・怖い・ブラックコメディ・まじめ・完全おまかせ・その他(自由にお聞かせください)】
ご依頼時には以上"のみ"を『必ず』お教えください。
また、商用にお使いいただいても構いませんが、上記以外の内容のご要望は受け付けません。
あくまでも「完全自由作文」のサービスです。
※一部の内容をカットしております。
このサービスを見て「購入したいな」と思った場合、「よし、お題は"梅雨"で、文体は"常体"、ストーリーのテイストは"切ない"で!」という依頼内容を、直接購入後にトークルームに送ればOKです。
ただ、例えば「できれば1週間以内に欲しいけど確約まではしてもらわなくても良いんだよなぁ」や「物語の設定までこちらで指定することはできるのかなぁ」など、疑問に思う事や質問したい事がある場合は、出品者にDMで相談しましょう。
<2.見積もり・カスタマイズ>
「見積もり・カスタマイズの相談をする」の使い時は、依頼内容が詳細に確定していて、かつ金額が自分ではハッキリと算出できない時です。
これも、私のサービスで詳しく解説いたします。
<サービス内容>
ピアノ伴奏を録音し、音源データ(mp3)をご提供いたします。
※事前にご希望いただければWAVでの納品にも対応いたします。
レベルA:6分2,000円+30秒120円/バイエル程度
レベルB:4分2,000円+30秒250円/簡単なJ-popの伴奏程度
レベルC:2分2,000円+30秒400円/一般的なJ-popの伴奏、中高の合唱曲の伴奏程度
レベルD:2分3,000円+30秒700円/ソナタアルバム程度
レベルE:2分5,000円+30秒1,200円/伴奏が派手なオペラアリアの伴奏程度
※レベルC以上はテンポを落として演奏したものを機械にかけてテンポアップさせる処理をおこなった場合の、参考動画の音質②の価格設定です。演奏段階で指定のテンポで弾いたものをご希望の場合は追加費用にて対応いたしますのでご相談ください。
※各レベル、音質についてはサンプル動画をご確認ください。参考の伴奏譜の画像もございます。併せてご確認ください。
上記は目安の料金ですので、まずはお気軽にダイレクトメッセージにてご相談ください♪
<購入にあたってのお願い>
まず、希望の伴奏の楽譜を「見積り・カスタマイズの相談」宛にPDFか画像データをお送りください。テンポ指定、ご予算、ご希望納期などのご要望も併せてお伝えください。
楽譜がお手元に無い場合は
https://coconala.com/services/83774
こちらの伴奏作成サービスをご利用いただくか、お問合せください。
※一部の内容をカットしております。
このサービスの場合、事前問い合わせ無しで直接購入できるケースはほぼゼロです。強いて挙げれば、何度も依頼して費用算出の仕組みを熟知した購入者の方ぐらいでしょうか。
「購入にあたってのお願い」にも「見積もり・カスタマイズの相談」宛に楽譜データを送るよう書かれていますし、「サービス内容」にも「まずはダイレクトメッセージにてご相談ください♪」と書かれています。
「見積もり・カスタマイズの相談」を利用できるのは、楽譜データが手元にある人だけです。なぜなら、出品者(私ですが…)は、楽譜を見て曲の長さとレベルを割り出して見積もりを算出するからです。
楽譜が無ければ見積もりの出しようがありません。
楽譜が手元に無い場合や、そもそも依頼する曲がまだ決まっていないという場合は「見積もり・カスタマイズ」ではなく、「質問(問い合わせ)」でDMから連絡をするのがベストです。
私自身のサービスを例に上げましたが、イラスト、デザイン、HP制作、ライティングなどの制作系のサービスで「見積もり・カスタマイズの相談」を利用する際には、見積もりが出せるレベルできちんと依頼内容を固めてから出品者に伝えましょう。
<3.質問(問い合わせ)>
「出品者に問い合わせ(出品者に質問)」ボタンを押してDMで事前に問い合わせをすると良いのは、下記のようなケースです。
・ちょっとした質問
・フワッとした相談
・事前DM相談が必要なサービス
まだ具体的な依頼内容は決まっていないけれど、こんな依頼はできるのかな、大体いくらぐらいかかるのかな、どのくらいの期間でやってくれるのかな、といった抽象的な相談はDMで送るようにしましょう。
ここで「見積もり・カスタマイズ」を使ってしまうと、出品者が見積もり算出できず、困らせてしまうことになります。
また、購入や問い合わせの前に、必ず「サービス内容」と「購入にあたってのお願い」を熟読するようにしましょう。
