はじめに
就職活動をしていると、どうしても「人気の業界」「有名な会社」「イメージの良さ」で仕事を選びがちです。
ですが、入社してから「思っていたのと違った」と感じてしまう人も少なくありません。
では、どうすれば自分にマッチする仕事を選べるのでしょうか。
大事な視点はシンプルで、次の2つです。
★日々、誰を相手に、何をする仕事なのか?
★その仕事では、何が成果とされるのか?
この2つを押さえて考えると、ギャップが少なく、自分に合った仕事を選びやすくなります!
具体例:食品メーカーの営業職
学生さんに人気の就職先のひとつに「食品メーカー」があります。
私も毎年たくさんの方と面談を行なってきましたが、特に就活スタートの時期なんかは、1日2〜3人と面談したところ「全員が食品メーカー志望だった」ということもありました。笑
ただし、メーカーは「総合職」として採用する場合が多く、実際に配属されるのは営業職が圧倒的に多いです。
事務系や企画系を希望していても、まずは営業を経験してから、というケースがほとんど。
ですので、食品メーカーを志望するなら「少なくとも数年は営業として働く」心づもりを持っておくことが大切。
そうすれば入社後のギャップも少なくなりますし、面接でも説得力のある志望動機を話せます。
食品メーカーの営業職:「日々、誰を相手に、何をするか?」
食品メーカーの営業を例にすると、相手はスーパーやコンビニなどの小売店の店長、エリアマネージャー、仕入れ担当の方々です。
日々の仕事は、例えば牡蠣などが挙げられます。
・自分の担当エリアを回る
・新商品の提案をする
・店頭でのプロモーションをお願いする
・自社商品の棚割りを増やしてもらうための交渉をする
といった活動になります。
さらに、商品の販売データをチェックして売れ行きを分析したり、他社製品との競合状況を確認したりすることも大切な仕事のひとつです。
食品メーカーの営業職:「何が成果とされるのか?」
食品メーカーの営業にとって、一番の成果はシンプルです。
「自分の担当エリアで、自社の商品がどれだけ売れたか」。
店頭での売上数字が、そのまま成果に直結します。どんなに良い提案をしても、売上につながらなければ評価はされません。
どんな人が活躍できる?
ここまでで、仕事内容についての解像度は上がったと思います。
そしたら次は、その仕事を自分に引き付けてみて、「自分にマッチする仕事なのか?」を考えてみましょう。
ここで大切なのは、「その仕事の、大変な部分」を想像してみることです。
学生さんの仕事研究の様子をお伺いしていると、「お仕事のやりがいが何か?」は語れても、「大変な部分は何か?」をリアルに捉えて言語化できている人は少ないなと感じます。
(これは、学生時代の私もそうでした。。。)
なぜなら、会社説明会などでは、”大変な部分”よりも、”やりがい”をアピールすることが多いからです。
例えば、食品メーカーの営業職の”やりがい”を想像してみましょう。
よく言われるのは、こんな感じです。
・自分の担当エリアのお客様(小売店の店長)から、「君の会社のこの商品、よく売れてるよ!ありがとう!」と感謝されること
・自社の商品を購入しているお客様を目の前で見ること など。
でも、これは多くの人にとって「嬉しいこと」であり、そこでは特性の差は出にくいものです。
一方、大変な部分はというと、こんな感じです。
・競合商品との差別化を考える
・売れ行きが落ちた時に原因を分析する
・売っていただけるように粘り強く交渉すること など。
これらの内容は、”やりがい”と比較すると、向き・不向きが分かれるものですよね。
”やりがい”で羅列しているような「感謝される」「喜んでもらえる」ということは、大体の人が嬉しく感じるもの。
でも、「どうしたら売れるか」を考えたり、自分の提案を飲んでもらえるように考えて交渉していくことなどは、好き嫌いが分かれる行為だと思います。
逆に、
「売れない時に原因を探って改善するのが好き」
「断られても工夫してもう一度挑戦できる」
そんな人は営業に向いている、と言えるでしょう。
ちなみに、面接で企業が見ているのも、同じ視点です。
「自社の仕事にやりがいを感じてくれるか?」よりも、「自社の仕事の大変な部分を乗り越えられるか?すぐ辞めないか?」という点の方がウエイトが大きいのです。
そのため、自己分析をする時も、企業研究をする時も、「やりがい」だけではなく、「大変さ」に注目して考えるのがおすすめです。
まとめ
就活では、会社の知名度や条件、商品への興味・共感などに目がいきがちですが、長く働けるかどうかは「日々の仕事のリアル」をどれだけ理解しているかが結構大事です。
どれだけその会社のことや商品のことを気に入っていても、目の前の仕事が合わないと続きません。
日々、誰を相手に何をする仕事なのか?
その仕事で成果とされるのは何か?
大変な部分を自分は苦なくできそうか?
この3つを押さえて考えると、自分に合った仕事を選びやすくなります。
就活は「自分に合った環境で力を発揮できる場所」を探す時間。
ぜひ、この視点を持ちながら、納得できる選択をしてみてくださいね!
★「自分が志望している仕事は自分に合っている?」など不安がある方は、ぜひオンラインでの就活相談(60分)にお越しくださいね^^