タイプ別:会社を去るひと

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コラム
「人生100年時代」を応援するライフステージコーチのタムシンです。
普段は都内の民間企業で、新規事業開発のリーダーをしています。
コーチングを使って自身のリーダーシップ開発を実践しながら、副業としてコーチングセッションを提供しています。
 最近、身の回りで会社を去るひとが増えてきました。
 わたしが「転進支援制度」が適用される中高年世代になったからです。
 転進支援制度とは、退職金を上積みするなど有利な条件を用意するので、「会社を去ってもらっていいですよ」と戦力外の中高年世代にやんわりと退職を促す制度です。
 制度を利用して「去る人」と「残る人」に対応は分かれます。
 私は副業で、「中高年向けのライフステージ転換期」を主なテーマとしてコーチングしているだけに「いつ会社は去るべきか」「何をもって自分の中で会社人としての終わりを決めるか」については、真剣に考えています。
 これまで、会社やコーチングしてきたひとの中から、いくつかのタイプを見てきました。会社を去ることにどんな意味を持たせるかは、ひとそれぞれで、コーチはその決断と次の目標設定を全力で応援します。
 自分が会社をいつ・どのように去るかを決断する時のためにも、これまで見てきたひとをカテゴリ別に整理としてまとめてみたいと思います。

①あなたが許せない型

□状況:
 会社で評価されない、部下が上司になった、閑職に飛ばされた……など会社に残っても辛いことばかりで、もう会社のことが嫌いになったひとです。
 退職時の公式挨拶ではハッキリ言いませんが、本音を話し出すと会社批判が止まらなくなります。
 同期が役員に昇格する世代でもあり、自己肯定感が低く嫉妬心が強くなっていることも多いです。
□よくあるセリフ:
 「もうこの会社も終わったな」
□コーチングをする際のアプローチ:
 「この後どうするんです?」と次の目標を質問しても、「そもそも会社が……」ともう辞めると決めた会社批判に逆戻りします。
 根気よく「過去ではなく、いま何をするんですか?」と繰り返します。
 「わたしは被害者である」という思い込み・固定観念を持っていれば、視点を変えてアプローチしてみます。

②他のひとが好きになってしまった型

□状況:
 いまの会社より他社での再挑戦にやりがいを見つけたひとです。
 会社が嫌いになったのが契機かもしれませんが、それよりキャリアを生かして転職を決めたこともあって、会社への恩義を感じています。
 他社に転職、または独立起業することもあって、若干の負い目を感じています。業務引き継ぎのときは低姿勢です。
□よくあるセリフ:
 「ごめんね」「迷惑かけるね」
□コーチングをする際のアプローチ:
 自分が好き勝手やって周囲に迷惑をかけたと罪悪感を持っている場合は、新しい挑戦に焦点を当て、前向きな未来に向けた思考を促します。

③ひとりになりたくて型

□状況:
 もう働くことに疲れてしまい、次に何をするか決めないまま「とりあえず辞める」ことを決断したひとです。
 退職を宣言した後はスッキリした表情で、残った有休はフル消化するなど、会社が用意する福利厚生のメリットは最大限に享受します。
 ワークからライフへと価値観を転換させ、これから何をしようかと楽しみでワクワクしています。
 年金が重要な生活費になるので、会社の業績はそれなりに気になります。
□よくあるセリフ
 「みんな頑張ってね」「もうじゅうぶん会社には尽くしてきた」
□コーチングをする際のアプローチ:
 会社への未練は少ないので過去は振り返りません。
 「何も決めずに」というところが気になりますので、計画を行動に落とし込んだ進捗管理でしっかりとフォローが必要かもしれません。
 楽しい夢を見ている中で現実を突き付けることを嫌がる場合は、夢と現実のギャップを示した「GROWモデル」を使ってキッチリと詰めていくのがよいでしょうか。

④トキメキがなくなった型

□状況:
 倦怠期のように仕事に情熱を燃やせなくなったひとです。
 中堅まではバリバリ働いていたのに、急に精彩を欠いてしまいます。
 かつては必死でやれば結果が出たのですが、本社にあがって管理職の階段を歩み始めるとマネジメント業務が増えてきます。
 管理職ともなれば、直属の上司は本部長、役員クラス。ボスとの相性が悪ければ逃げ場はありません。ため息が増え、会社に行くのが憂鬱です。
□よくあるセリフ
 「前はもっとさぁ」「こんなことのために頑張ったんじゃない」
□コーチングをする際のアプローチ:
 社内での勇気くじきに疲れ果ててしまって、体内のエネルギーが枯渇している状態です。
 しっかりと勇気づけして、自己肯定感をもって自身を立て直すことを応援したいです。


 わたしが会社を去るとしたら、タイプ④かなぁと思います。
 会社や仕事に何もトキメキが見いだせなくなったら、「そろそろ去るべきかな」と身を引きたいと思います。
 自身の中では会社人生の7-8合目まで上がってきた感はあります。
 今のキャリアの終わりを見据えながらで、次のキャリアステージを今から準備しはじめたいと思っています。

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タムシンコーチのプロフィール

人生100年時代を応援するライフステージコーチのタムシンです。
副業プロコーチ。普段は民間企業で新規事業開発を担当する40代マネージャー。対話を通じて悩みや不安、ストレスを生じさせる問題を探り、目標達成をお手伝いします。皆さまの成長がなによりの喜び。コーチング組織CTIの応用コース修了。コーチング×MBA×ポジティブ心理学のかけ算を実践中
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