「必ず事前にダイレクトメッセージでご相談ください」と書いている出品者は多く、そう明記しているにも関わらずいきなり購入されて困ったという声が実際に上がっています。
プロフィールページの「見積もり/仕事の相談」と「メッセージを送る」
サービスページからではなく、出品者のプロフィールページから問い合わせることもできます。
<見積もり/仕事の相談>
「見積もり・カスタマイズの相談」と同じように見積もり相談ができます。
出品者は見積もり算出しなければならないため、依頼内容が詳細に確定していて見積もり算出ができる状態の方が利用するのに適しています。
<メッセージを送る>
出品者にダイレクトメッセージを送ることができます。
[「〇〇〇(サービス名+サービスURL)」に関して質問です。]という文言は冒頭につきません。何も無い白紙の状態からメッセージを打ち込んで送信することになります。
プロフィールページから出品者に問い合わせる必要があるケース
サービスページからではなく、プロフィールページから出品者に問い合わせる必要があるケースとしては、下記の例が考えられます。
・複数のサービスを組み合わせた依頼
・依頼内容がどのサービスに該当するか分からない
・依頼内容に合致するサービスは出品されていないが、この出品者ならきっとできる!と思って相談してみたい
・依頼したいサービスが「満枠対応中」や「受付休止中」となっている
など、要するに「どのサービスページから問い合わせたら良いか分からない」か「サービスページからは問い合わせられない」というケースです。
プロフィールページの「見積もり/仕事の相談」から購入するとサービスの販売実績に反映されない!?
プロフィールページの「見積もり/仕事の相談」から問い合わせて、そこで算出された見積もりで購入した場合、出品者の販売実績数には反映されますが、出品サービスの販売実績数には反映されません。
この数字には反映され、加算されますが、
こちらの数字には加算されない、という事です。
どのサービスにも属さない依頼となるため、当然といえば当然なのですが、出品者としてはサービスの販売実績数を増やしたい!という思いがあるため、サービスページから「見積もり・カスタマイズの相談」ができる場合は、是非そちらから相談してください。
出品者のリアルな「困った!」の声
ここからは、実際にあった出品者の「困った!」の声をお届けします。
購入を検討しているけれど、どこからどう問い合わせたら良いか分からないという方は、参考にしてみてください。
ケース1
事前の問い合わせ無くいきなりサービスを購入され、基本費用では対応できない依頼内容だったため追加費用について案内したら、ものすごく値切られた挙句「そんなにかかるならキャンセルで」と言われてしまった。
ケース2
「見積もり・カスタマイズの相談」として送られてきたのが「今って対応していますか?」という、完全にDMで問い合わせるべき内容だった。
ケース3
何度も購入している購入者に「次からは同じ依頼内容であれば直接購入で大丈夫ですよ」と伝えたにも関わらず、毎回DMで問い合わせが届き「どこから購入したら良いですか?」と質問される。
このように、3つの"入り口"を誤ると出品者を困らせてしまいます。
特に「いきなり購入」と「見積もりの出しようが無い、見積もり・カスタマイズの相談」は要注意です。
ココナラの購入に慣れていない方は、まずは「出品者に問い合わせ(出品者に質問)」から、出品者にコンタクトを取ってみるのがおすすめです。
おわりに
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
サービス購入前に事前問い合わせが必要かどうかという表題の答えは「サービスによる」というものになります。
「サービス内容」や「購入にあたってのお願い」に「事前にお問い合わせください」と書かれているサービスについては、事前問い合わせは必須となります。そう書かれていないものでも、依頼内容によって金額が変動するものについては事前に問い合わせた方が無難でしょう。
直接購入、見積もり・カスタマイズ、質問(問い合わせ)の3つの"入り口"から出品者とコンタクトが取れるココナラ。
便利なようで複雑でもあるため、不慣れな方は戸惑ってしまうかもしれません。
この記事が、どこからどうやってサービスを購入したら良いか分からない!という方のお役に立てれば幸いです。
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