子供の問診(専門学校の先生の教えなんて聞いちゃダメ)

記事
学び
小学生や中学生が来院するケースが多い治療院さんがあると思います。僕は専門学校で、そのケースはこう対応しろと先生に言われました。

「子供に問診している時に親が口を挟んでくる事が多い。そうすると子供の本当の症状を見誤る事がある。だから親御さんには極力待合室で待っていてもらうと良い」
この時は真剣に聞いていましたが、今思い返すと笑っちゃいますね(先生方にご恩はありますが)こんな教えを守っていたら一生子供の患者さんが口コミで来てくれる事はありません。


1.また通院するか否か?決定権は誰が握っているのか?

先生の治療院に通うかどうか?その決定権は誰が握っているんでしょう?相手は小中学生です。8割方明らかに親御さんですよね?それなのに親御さんには待合室で待っててもらう?何を言っているんでしょうか?

もし貴方が車のディーラーだとします。ファミリーカーが欲しいご夫婦が来店しました。購入するかどうかの決定権は奥さんが握っているとします。

それなのに貴方は一生懸命旦那さんにだけ商品の説明をするでしょうか?もしそんなことをしていたら、恐らく結果は出ませんし、使えない社員というレッテルを貼られるでしょう。



2.親御さんには真横で一部始終全て見てもらう

大切な我が子がどんな状態なのか?どんな治療をされるんだろう?知りたくない親御さんなんて基本的にはいません。すぐにお子さんが寝ているベッドの横に案内し、症状から治療内容まで全てを説明した方が良いと思います。

その時に子供と親、どちらかが置いてけぼりになってもいけません。子供にもわかりやすく語りかけて症状を説明しながら、更に親御さんの立場からも分かりやすく説明をするんです。

これは非常に頭を使います。ですがこれこそが患者さんを呼ぶ事が出来るコミュニケーションだと僕は思っています。



3.”魅せる技術”を持っておく

説明の後はビフォーアフターをしっかり魅せる事が必要です。見せるのではなく魅せるんです。親御さんは素人です。素人でも分かる様なビフォーアフターの魅せ方が必要です。

例)明らかに足関節の可動域が変化している。姿勢が改善されている。疼痛が減退している…etc
先生方各々で、この魅せる技術を持っていると良いです。あ、全然違う!と親御さんが声を上げたら、必ずその後も通院してくれるはずです!

何故なら親切に子供の隣で症状と治療内容まで説明してくれて、ビフォーアフターで明らかに我が子が改善している事が分かる。逆に通わない理由はありません。

決定権を誰が持っているのかを見誤ってはマズイです。患者さんに良さを分かってもらうのは当然です。ですが決定権を持つ親御さんを巻き込まない限り、小中学生がリピーターになってくれる事はあり得ません。

必ず親御さんも一緒に同席してもらいましょう!
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す